パソコンを選ぶのって難しい。
よくわからずに価格の安いパソコンを購入したものの、低スペックで期待通りに動いてくれなかったり、欲しいソフトが入っていなかったなんてことも。

このページでは、パソコンの選び方をできるだけ簡潔にまとめています。特にパソコン初心者の方が迷うことなく自分に合ったパソコンを選べるような内容となっています。
また、パソコンを選ぶ際にはそれなりの専門用語なども少しだけ覚えておく必要がありますが、専門用語はできるだけ分かりやすいようにかみ砕いて解説しますので、苦手意識を持たずに自分に最適なパソコンを選びましょう!
パソコンの種類と選び方
まず、パソコンの種類を知っておく必要があります。
パソコンの種類
- デスクトップパソコン
- 一体型パソコン
- ノートパソコン
- タブレット型パソコン
パソコンの種類を大きく分けると上記の4種類に分類することができます。

この2つを中心に、ざっくりと4種類のパソコンのメリットとデメリットを解説します。
デスクトップパソコン
デスクトップパソコンとは、机上に備え付けて使用するために作られたパソコンのことを言います。『ボックス型パソコン』や『箱型パソコン』と呼ばれることも多いです。
デスクトップパソコンは大きく分けて3種類に分類できます。
代表的なデスクトップPC
- ゲーミング向けデスクトップ
- クリエイター向けデスクトップ
- 一般向けデスクトップ
ゲーミング向けパソコンはLEDで装飾されていることもありますが、基本的に上記の3つとも全く同じ構造となっています。
パソコン内に内蔵されているパーツの性能が違うため、用途別に性能や価格が決まります。
デスクトップPCのイマイチなところ…
デスクトップパソコンのデメリットは主に以下の2点があげられます。
デスクトップPCのデメリット
- 大きく持ち運びは不可
- 周辺機器をそろえる必要がある
大きく持ち運びは不可
基本的にデスクトップを持ち運び、外出先で使用することはできません。
重すぎること、付属品が多いこと、バッテリーを搭載していないことなどから据え置くことを前提に設計されているためです。
また、自宅に設置する場合でも机一つ分をパソコンスペースとして確保する必要があります。ワンルームなどであれば自宅の30%ほどのスペースをパソコンが占有してしまうこととなるため、導入が現実的ではない場合があります。
周辺機器をそろえる必要がある
自分に合った周辺機器(キーボード、マウス、モニターなど)を自由に選択できるメリットがありますが、逆に言ってしまえば周辺機器を揃えなければパソコンとして使用できません。
パソコンが好きな人であれば楽しみな部分でもありますが、手っ取り早くパソコンを使いたい人にとってはデメリットとなってしまう可能性があります。
デスクトップPCの良い所!
大きくて一般受けしなさそうなデスクトップパソコンですが、大きなメリットがたくさんあるんです!
デスクトップPCのメリット!
- 性能が高く安価
- 拡張性が高くカスタマイズが可能
- 使用時のストレスが圧倒的に少ない
性能が高く安価
デスクトップパソコンが性能が高く高額であるイメージが強いですが、実は性能と価格で比較する場合、最も安価なパソコンなんです。パソコン本体が大きいため冷却性能が高く、高スペックな部品を安定して動作させることができるためです。
具体的な価格で言うと、どの時代でも10万円前後のデスクトップパソコンと25万円前後のノートパソコンの性能が大体同じくらいです。
拡張性が高くカスタマイズが可能
デスクトップパソコンはパソコン内に内蔵されてるほぼすべてのパーツを交換できることも便利な特徴の一つです。
動作が重くなってきたらメモリを交換、ゲームがしたくなったらグラフィックボードを増設するなどで、目的に合ったカスタマイズを施すことができます。
ノートパソコンやその他のパソコンのようにやりたいことに性能が追い付かなくなった場合、買い替えることなくカスタマイズで対応できます。
また、USBポートなども多いため、USBメモリなどを刺したままでも問題ありません。
使用時のストレスが圧倒的に少ない
一度デスクトップパソコンを設置してしまえば仕事や作業中のストレスがグッと減ります。
大きなモニターや、自分の手にあったキーボード、マウスを揃えることで快適さが格段に変化するんです。
ノートパソコンを使っている時のうつむいた体制やモニターと目が近すぎるといった問題も改善できるため、長時間のパソコン作業には圧倒的にデスクトップパソコンがおすすめです。

また、ノートパソコンをデスクトップ化する方法もあるのでお試しあれです!
