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【AirPodsとそっくり!?】3,000円台で買える『EVIO ワイヤレスイヤホン』を正直にレビュー

うえだりゅう

最近のイヤホンといえばコードの無いワイヤレスタイプが主流ですが、値段の高い物が多く、有名メーカーだと10,000円~というのが相場です。これでも安いくらいかも。

また、ワイヤレスイヤホンは小型のバッテリーを搭載しているため、使えば使うだけ1度に使用できる時間が短くなっていきます。

バッテリーの劣化』に関しては安い物でも高い物でもあまり変化がなく、毎日使っていればおおよそ1年半~2年ほどでどんな製品でも電池が持たなくなってしまいます。

それじゃあ高いのを買っても勿体なくない?

そんな理由から“できるだけ安くて普通に使える”ワイヤレスイヤホンを探していたところ、よさげな物があったのでレビューします。

EVIO F6 TURE WIRELESS EARBUDS

今回紹介するのはEVIO(エヴィオ) というメーカーの『EVIO F6 TURE WIRELESS EARBUDS(エヴィオ F6 トゥルー ワイヤレス イアーバッズ)』です。

本来3,000円台で購入できる製品ですが、今回は2021年のAmazonニューイヤーセールにて2,375円で購入できました。

さらにAmazonポイントを8円分使用したので2,367円で激安購入することができました。

こういったあまり名の知れないメーカーの製品はセール時にガクッと値段が下がることが多いって知っていましたか?

無名メーカーの製品の中からイイものを見つけておけば、壊れてしまってもショックが少ない&繰り返し購入できるので、意外と穴場だったりするんです。

製造会社の『EVIO(エヴィオ) 』って?

EVIO(エヴィオ) 』という会社名を聞いてパッとわかる方は日本にはいないと思います。

主にイヤホンなどを販売している中国のメーカーです。日本国内では主にAmazonで製品の取り扱いがあり、レビューの平均は4.5となっているようで、販売しているイヤホンのクオリティが高い事がうかがえます。

自身でもチェックしてみましたがサクラレビューは少ない印象でした!

中には2回以上購入している方も見かけましたので、購買意欲をそそられてしまいました。(しかも1,500円OFFでAmazon最安値…)

このような経緯から今回購入&レビューに踏み切りました

F6 TURE WIRELESS EARBUDSのスペック

F6 TURE WIRELESS EARBUDSのスペックを軽く紹介します。(製品名が長いので、ここからは“F6”と呼びますね。)

EVIO F6 スペック
イヤホン形状 インナーイヤー型
(非密閉型)
ノイズキャンセリング CVC8.0ノイズキャンセリング搭載
(アクティブノイズキャンセリングは非搭載)
対応プロファイル HSP(Headset Profile)
HFP(Hands-Free Plofile)
A2DP
AVRCP
ドライバー 10㎜ HI-FIスピーカー
充電端子 USB Type-Cソケット
Bluetoothバージョン Bluetooth5.1
イヤホン操作 LR各1ボタン (物理ボタン搭載)
イヤホン重量(実測値) LR各3.4g (計6.8g)
公式では各3g
充電ケース重量(実測値) 36g
イヤホンバッテリー容量
連続再生時間
45mAh (左右合計90mAh)
連続3時間再生
ケースバッテリー容量
合計再生時間
500mAh (最大5回充電)
合計30時間再生
対応OS iOS、Android、Windows

あくまでスペックだけを見た感想だとAirPodsよりも長く使用でき、バッテリー容量も多い。Bluetooth5.1にも対応しており、充電ポートもUSB Type-Cを採用しているため、かなり使い勝手のいいワイヤレスイヤホンという評価ができそうです。

開封&同梱物を紹介

同梱物は以下の通り。

EVIO F6の同梱物

  • イヤホン本体×2 (L×1・R×1)
  • 充電ケース
  • USB to USB Type-C充電ケーブル (45㎝)
  • 取り扱い説明書
  • サービスガイド

とてもシンプルな内容ですが、充電ケーブルが45㎝もあるのは地味にうれしいですね。中国製の製品の充電ケーブルは10~20㎝の物が多いため、いつもゴミ箱行きになってしまいます。笑

