出先でノートパソコンを使う際に手軽に使えてワイヤレスなマウスが欲しいと思っていたところ、ベストな商品を発見しましたので、購入&実機レビューです。
2,000円のVicTsing コンパクトマウス!
今回紹介させていただくのは『VicTsing』というメーカーから発売されているマウスで製品名は『VicTsingマルチモードワイヤレスマウス Bluetooth/5.0/2.4G』です。

このマウスの性能、外観、僕が使ってみた感想を含めレビューしていきますが、非の打ち所がありません。早速見ていきましょう!
ちなみに当ページではVicTsingコンパクトマウスと勝手に呼んでいますが、正式名称ではないです笑
Amazonではこのような表記で、公式サイトは英語のみなのでこの呼び方で呼ばせていただいています。
スペック
VicTsingコンパクトマウスのスペックです。
メーカー | VicTsing |
---|---|
サイズ | 9.6×3.8×6.4(㎝) |
重量 | 78g(レシーバー含む) |
通信規格 | Bluetooth/2.4Ghzレシーバー |
電源 | 単三電池×1 |
対応OS | Windows/MacOS/Android/iPadOS |
DPI(速度変更) | 800/1200/1600/2000/2400 |
サイズの記載が公式ページにも載っていなかったので、実測値です。
無線方式はデュアルBluetoothとレシーバー方式
このマウスはUSBレシーバーとBluetoothを両方搭載しています。
最近のノートパソコンにはBluetoothを標準搭載しているものも多いですが、少し前のノートパソコンや、大半のデスクトップパソコンにはBluetoothを搭載していないモデルが多いことも事実。
Bluetoothを搭載していないパソコンの場合、USBレシーバーをパソコンに差し込むだけでマウスを接続することができます。
さらにはBluetoothの接続機器情報を2つまで本体に記憶させておくことが可能です。
本体裏には『Mode Switch Button(接続切り替えスイッチ)』と接続モードの状態を表示するランプが搭載されています。右から順に
- レシーバーマーク
- BT1
- BT2
一度接続設定をしてしまえば切り替えスイッチで3つのパソコンでこのマウスを流用することができます。
なお、レシーバーモードに関しては付属のレシーバーをパソコンに差し込むだけなので設定の必要はありません。
6ボタン搭載で不便なし!
一般的な高機能マウスやゲーミングマウスと同じで、VicTsingコンパクトマウスも6ボタン搭載マウスとなっています。
このマウスに搭載されているボタン
- 左クリック
- 右クリック
- スクロール(上下・押し込み)
- 戻るボタン
- 進むボタン
- DPI(マウス速度)変更ボタン
個人的に『戻る・進む』のボタンがサイドにないマウスは購入対象にはなりにくいのですが、このマウスはしっかりと搭載しています。
粗悪品にありがちな戻る・進むボタンが逆という事もなく、しっかり戻るが手前、進むが奥という配置になっていました。
5段階でDPI変更可能!
スクロールホイール下のボタンで5段階DPI変更が可能です。
DPI変更域
- 800
- 1200
- 1600
- 2000
- 2400
で合わせて5段階の変更が可能で、オフィスワークやゲームなんかでマウスポインタ―の速度を自由に変更できます。
電池持ちは驚異の36ヶ月(3年)
このマウスはスペック表にもある通り単三電池1本で稼働します。
利用頻度にもよるかと思いますが、公式アナウンスでは電池1本で36ヶ月の使用が可能です。

このマウスは常に省電力モード状態が採用されているので30秒ごとにマウスが自動でOFFに切り替わります。そのおかげで電池持ちがいいんでしょうね。
この省電力モードに関しては、マウスに搭載されているどれかのボタンを押すことで瞬時に復帰できるので不便さは全くありません。
個人的にマウスはバッテリーより電池を推してます。
個人的にマウスはバッテリー式ではなく乾電池式のほうが使い勝手が良いと感じています。
スマホとパソコンの充電器だけでも結構かさばるので、それ以上の充電器は持っていきたくないのが本音です。
また、バッテリーを搭載しているモデルは30日ごとに充電が必要だったり、バッテリー自体の劣化でマウスが使えなくなってしまったり。乾電池で動くモデルのほうがバッテリーが長持ちするモデルが多いことも特徴です。