»ノートパソコンをデスクトップ化する方法を解説!(現在準備中)
特殊なデスクトップPC【一体型パソコン】
デスクトップパソコンの中でもパソコン本体とモニターが一体となっているものは『一体型パソコン』と呼ばれています。
デスクトップパソコンでありながら、モニターやスピーカーは一体となっており、コンセントに接続するだだけで簡単に使用することができます。
一体型パソコン最大のメリットはパソコン本体が部屋のインテリアになるほどカッコいいという事につきます。
ノートパソコンとは一味違った存在感を醸し出し、デスクトップパソコンほどスペースをとることがありません。また、パソコンとして使用していない時にはテレビを見ることができる製品も存在します。
一体型PCの注意ポイント
性能に対しての価格が高く、コストパフォーマンスが悪い製品が多いことも特徴です。
見た目はデスクトップパソコンでありながら、内臓されているパーツはノートパソコンのパーツを使っていることが多いため、デスクトップパソコンほどの性能を出すことができません。
パソコンライト~ミドルユーザーでありパソコンに対してインテリアの要素も求めている方にお勧めです。
デスクトップパソコンの選び方!
デスクトップパソコンがよく分からない場合でも、『いいかも!』と思ったら作業環境への導入を検討しましょう!
作業時のストレスの軽減や、生産性の向上など、導入メリットが大きいです。
以下のページでデスクトップパソコンの選び方を完全解説しています。
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自作歴5年の僕がデスクトップパソコンの選び方やメリットを徹底解説。おすすめメーカーも紹介。
新しくパソコンを買いたい! パソコンでがっつりゲームをしたい! パソコンを自作で作ってみたい! 高負荷な処理に対応したクリエイター向けパソコンってどんなもの? パソコンでメジャーなのはノートパソコンだ ...
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ノートパソコン
ノートパソコンはどこでも自由に持ち運びできることが特徴の薄型パソコンです。据え置き型のパソコンをデスクトップパソコンと呼ぶ一方、持ち運びできるノートパソコンを『ラップトップ』なんて呼ぶこともあります。
代表的なノートPC
- 一般向けノートパソコン
- ハイエンドノートパソコン
- ゲーミングノートパソコン
デスクトップパソコンと同様で上記の3種類はパソコンとしての構造は変わりませんが、内部のバーツのグレードで用途や価格が分かれます。
ゲーミングノートには薄型GPU(グラフィックカード)が内蔵されています。
ノートパソコンのイマイチなところ…
ノートパソコンは最も普及しているパソコンという事もありデメリットを感じにくいですが、主に3つのデメリットを抱えています。
ノートPCのデメリット
- 高額で性能がイマイチ
- 寿命が短い
- カスタムがほとんどできない
高額で性能がイマイチ
あくまで同価格帯のデスクトップパソコンと比較した場合ですが、値段に対する性能が弱めです。
構造上仕方のないことですが、10万円前後のデスクトップパソコンと25万円前後のノートパソコンの性能が大体同じくらいです。
寿命が短い
ノートパソコンも大切に使えば物理破損は少なく頑丈な物も多いですが、持ち運ぶ際の破損(落下、水没など)が考えられます。
また、ノートパソコンの一部であるバッテリーは消耗品です。
使用時間や充電回数に伴いバッテリー最大容量が減少します。スマートフォンなどと同じでバッテリーは使えば使うほど劣化します。
バッテリーが劣化すると同時に電圧の出力が低下し、本来の性能を発揮できなくなくなることもあるため、すべてのジャンルのパソコンと比較した場合の寿命は短いです。
カスタムがほとんどできない
ノートパソコンのカスタマイズはできません。
近頃のノートパソコンは薄型化のためにほとんどのパーツが基盤に直付けであるなどでパーツの変更ができません。少し前のノートパソコンであればメモリやCPUの交換は物理的に可能でしたが、冷却性能などが問題で改造は一般向けではありませんでした。
そもそも、ノートパソコンを分解することで保証がなくなってしまうため、分解自体をおすすめしません。
ノートパソコンの良い所!
続いてノートパソコンのメリットです。
ノートPCのメリット
- どこでもいつでも使用可能
- 付属品を揃える必要がない
- 今はハイエンドノートPC多い!
