最近は中国メーカーの進歩が凄まじい。
少し前にスマホ界に革命をもたらしたHUAWEI(ファーウェイ)や、格安で良質な家電やスマホ、ガジェット関連を作っているXiaomi(シャオミ)などが国内でも有名な中国メーカーとなっていますが、今回は同じく中国のパソコンメーカーであるCHUWI(ツーウェイ)のノートパソコンをレビューします。
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今回のノートパソコンはご提供いただいたものとなりますが、感じたままにレビューします。皆さんのパソコン選びの参考になるとうれしいです。
普段はデスクトップパソコンをメインに使っていますが、ご提供いただいてから2週間ほどメインで使っての感想も同時にお伝えできればと思っています。
CHUWI CoreBook X (NEW) の特徴
2021年6月上旬に新発売されたCHUWI CoreBook X (NEW) の見た目は「MacBook Air」を思わせるような外観をしています。
というのも公式サイトにはなんと「MacBook Pro と同じプロセッサ」という表記を発見したのです。
調べてみると確かに2018年に発売されたMacBook Pro Core i5モデルには全く同じ「i5-8259Uプロセッサー」を搭載していることがわかりました。
今回ご紹介するCoreBook Xが発売された2021年6月現在でもMacBook Pro Core i5モデルの中古相場は10万円前後。もちろんその他の仕様は異なる部分も多いので、完全に並べることはできませんが、“現在でも十分通用するマシン”ということはわかっていただけると思います。
そんな、ちょっと驚きな5万円台ノートのご紹介です。
CoreBook X NEWの詳細なスペック
外観も良し、スペックも良しなCoreBook X NEWですが、冒頭でも説明した通りスペック面に驚かされたので、お先にスペックからの解説です。
CoreBook X NEW | CoreBook X | |
---|---|---|
OS | Windows10 Home | Windows10 Home |
プロセッサー(CPU) | インテル® Core™ i5-8259U 2.3G/3.8G 4コア8スレッド |
インテル® Core™ i5-7267U 3.1G/3.5G 2コア4スレッド |
グラフィック(GPU) | インテル® Iris® Plus グラフィックス 655 | インテル® Iris® Plus グラフィックス 650 |
メモリ(RAM) | DDR4 8GB 追加可能。空きスロット×1 |
DDR4 16GB |
ストレージ(ROM) | 512GB (Kingston NVMe SSD) 交換可能、追加不可 |
256G SSD 追加、交換可能 |
ディスプレイ | 14インチグレアIPS液晶 アスペクト比3;2 |
14インチグレアIPS液晶 アスペクト比3;2 |
解像度 | QHD 2160×1440 | QHD 2160×1440 |
本体サイズ | 横幅310㎜×奥行229.5㎜×厚み20.6㎜ | 横幅310㎜×奥行229.5㎜×厚み20.6㎜ |
本体重量 | 約1,500g | 約1,500g |
バッテリー容量 | 46.2Wh(11.55V / 4000mAh) 約8時間使用可能 |
46.2Wh |
各種ポート | フル機能のUSB Type-C×1 USB-A 3.0×1 3.5mmヘッドホン Micro SDスロット |
フル機能のUSB Type-C×1 USB-A 3.0×1 3.5mmヘッドホン Micro SDスロット |
無線 | WiFi 802.11a /ac/b/g/n 2.4G / 5Gデュアルバンド Bluetooth 4.2 |
WiFi 802.11a /ac/b/g/n 2.4G / 5Gデュアルバンド Bluetooth 4.2 |
キーボード | メンブレン(チクレット)キー 4段階バックライト搭載 |
メンブレン(チクレット)キー 4段階バックライト搭載 |
旧世代CoreBookXとの比較を兼ねてスペックをリスト化してみました。※旧世代の製品は手に取っていませんので、スペックに差がある可能性があります。
外観の変更はなく、新CoreBookXは主に『CPU・メモリ・ストレージ周り』のアップグレードは施されているようです。
中でもCPUに関してはi5-7267Uからi5-8259Uとなっており、ベースクロックは低い物のブースト時は0.3Ghzほどアップ、コア数スレッド数ともに2倍など正当なスペックアップとなっています。
さらにSSDは旧世代が256GB SSDに対して新世代は512GB NVMe SSDとなっており、容量はもちろん読み書き速度もアップしました。
一方、唯一スペックダウンしたのがメモリ容量です。必要十分ではありますが16GB→8GBと半分に減ってしまいました。
『16GBもいらないよ!』という声が多かったのかもしれませんが、メモリは増設できる作りのため必要な人は各自で増やすことができます。
低価格ながらも注目すべきスペックはコチラ
おそらくこれらのスペックを5万円台で盛り込むのは国内メーカーでは不可能ではないでしょうか?