形状や加工精度(AirPodsにそっくり…)

形状はAirPodsとほとんど一緒です。ケースが四角く分厚い箱型となっていますが、それ以外は結構似ていますね。

充電端子、ヒンジ(継ぎ目)の構造、ペアリングボタンの位置はすべて同じ位置になります。

唯一違うのは充電端子です。

もちろんApple製品ではないのでライトニング端子ではありませんが、3,000円台という価格帯でUSB Type-C端子を搭載している部分はかなり評価が高いです。

普及してきたとはいえ、まだまだ廉価製品にはminiB端子が多いですからね。

イヤホンをケースから出してみると、これまたAirPodsとそっくりです。

唯一の違いとしてEVIO F6は金色の部分が物理ボタンとなっており、AirPodsはタッチセンサーとなっています。個人的には物理ボタンのほうが誤動作しないので好みではあります。

現在Android用として僕が常用しているANKER Soundcore Life P2も物理ボタンを搭載しており、誤動作を全く起こさないので気に入っています。

»長期使用レビュー!ANKER Soundcore Life P2を徹底レビュー(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)

EVIO F6に搭載されている物理ボタンに割り当てられた機能を紹介します。

イヤホン本体の物理ボタン操作

  • 電話の受信
    →1回押す(左右いずれか)
  • 電話の終了
    →1回押す(左右いずれか)
  • 受信の拒否
    →2秒間長押し(左右いずれか)
  • 前の曲へ
    →2回押す(左イヤホン)
  • 次の曲へ
    →2回押す(右イヤホン)
  • 再生/一時停止(音楽)
    →1回押す(左右いずれか)
  • 音量+
    →連続3回押す(右イヤホン)
  • 音量-
    →連続3回押す(左イヤホン)
  • 音声アシスタント(Siri・Googleアシスタントなど)
    →2秒間長押し(左右いずれか)
曲送りや音量調節がイヤホン側でできるのはうれしいですね!

イヤホンの形状に戻ります。

若干形状は違っていますが耳に入る部分の形状は全くと言っていいほどAirPodsと同じなので、装着感はAirPodsその物という感じです。Appleのイヤホンが耳に合う人であれば、EVIO F6も必ずフィットするはずです。

充電端子はケースの穴奥に設置されています。ここも若干形状が異なりますが、特に問題のある点ではありません。

イヤホン側はこんな感じ。EVIO F6は端子の部分がくぼんでいるので、ゴミなどが使っていると充電不良になる可能性があるかもしれません。

ここまでEVIO F6の外観をくまなくお見せしてきましたが、全体的に“加工精度が驚くほど高い”事が分かります。

よくあるプラスチックのチャッチイ感じは全くなく、外観は1万円以上の製品と比較してもそん色のないレベルです。持っている人を見かけても『あれ、安物だ…』なんて思われる心配はないでしょう。

ケースとイヤホン本体のランプ点灯パターン

EVIO F6はイヤホン本体ケース前面LEDランプを搭載しており、状況によって光り方は変化します。

充電ケースのLED点灯パターン

  • 充電中
    →緩い点滅(電池残量によって色が変化)
  • 充電終了
    →青点灯
  • ケースの電池残量が25%以下
    →赤いランプ点滅
  • ケースの電池残量が50%~25%
    →赤いランプ点灯
  • ケースの電池残量が75%~50%
    →橙色ランプ点灯
  • ケースの電池残量が75%以上
    →青いランプ点灯

充電状況がケースのランプ点灯で確認できるので便利です。

続けてイヤホン本体のランプ点灯パターンを紹介します。

充電ケースのLED点灯パターン

  • 手動で電源オン/オフ
    →赤ランプ1回点灯
  • 充電中
    →赤ランプ常時点灯
  • 充電完了
    →消灯
  • 接続先未設定
    →青赤が交互に点滅