どこでもいつでも使用可能
ノートパソコンのメリットといえばやっぱり『持ち運び可能』という面が強いです。
自分のパソコンをどこでも使えるというポイントは最も優れたメリットになります。
さらに、自分に合った大きさのパソコンを選ぶことで、持ち運ぶことが容易となり、場所を選ばす作業することが可能です。
付属品を揃える必要がない
パソコンを使うにはパソコン本体だけでなく、キーボード、マウス、モニター、スピーカー、光学ドライブ、WEBカメラなど、付属品や入出力デバイスを用意する必要がありますが、ノートパソコンは初めから全部入りです。
デスクトップパソコンでは周辺デバイスを揃えるという事が楽しみでもありますが、
- 『パソコン周りのデバイスに興味がない』
- 『とにかくパソコンを早く使いたい』
このようにな考えを持っている人であればノートパソコン1台を購入するだけで済むので、非常に楽な選択です。
今はハイエンドノートPC多い!
あくまで『デスクトップと比較すると性能が劣る』という一面はありますが、ノートパソコン単体でもサクサクと作業できる高性能モデルが登場し始めました。
少し前では『パソコンで仕事をするならデスクトップが有利!』という考え強かった印象ですが、自宅にデスクトップを置くスペースがない人や、スタイリッシュにパソコンを使いたいという人はノートパソコン1台でも大丈夫です。
現在ではAppleのMacBook(マックブック)やMicrosoftのSurfaceLaptop(サーフェスラップトップ)
などが代表的なハイエンドノートパソコンとなっています。
特殊なノートPC【2in1タイプ】
『2in1(ツーインワン)タイプ』はタッチ操作やペンが使用可能でタブレットとしても使えるように設計されたノートパソコンを指します。
直感的かつ簡単にメモや絵などを手書きで残すことができるため、普通のノートパソコンとは一味違った使い方ができます。
キーボードがマグネット式で脱着可能なセパレートタイプと画面とキーボードを360°回転できるコンバーチブルタイプの2種類があります。
コンバーチブル
セパレート
タブレットPC注意ポイント
タブレット型パソコン(2in1PC)は同価格帯のノートパソコン比較すると性能が低い傾向にあります。
普通のノートパソコンとは違い、キーボード側ではなくディスプレイ側にパソコンのパーツが詰め込まれている場合が多いです。(ディスプレイ単体でも使用可能であるため。)
一部製品を除いては低スペックな物が多く仕事でがっつり使うというよりはパッと使える趣味用、サブ用パソコンとして活用されていることが多いです。
例外としてMicrosoftのSurface(サーフェス)やAppleのiPad(アイパッド)
にキーボードをつけるといったハイエンドタブレットPCを活用すればストレスなく作業をこなすことができます。
厳密にはAppleのiPadはパソコンではありませんが、用途によってはパソコンとして代用できる場合があります。
»iPadはパソコンになる?(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)
ノートパソコンの選び方!
ノートパソコンには性能だけでなく、ディスプレイサイズ、重量、キーボード、バッテリーなど、選択時の着眼点が多くありデスクトップパソコンよりも難しいです。
以下のページで自分に合ったノートパソコンの選び方を完全解説しています。
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【パソコン初心者でもわかる!】後悔しないノートパソコンの選び方とおすすめ7選!
新しいことにチャレンジできるパソコンを探している 進学に向けての新しいパソコン探し! 今のパソコンの動作がカクカクになってきた 古いOS(Windows7など)を搭載したパソコン使っている 『新しいノ ...