CoreBook X NEWの注目スペック!
- 2K(WQHD)ディスプレイを搭載
- バックライトキーボードを搭載
- 強力なCPU+GPUを搭載
- フル機能Type-Cを搭載
今回ピックアップしたものはこれらの4つです。順に解説します。
文句のない2K(WQHD)ディスプレイ
何と言っても一番の魅力は2K(2160×1440)ディスプレイですね。
14インチIPS光沢液晶となっていますが、本当に鮮やかです。小さな画面で高画質だと文字が小さくなることを心配される方も多いかもしれませんが、Windowsの設定で画面拡大率を125%や150%に設定することで全体的な表示サイズを変更できるので全く問題ありません。
また、多くのパソコンがアスペクト比16:9のディスプレイを採用する中、CoreBookXのディスプレイは3:2の比率になっています。
大手メーカーで言えばAppleのMacBook、Microsoftのsurfaceなどがこの比率を採用しています。
資料作成やブラウジングの際に「1度に表示できる情報を多くできる」という特徴があり、わずかながら作業効率も上がると思います。逆にYouTubeなどの動画を全画面で再生するときには上下に黒帯がかかてしまうので、気になる方もいるかもしれません。
夜間でもタイピングしやすいバックライトキーボード
個人的にうれしかったのは「バックライトキーボード」です。
薄暗いところで作業するときに完全なブラインドタイプができない僕にとってはすごく助かるんです。もちろんOFFにすることも可能で【OFF・輝度1~3】の4段階で調節可能です。
ゲームも可能なCPU+GPU
全く想定していなかったのですが、このCoreBookX、なんとゲームもできちゃうんです。
公式サポートされているゲームタイトル
- League of Legends
→中設定100FPS - OVER WATCH 2
→中設定60FPS - Grand theft auto ONLINE
→中設定62FPS - RISE OF THE TOMBRAIDER
→中設定70FPS - The Witcher 3: Wild Hunt
→低設定65FPS
GeForceやRadeonなどのグラフィックボードを搭載しているわけではなく、CPU内臓の『インテル® Iris® Plus グラフィックス 655』で処理を行っているみたい。
性能面ではGeForce MX150と同等。皆さんが知っているGTX系で比較すると、GTX1050の70%ほどの性能です。
正直そこまでつよいものではありませんが、軽いゲームをサクッとプレイしたり、動画編集などのハードウェアエンコードに使用する分には十分なスペックではないかと思います。
充電、映像出力対応!フル機能Type-Cを搭載
これも地味に、いや、派手に便利。
左側面に1つだけType-C端子を搭載しているのですが、これがフル機能で映像出力やPD2.0(パワーデリバリー)充電にも対応しています。別で付属の充電端子もついているのですが、どちらからでも充電可能です。
ハブを使えば解決なんだけど、欲を言えば2ポートくらいは搭載してほしかったところではあります。
現在は以下の製品を使用して便利にType-C端子を活用しています。
フル機能のType-Cを生かせるケーブル。100均とかのケーブルだと同じType-Cケーブルでも映像出力などができません。
アンカーのPD対応モバイルバッテリー。上のケーブルと合わせることでパソコンをバッテリーから充電できる。
新型CoreBook X の外観をレビュー!