このマウスは電池残量が少なくなった場合、DPI変更ボタン下のランプが赤く光ります。交換時期が分かる親切設計なのはうれしいポイント。

未だに光りません。(2021年2月なう('_'))
具体的な使用感をレビューします。
ここから実際に使ってみてのレビューです。
適度な大きさを持ちながら、かさばらない
普段僕が使っているマウスと並べてみました。
僕はいつも『Razer』や『SteelSeries』の大きなマウスを使いますが、そういったゲーミングマウスよりはかなり小さいです。
遠目で見たサイズ感はこんな感じ。
ゲーミングマウスと比較すると、ひと回りふた回り小さいかな?といった印象です。
マウスの背丈に関しては、少し背が低いですが、そこまで大きな差はないです。使っていて小さすぎるという事はありません。
大きなマウスが好きな僕ですが、このマウスはかなり使い勝手が良いと思っています。ゲームをするには少し小さすぎるけど、作業やこの記事のようにブログを書くことに関しては何の不満もありません。
マウスの大きさですが、分かりやすい例が公式で紹介されていました。
クレジットカードよりも少し大きいサイズという事なので、持ち運ぶカバンなどが決まっている方はクレジットカードを当ててみることで購入前のサイズ確認ができそうです。もちろん同じサイズのポイントカードでも可。
マウスセンサーが超優秀
マウスのセンサー(赤い光が出る部分)がマウスの品質によって変化してしまうのですが、このマウスのセンサーは優秀な部類に入ります。

今回は『Mouse Tester』というフリーソフトを使ってこのマウスの性能を計測しました。
使い方に関してはいつもこちらの記事を参考にさせていただいています。
VicTsingマウスの測定結果
これがVicTsingコンパクトマウスを高速動作させたときの波形です。拡大します。
波形(曲線)と点が一致していれば思ったところにマウスのポインターを動かすことができるという計測の方法です。VicTsingコンパクトマウスは『方向の切り替えしを行うときに動きがつぶれてしまう』というジャック店がありますが、点と波線が一致している部分が多いことが分かります。
はじめてみる方は基準が分かりにくいかと思いますので、他のマウスと比較してみましょう。
Razer製マウスの測定結果
こちらの波形は高級ゲーミングマウスのRazer製品で採用されているセンサーで同じ動作をマウスに与えた時の波形です。
拡大します。
波線の形状も、波形と点に一致箇所もさすが高級マウスといったところでしょうか。これがプロゲーマーが使うマウスの性能です。

次に家電量販店で2,000円程度で販売されているワイヤレスマウスの波形をお見せします。
一般(2,000円くらいの)マウスの測定結果
拡大します。
点と波線が一致している部分がほとんどないことが分かるかと思います。
これが事務用ワイヤレスマウスの実態です。普段のオフィスワークで困ることはないかもしれませんが、ゲームで使用することを考えると悲惨な結果に、、、
VicTsingコンパクトマウスはワイヤレスでありながら、遅延はほとんどなく、ゲームをする用途を前提にマウスを購入しても問題ないほどの性能を持ち合わせていました。
VicTsingはゲーミングマウスも販売しているメーカーなので、同じセンサーを使っているからなのかもしれません。
どの無線通信でも安定して使用可能
この記事の冒頭でも記載しましたが、VicTsingコンパクトマウスは3つの接続方式でパソコンなどのデバイスに使用することができます。
- Bluetooth 5.0 (BT1)
- Bluetooth 3.0 (BT2)
- 2.4GHz (レシーバー)
すべての接続方法を試しましたが、どの接続も安定しています。
遅延もほとんど感じることはなく、『Mouse Tester』での計測結果も接続方式による性能差はみられませんでした。
Bluetooth規格に関しては、より新しい規格のほうが遅延がないとされているので、このマウスに搭載されているBluetooth5.0を使用すれば遅延なしでゲームもプレイできるかもしれません。
VicTsingコンパクトマウスは買い?
最後に総評です。
VicTsingコンパクトマウスはどんな方にでもおススメできるマウスです。
- 古いパソコン
- 最新パソコン
- Bluetooth非搭載パソコン
- Android
- iPad
- 各種タブレット
などなど、どんな機種での使用も可能です。
Bluetooth+ワイヤレスレシーバー搭載のマウスがここまで使いやすいとは思ってもいませんでした。
また、大きいマウスが好みの僕でも無理なく使用できる点や、本体は小さめなので、手の小さい女性やお子様にも使える構造となっています。
僕はノートパソコンを持ち運んで出先で作業する時に使うようにしているのですが、今のところ何も文句がありません。
あまりメジャーなメーカーではありませんが、家電量販店で購入するよりも高性能なものが安く購入できるので、是非お試しあれ!