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Windows/Macの選び方
パソコン業界でメジャーなOSは現在2種類存在しています。
メジャーなOSのTOP2
- Microsoft製『Windows』
- Apple製『MacOS』
上記2つのどちらかがほとんどのパソコンのOS(オペレーティングシステム)として使用されています。
最近登場したGoogle製『ChromeOS』は登場したばかりですが、一部の方にはベストマッチすることが予想されるため、簡易的ながらも紹介させていただきます。
Windowsについて
Microsoft製の『Windows』はパソコンOSのシェア80%以上を誇る最もメジャーなOSです。
メールや文章作成、ブラウジング、動画視聴・編集、ゲーミングなどマルチに動作するOSです。基本的にWindowsでできないことは殆どありません。
パソコンにこだわりがなかったり、ゲーミング用途でパソコンを購入する場合にはWindowsパソコンがおすすめです。MacOSに非対応のゲームがまだまだ多いです。
コスパに関してもWindowsが圧倒的に有利です。
Macについて
続いての2番手はApple製の『MacOS』ですが、Windowsに次ぐ世界シェア2位を誇っています。
シェア率は10%前後ですが、MacOSはAppleから発売されているMac、iMac、MacBookにしか搭載されていないため、世界中で動いているパソコンの10%前後はApple製のパソコンであるという事が分かります。
MacOSでしか使えないソフトやクリエイティブな用途にはMacが有利な傾向にあります。
一番の利点はApple製品との連携が非常に強力なこと。
iPhoneやAppleWatchを持っている人であればApple製のパソコンで揃えると利便性が増します。
ChromeOSについて
Googleが提供する『Chrome OS』では、ほとんどの作業をブラウザである「Google Chrome」上で行う方針が取られています。
OS自体が軽く、セキュリティも強固、価格も安いということで良いこと尽くしのOSに見えますが、WindowsやMacとは全く別物です。
すべての作業をChromeOC上で行うため、インターネットに未接続の状態ではほとんどの機能が使用できません。
一方、普段からGoogleChrome(ブラウザ)で作業を行っている方であれば、格安なパソコンでWindows以上の高速動作が期待できます。YouTube視聴の専用端末として使用してもいいかもしれません。
自分に最適なOSを選びましょう
メインで使うパソコンとなれば『Windows』もしくは『MacOS』となる方が多いと思います。
Apple製のMac系パソコンかそれ以外のパソコンという選択にはなりますが、OS視点とApple製品のMacというハード面からも考察したWindowsとMacを比較してみました。
»MacOSとWindowsを比較!どこが同じで、どこが違う?(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)
【最重要】選ぶパソコンのスペックについて
パソコンの選び方においてスペックの選定が1番重要なポイントとなります。
パソコンのデザインや使い勝手、機種ごとの違いも大切ですが、必ずやりたいことが実現できるスペックを搭載しているパソコンを選ばなければなりません。
CPU(プロセッサー)
CPUとは『Central Processing Unit(セントラル・プロセッシング・ユニット)』というパソコン制御や性能の中心となる部分です。中央演算処理装置やプロセッサーなどと呼ばれることもあります。
CPUの性能が高いとパソコン上のあらゆるソフトの動作がサクサクになり、逆に性能が低いとパソコンを起動しただけでモタモタと遅くなってしまいます。
現行機種ではIntel(インテル)製CPUとAMD(エーエムディー)製のどちらかが搭載されています。
パソコンの中身を見なくても、ステッカーでどちらが搭載されているのかを見分けることができます。
Intel | AMD | 性能評価 |
---|---|---|
Core i9 | Ryzen9 | |
Core i7 | Ryzen7 | |
Core i5 | Ryzen5 | |
Core i3 | Ryzen3 | |
CoreM | - | 【Core iX】の下位シリーズ |
Pentium | Athlon | |
Celeron | A-Series | |
Atom | - |
当サイトでも多数の相談をいただきましたが、『パソコンの動作が遅い!』という方のパソコンを診断したところ、半数以上の方がIntelの下位グレードであるPentiumやCeleron、Atomを搭載したパソコンを使っていることが分かりました。
『PentiumやCeleronは事務用途や趣味であれば十分な性能を持っています。』という説明を受けた方も多いかもせれませんが、全くそうではありません。
保存データが多くなってきたり、重いソフトを動作させる際にCPU(プロセッサー)に十分な性能がないとパソコン全体の動きがカクカクになってしまいます。
ポイント!