物理ボタンが点灯する仕様に驚きましたが、耳につけている間は光らない設計になっているため、音楽を聴いている時にロボットみたいに自身が光ってしまうことはありません。

音質とマイク品質をチェック

簡単な音楽再生と通話にてスピーカーとマイクの性能や音質をレビューします。この部分はどうしても体感に個人差があるので参考程度にしておいてください。

ちなみに、今まで使ったことのあるワイヤレスイヤホンは以下の通り。

今までに使ったことのあるイヤホン

  • Apple AirPods
  • Apple AirPods Pro
  • SONY WF-1000XM3
  • Anker Soundcore Life P2
  • SiliconPower Blast Plug BP81
  • ドンキホーテの999円ワイヤレスイヤホン

これらのワイヤレスイヤホンと比較して音質をレビューします。

音楽再生の音質

まずは音楽を再生した際の音質のレビューです。

同じ形状のApple AirPods比較すると低音域が弱い傾向にあります。普通に装着して、耳が解放状態になっている時には低音域が弱く感じますが、耳に押し付けて隙間を無くして聞くと低音が少し強くなります。

高音域と中音域はある程度クリアに聞こえますが、やはり高級イヤホンと比較すると劣る音質です。

かといって、音楽を聴くときに音楽に没頭できるレベルの音質はクリアしていると思います。

ノイズが入ったり、こもっている音ではないため、3,000円台で購入できるワイヤレスイヤホンという点では合格ラインを超えているかな?といったような音質だと感じました。

マイクの音質(相手にどう聞こえるか)

マイクのテストは電話番号を使用する電話とLINE電話にてテストを行いました。結果はどちらの通話でも全く同じ。

マイクで拾う音質はAirPodsのマイクを少しだけ(ほんとにほんとに少しだけ)こもらせたような音質で、同時に比較しなければわからない程度の僅差でした。通話は全く問題ありません。

ただし、使用者の声質によってごくごく小さなハウリングを起こすことが分かりました。

男性の低い声がイヤホン内で反響してしまって起こすハウリングだと思われます。女性の声で検証したところ、ハウリングは全く発生しませんでした。

個体差かもしれませんが、そこまで気になるものではありません。

今回の検証3,000円台としてはかなり優秀な結果となりました!

最大の利点『TWS+』に対応している(と思われる)

今回の検証で最も驚いた部分です。

公式や説明書に記載はありませんでしたが、おそらくTure Wireless™Stereo Plus(TWS+)規格に対応していると思われます。

左:TWS規格 右:TWS+規格】 米クアルコムより引用

安価な価格で販売されているイヤホンの大半がTure Wireless™Stereo(TWS)という通信方式が使われており、基本的には『先に出したほうのイヤホンが親機、後に出したほうが子機』となり、スマホから親機、親機から子機という順で音声データが送信されます。

この時に左右で音の遅延はありませんが、から耳で使いたいときに『親機から先にケースにしまう(電源を切る)と子機の接続も切れてしまう』という重大な欠点を抱えています。

また、親機のほうがバッテリー持ちが悪くなるというのも特徴の一つです。

一方、AirPodsなどの高級モデルに使用されている規格、Ture Wireless™Stereo Plus(TWS+)は左右両方にそれぞれBluetooth無線で接続する通信方式であるため、どちらをケースに戻しても常に外に出ているイヤホンを使用し続けることができます。

片方づつ充電できるTure Wireless™Stereo Plus(TWS+)規格が採用されたイヤホンであれば、長時間の電話などの時に片方づつ充電してシームレスに左右を交換することができます。

公式からの情報がないので確定ではありませんが、AirPodsと同じように使用することができ、親子機の区別がなかったためTWS+搭載と判断させていただきます。

電話の時に相手に迷惑をかけないためにもTWS+規格のイヤホンが重宝するんです。

EVIO F6の総評価!

個人的には最後に紹介した(多分)Ture Wireless™Stereo Plus(TWS+)を採用しているという部分が一番好印象で、3,000円台で購入できるのであれば購入する価値は大いにありますね。

音質はミドルクラスですが、ワイヤレスイヤホンとしての性能は高く、初めてワイヤレスイヤホンを試してみたいという方におすすめです。

また、この価格帯の中では加工精度が驚くほど高いので、自慢げに持っていてもおかしくない所有欲をくすぐるガジェットとしても高く評価できますね。

是非、手に取って試してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!


  • この記事を書いた人

うえだりゅう

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。ここでは一般向けパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。