ここからは外観レビューです。正直5万円台といった印象は全くなく、10万円前後といわれても納得のクオリティです。
背面は左上に「CHUWI」のロゴがあるだけのシンプルデザイン。正直中心にドカンとロゴや社名が書かれているデザインは好みではないので、左上だけで収まっているのは嬉しいですね。
液晶の厚みは5㎜ほどで、パソコンを閉じたときの厚みは16㎜(ゴム足込みで18㎜)程でした。公式スペックでは厚みは20.6㎜となっていましたが、それよりも実測値のほうが薄いです。
パソコンを開くとディスプレイが3:2という事もあり、少しMacBookと似ていますね。サイズ感はMacBook Pro13インチモデルを少し大きくした感じ。
ちょっと驚いた部分ですが、このCoreBookXはグレア液晶が本当に真っ平らです。
安価なグレア液晶だと、ディスプレイの端っこがぐにゃっとしていてキレイに反射しない製品も多い中で、このまっすぐさは品質の高さを実感できます。
もちろんディスプレイが少し歪んでいても電源ON時の正面からの見え方に変化はありませんが、気になる人は気になってしまうポイントだったりします。
キーボードばバックライト搭載&US配列
日本人の方からすると困ったポイントかもしれませんが、CoreBookXには日本語(JIS)配列モデルがありません。US配列となっていますので、エンターキーが横長だったりバックスペースキーが大きかったりします。
もちろんWindowsの設定で内部的にJIS配列を使用することはできるので、慣れてしまえば問題ありません。
キーの仕様はメンブレン(チクレット)キーとなっており、最も安価な仕組のキーですが不安定さは全くありません。
バックライトが付いているのが地味に嬉しいポイント。僕は完全なブラインドタイプができないので、暗がりでも快適に作業できるバックライト付きキーが嬉しくてたまりません。笑
しかし、便利な反面あれ?と思った部分も。
普通のパソコンであればファンクションキーを押しながらFキー(F1,F2など)を押すと音量や輝度などをコントロールするタイプのものが多いですが、CoreBookXはファンクションキーを押しながらFキーで通常のFキーとして認識します。
簡単に言えばF7でカタカナ変換を使う場合には【Fn+F7】の2キー操作が必要になります。
Windowsの設定で再マッピングできるようですが、初期状態ではこのような仕様になっているのでご注意ください。
側面インタフェースはちょっと弱め
側面のポート類の数は少なめです。
イヤホンジャック、microSD、USB×1、Type-C×1のみとなっているので、本当に必要最低限です。MacBook AirのType-C×2のみよりは拡張性があると思いますが、Windowsとしては最も少ないといってもいいレベルではないでしょうか?
USBがA.Cの2ポートしかないため同時につなげるのは2個までとなります。
いつも必ず有線マウスを使うよ!って人はハブの購入は必須かと思います。(でないとUSBメモリとか挿せない…笑)
率直な使用感
製品を実際に2週間ほど使ってみての率直な感想ですが、このスペック、外観、品質、使い勝手で5~6万円であれば買って良しなパソコンです。
以外にも使ってみて一番良かった部分はタッチパッドでした。
タッチパッドは金属製ではなく、他社のハイエンドモデルと比較すると質感は普通といったところですが、反応速度や正確さが抜群に良かったです。
僕自身仕事用にハイエンドノートを購入したことがなかったので、今まではマウス操作一択でしたが、この広くて反応速度の良いタッチパッドがあればマウスを卒業できるかもしれません。
今回のCHUWI CoreBook Xも「中国製のパソコンは悪い」という固定観念をぶっ壊してくれるような製品でした。
新型CoreBook Xはどこで買える?
今回ご紹介させていただいた『新型CoreBook X』ですが、残念ながら国内では購入することができず、「Banggood(バングッド)」という中国のショッピングサイトから購入可能となっています。
これまでいろいろな海外通販を利用してきましたが、Banggoodでよかったと思う点は以下の2点!
Banggoodの良いところ!
- 注文から配達までが1週間前後と早い
- 箱がボコボコじゃなかった
普段Amazonや楽天ショッピングを利用している方からすれば「え、しょぼくない?」と思ってしまわれがちですが、海外通販としては結構優秀です。
同じ中国系の通販のAliExpressやeBayなどがあげられますが、基本箱はボコボコで商品到着までの期間は約1か月前後が標準です。
同系統のショッピングサイトと比較すると国内で取り扱いがなくBanggoodにある製品はBanggoodで買おうかなと思っています。
当サイト限定!クーポンコードあり!
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格安でほぼハイエンドな製品を生産しているCHUWIは要チェックです!