パソコンをできるだけ長持ちさせたい場合にはRyzen3やcore i3以上のCPUを搭載した物を選ぶようにしてください。
さらに、仕事、趣味問わず毎日パソコンを使うようであればRyzen5やcore i5を搭載しているノートパソコンをおすすめします。

メモリ(RAM)
メモリ(RAM)はストレージよりも高速な記憶スペースではありますが、データを保存するのではなく、作業中や処理中のデータが一時保存される場所です。
メモリが多ければ多いほど同時に展開できるソフトが増え、より重いソフトを扱うことができます。
ポイント
少し前までのパソコンのメモリは4GBが主流でしたが
現在は8GB以上のモデルが主流となっています。
軽作業用や動画を見るだけといったライトな使い方であれば割り切って4GB搭載モデルを選ぶの正解かもしれませんが、後々性能が欲しくなってしまうことが多いため、余裕を持った選択をおススメします。
ストレージ(ROM・HDD・SSD)
パソコン内部のすべてのデータを保存しておくストレージですがSSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)の2種類が存在します。
最近はSSD搭載モデルが主流です。
15インチ以上の大型ノートパソコンの中にはSSDとHDDを両方搭載したモデルも存在します。
搭載ストレージ | 容量 | コスパ | 速度 |
HDD1TB (1000GB) | 1000GB | ||
SSD1TB (1000GB) | 1000GB | ||
SSD250GB HDD750GB (1000GB) | 1000GB |
ストレージにはパソコン内のすべてのデータが入ります。
- 起動や動作に必要なWindowsOSやソフトなどはSSDに保存。
- あまり動かすことがない写真や動画、テキストデータなどはHDDに保存。
SSDとHDDを同時搭載して保存場所を使い分けることによって、高速動作するノートパソコンの値段を抑えることができます。
HDDのみ搭載されたモデルは、パソコンのデータが多くなるにつれてパソコンの動作が重くなってしまいます。新品の状態でもSSDの20~15%ほどの速度しか出ないため、SSDとHDDを同時搭載またはSSDを搭載したノートパソコンを選ぶことが理想です。
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【2020年比較検証】SSDとHDDの違いは?SSD非搭載のパソコンではあらゆるソフトの快適動作が困難です。
パソコンを使う上で欠かせない物の1つとして、様々なデータを保存しておく『外部記憶装置』があります。現在ではUSBメモリ、SDカードが主流で、ひと昔前まではCD-ROMやフロッピーディスクなどが用いられ ...
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光学ドライブ(DVD・CD・Blu-ray)
最近のノートパソコンは薄型化を重視しており、搭載するだけでノートパソコンの厚みが増してしまう『CD・DVD・Blu-rayドライブ』は廃止するという流れが一般的です。MacBook系はすでにモデルで光学ドライブを廃止しています。

毎日のようにCDやDVDに触れる人でなければ、光学ドライブがパソコンに搭載されていなくても問題ありません。
USB接続可能な外付け光学ドライブも安価で購入できるので、必要な時だけ取り付けるといった形で運用するのがベストです。
光学ドライブを省いた薄型のノートパソコンのほうが持ち運びやすいなどのメリットが大きいです。
デスクトップパソコンであっても光学ドライブは滅多に使うことはありませんので、非搭載でも問題ありません。
光学ドライブについては以下のページで解説しています。
-
ノートパソコンやデスクトップにDVD・CDドライブがない!必要な場合は『外付けドライブ』選び方も解説!
近年、パソコンの薄型化や小型化のために、光学ドライブ(DVD・CD・Blu-rayドライブ)を搭載しない機種が増えました。 ノートパソコンはまだしも、デスクトップパソコンでさえも光学ドライブが付いてい ...
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グラフィックボード(GPU・グラボ)
グラフィックボードは主に3D映像の描画に使われるパーツで『GPU』や『グラボ』と呼ばれることもあります。
一般用途(ブラウジング・メール・文章作成など)には必要のないパーツはありますが、ゲーム用パソコンやVR視聴、3DCG作成、動画編集用パソコンには必須のパーツとなっています。
特にゲーム用パソコンにおいては、パソコンの構成要素の中で『グラボ』が最も重要なパーツであり、プレイ時のフレームレートなどに大きく関係します。
動画編集などのエンコードを伴う作業では、CPU(プロセッサー)の補助として利用されることが多く、処理時間を短縮することができます。
グラフィックボードは「NVIDIA(エヌビディア)」というメーカーが「GeForce(ジーフォース)シリーズ」を、「AMD(エーエムディー)」というメーカーが「Radeon(レイディオン)シリーズ」という製品をそれぞれ販売しています。
Radeonのグラフィックボードはクリエイティブな用途向けとして販売されていることが多く、クリエイターが多く使うMacBookProやMacProのグラフィックとして使用されています。
GeForceのグラフィックボードはゲーミング用途のパソコンに内蔵されていることが多く高品質でゲームがプレイできる傾向があります。NVIDIAの方がグラフィックボードの性能をゲームに最適化される技術が優れているためです。
グラフィックボードにこだわりがない場合にはGeForceのグラフィックボードをおすすめします。
Office搭載/Officeの種類
ノートパソコンで『Office』を利用したい場合には、初めからOfficeがパソコンの中にインストールされているのかを確認する必要があります。
Officeの契約形態
- プリインストール版(初期搭載版)
- 定期購入版365シリーズ(月額、年額制で別売り)
- 永続ライセンス版(別売り版)
Microsoft Officeの3種類の主要ライセンスの概要を確認しておきましょう。
Office契約形態 | プリインストール版 (PC購入時にインストール済) | リテール版(別売り版) | |
定期購入版 | 永久ライセンス版 | ||
最新版に更新可能? | 不可 | 常に最新のOfficeが 使用可能 | 不可 |
料金形態 | PC購入価格に 上乗せ(最安) | 年額 (約13,000円/年) | 一度きり (30,000円程度) |
使用可能デバイス | 最初にインストール された本体1台のみ | 自由に2台 | 自由に2台 |
デバイス間の移動 | 不可 | 可能 | 可能 |
この表のようにプリインストール版、定期購入型、永久ライセンス型の3種類があります。どれにもメリット、デメリットが存在します。
個人向けOfficeは2019年現在でメジャーなものが6つ存在します。リーテル版、プリインストール版でそれぞれ3種類です。
一般家庭向けOffice早見表 | ||||||
Microsoft Office | リーテル版(別売り版) | プリインストール版(初期搭載版) | ||||
定期購入型 | 永久ライセンス型 | |||||
Office 名称 | 365 Solo | Home & Business | Personal | Professional Premium | Home & Business Premium | Personal Premium |
Word | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Excel | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PowerPoint | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
Outlook | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Access | ○ | ○ | ||||
Publisher | ○ | ○ | ||||
OneNote | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
有効期限 | 購入日より 1年間 | 永久 | 永久 | 永続/1台 (搭載PCのみ) | 永続/1台 (搭載PCのみ) | 永続/1台 (搭載PCのみ) |
価格 | ¥12,984 | ¥38,284 | ¥32,784 | PCの価格に 上乗せ | PCの価格に 上乗せ | PCの価格に 上乗せ |
※リーテル版の価格は2020年現在のMicrosoft Officeより

Officeを使いたいのに、少し安いからといった理由でOffice非搭載モデルを購入してしまえば、別購入で30,000円以上の純正ソフトを購入しなければなりません。パソコンとセットでOfficeソフトを購入する方法が一番安価なので、仕事やレポートなどでOfficeが必要な方は要チェックです。
-
どこよりも分かりやすくMicrosoftOfficeの種類を解説します。現時点ではサブスク版【Office365がおすすめ!】
レポートや資料、表作成などの分野において使い勝手やシェア率トップの「Microsoft Office」ですが、一度は触れたことがある方も多いのではないでしょうか。 しかし自分で買うとなると種類が多くて ...
続きを見る
メーカーごとの特徴について
パソコンは様々なメーカーから発売されており、メーカーごと特色(デザイン、保証内容、パソコンのコンセプトなど)が違います。
MacOSを搭載したMac PROやMacBook、iMacなどはOSとパソコン本体をすべてAppleが製造していますが、それ以外はMicrosoftのWindowsを利用して様々メーカーがパソコンを製造しています。

信頼と安心の!『国内メーカー』
パソコン初心者におすすめできるのが『国産(日本製)メーカー』です。
国内メーカーのポイント!
- 故障、質問などのサポートが充実
- 必要なソフト、アプリをインストール済
- バッテリーなどの品質が良い
パソコンの使い方や必要なソフトがはじめからインストールされている場合が多く、『これどうすればいいの?』という場合に自分で対処することができます。
また、困った場合やパソコンが故障してしまった場合などのサポートは日本語のメールや電話相談でできるため、パソコンを初めて持つという方は国産メーカー製の機種を選んでおくのがおすすめです。
また、国産のパソコンメーカーはそれほど多くなく、無名メーカーの粗悪品などが少ない傾向にあるため、以下のメーカーのパソコンメーカーの製品であればどれを選んでも大きく失敗する可能性が少ないです。
主要国内メーカー
コスパ抜群!『海外メーカー』
パソコンをある程度使ったことのある方や、スタイリッシュなパソコンを選びたい方には『海外メーカー』をおすすめします。
海外メーカーのポイント!
- 性能に対する価格が安い
- 付属ソフトがほとんど入っていない
- スタイリッシュな見た目
メジャーな海外メーカー製のパソコンはスタイリッシュな製品が多く、パソコンをカッコよく使いたい方にお勧めです。
また、国産メーカーとは違いパソコンに最初からインストールしてあるソフトが少ないため、パソコンの動作が重くなりにくいという特徴があります。
パソコン内に多くのソフトが入った状態だとどうしてもパソコンの操作が遅くなってしまいがちです。
主要海外メーカー
注意ポイント
国産メーカーのパソコンではない無名海外メーカーには注意する必要があります。
上記の主要海外メーカー一覧で表記したメーカー製のパソコンは問題ありません。
特に、格安無名メーカー製のパソコンを購入してしまうと、性能が低すぎてすぐ使い物にならなくなってしまったり、最悪の場合すぐに故障してしまうこともあります。
海外メーカーの製品を購入する際にはある程度ネームバリューのあるメーカーから選びましょう。
できるだけ自分好みに半自作!『BTOメーカー』
BTOとは『Build to order(ビルドトゥーオーダー)』の略です。

細かい部分までパソコンの性能を決めることができるため、主にデスクトップパソコンで動画編集を始めたい方や、高画質3Dゲームを楽しみたい方におすすめです。
BTOメーカーのポイント!
- 国内生産でサポート・品質が抜群
- 細かなカスタマイズが可能
- 性能に対する価格は最安値クラス
BTOメーカーではCPUの種類、メモリサイズ、ストレージサイズ、電源容量、各種ポート類などの細かい部分までカスタマイズして注文することができます。
パソコンの性能に直接的にかかわることのないPCケースやCPU冷却クーラーまでも選択できるメーカーもあるため、パソコンを自分で構成する楽しみも生まれます。
主要BTOメーカー
新品購入と中古購入について
パソコンをできるだけ安く購入したい場合、『中古品購入』も視野に入れてもいいかもしれません。
リサイクルショップの店頭でパソコンが販売されているところを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

何よりも価格が安いことが魅力の中古商品ですが、中古パソコンを購入する際のポイントをしっかり押さえておけば後悔することなくパソコンを選ぶことができます。
中古パソコン選びのポイント!
- 中古パソコン専門店で購入する!
- 保証のない物は絶対に購入しない!
- とりあえず安い物を買わない!
上記3点をしっかり守って選んでください。
中古パソコンの選び方は以下の記事で詳しく紹介していますので、ご検討中の方はご確認ください。
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中古パソコンを買うならどこ?おすすめショップ6選と選び方を解説!Officeや送料、保証期間を徹底比較!
ノートパソコン、デスクトップパソコン問わず、パソコンは高価なもの。新品でパソコンを購入するとなれば結構な費用がかかってしまうので、中古のパソコンも選択肢に入れておくことをおすすめしています。 よくある ...
続きを見る

そんな方には中古パソコンで最安値&高品質高保証のジャンクワールドをおススメしています。
ジャンクワールドのラインアップ
- 1万円未満パソコン
- 1万円~1.5万円パソコン
- 1.5万円~2万円パソコン
- 2万円以上パソコン
- ゲーミングパソコン
- ワークステーション
- OS無しパソコン(上級者向け)
ボタンで値段分けされているので、誰でも検索しやすいサイト設計となっています。

世代の新しいスタイリッシュなノートパソコンが多く揃っている印象です。ラインアップの中にはMacBook(5万円前後)も掲載されていたため、低予算でMacOSを手に入れることも可能です。
予算10万円で新品購入を検討している方でも、予算の半額以下でハイスペックノートパソコンが見つかるかもしれません。
\中古パソコン最安値クラス!/
中古パソコンについてもっと理解できるページも作成予定です。
(現在ページ作成中)
パソコンの選び方は難しいが楽しい!
仕事から趣味まで様々な分野で必要となってくる『パソコン』ですが、後悔のない最適な1台を選ぶのは難しい事です。
ですが、パソコン選びに興味を持ち、最適なパソコンと最適な周辺機器をそろえることであらゆる作業の効率が上がります。
今までめんどくさかったり辛かった事が楽しく感じることもあるので、パソコンを選ぶ力を身に着けてみてはいかがでしょうか?
