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レビュー

脱着&ボタン&マイク移動でミュートできるヘッドセット「eMeet HS100」をレビュー![PR]

うえだ

リモートワークが定着しつつある中でヘッドセットやマイクを手放せなくなってきた方も多いのではないでしょうか?今回は多彩なミュート手段が便利なヘッドセット「eMeet HS100」のサンプルをご提供いただきました。

ミュートが便利ってどういうこと?と少し疑問を抱くようなヘッドセットでしたが使ってみたら納得の一品でした。設定が難しいパソコンの音響回りもストレスフリーになる製品で、リモート会議などでも相手を待たせてしまうことが少なくなるかもしれません。

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当記事はメーカー様から商品を提供頂き作成しています。

「eMeet」はどこのどんな会社?

恥ずかしながらメーカーのことを全く知らなかったので、少し調べてみました。

今回紹介するヘッドセットは「eMeet(=イーミート)」というは2016年に誕生した中国深圳市のメーカーが製造、販売を行っている製品です。

メインの製品はWEBカメラ、スピーカーフォン(会議用マイクスピーカー)などで、テレワークなどで必要になるような製品を作っているメーカーのようですね。公式サイトのラインナップを見てみるとWEBカメラ、スピーカーフォン、ヘッドセットのカテゴリを発見しましたが製品のほとんどがWEBカメラ、スピーカーフォンとなっていました。

ヘッドセットのカテゴリーを覗いてみると…?

ヘッドセットは一個だけ!

そうなんです。今回レビューする製品「eMeet HS100」はeMeetから初めて出たヘッドセットなんです!

「eMeet HS100」はミュートがストレスにならないワイヤレスセット!

eMeet HS100はリモート会議やテレワーク、ハンズフリーの音声通話などに特化したワイヤレスヘッドセットで、同価格帯の製品と比較すると通話音質やビルドクオリティーが高めだと感じます。ここから実機サンプルを見ながらスペックや使用感などを紹介します。

eMeet HS100のスペックや特徴

ブランド / 製品名(型番) eMeet(イーミート) / eMeet HS100
駆動時間 約30時間の音楽再生
約24時間の連続通話
充電時間 約2.5時間
(15分の急速充電で4時間使用可能)
Bluetooth バージョン Bluetooth5.0
同時接続台数 2台
通信可能距離 約10m
有線接続 USB Type-C to USB A
(3.5㎜ミニジャックは非搭載)
ノイズキャンセリング ノイズキャンセリングマイク搭載
(ENCのみANCは非搭載)
外部音取り込み 搭載
本体重量 ヘッドセット本体:316.8g
Bluetoothレシーバー:2.6g
(実測値)

少し気になった部分は本体重量。Amazonの販売ページ、各レビュー記事などでは250gと表記されていましたが、実際に計測するとヘッドセット本体は316.8gでした。公式情報では315gtなっていますが海外向けサイトとなっているので国内の販売・レビューサイトでも正確な情報を掲載してほしいところです。

また、音楽を聴くための音質を重視したモデルではなく、会議やテレワークなどでの使用を前提とした機能性を重視したモデルとなっていることからドライバーの情報や音楽向けの情報はほとんど出ていません。(公式サイトや付属マニュアルにも記載なし。)

今回は便利な機能だけでなく音質面でもレビューできればと思っています。

eMeet HS100の実機レビュー!

ここからは実機の写真を使いながらのレビューです。まずは外箱や内箱からですが、安っぽさなどを感じることもなくしっかりした作りですね。

いちばん外側のスライド箱を開けると付属品が入った薄い箱が出てきます。表面にはケーブルやレシーバー(ドングル)、専用ポーチや説明書のイラストがあしらわれておりちょっと親切でおしゃれですね。

不足品の入った箱をめくるとヘッドセット本体がずれないようにぴったりと収納されています。ヘッドホンを見た瞬間、デザインや質感がSONY製のワイヤレスヘッドホンと似ているなぁと感じました。

ヘッドセット本体外観はこんな感じ。全体的にマット仕上げで高級感があり、なんといっても右側のイヤーカップから飛び出ている可動式マイクが特徴的ですね。

ちなみに「ヘッドホン」と「ヘッドセット」の違いについてですが、ヘッドホンにマイクが付いる(主に相手と通話をするときに使われる)モノをヘッドセットと呼びます。

ヘッドセットの右側にほとんどの操作ボタンが付いている形状で、eMeetロゴが「再生/停止・通話応答/通話終了」などの多機能ボタン、その上下の2ドッドの部分が「音量の上下」となっています。左側に配置されたボタンは一つだけで、eMeetロゴが「外部音取り込み機能」のオンオフを切り替えることができるボタンです。

電源のオンオフボタンやUSB Type-Cの給電/通信ソケットも同様に右側配置。

マイクアームの根本にはミュートボタン。ヘッドセットを装着した状態で、上から触れたときに自然に押せる位置にボタンがあるので咄嗟に音を切りたい場合などに重宝します。

マイクはスライド式でヘッドホンとしてのみ使用したい時には収納しておくことができます。後ほど詳しく紹介しますが、マイクのアーム部分を収納するだけでも音声をミュートすることができます。

個人的にはこの機能がすっごい便利だと感じました。

パソコンやスマートフォンの操作なしでミュートボタンさえも押すことなくミュートにできる機能を搭載しているヘッドセットは初めて触ったのでちょっとびっくりです。

イヤーパッドは柔らかい素材で、耳にフィットするだけでなく、装着した時に耳と同じ方向(後方斜め上)に傾いた形状になっているのでかなり軽い付け心地。耳を圧迫することなく耳の周りを囲む構造で密閉感を保ちつつ2~3時間ほどつけっぱなしでも全く痛くなりません。

イヤーパッドのクッションは少し低反発な素材で作られており、1秒ほどで戻ってしまうものの耳につけたときの装着感は抜群に良いです。とてもソフトな素材が採用されているようなので長期使用による劣化が少し心配です。

個人的な意見ですが唯一の残念ポイントがこのマイク部分の塗装。プラパーツにけっこうギラギラめなシルバー塗装が施されているようですが、なんだか少し安っぽい見た目になってしまっています。

とはいえ気になったポイントは本当にここだけで、その他は高級感を十分に感じます。普段使いのヘッドセットとしては大人っぽくてカッコいい!

eMeet HS100の付属品

eMeet HS100は付属品がちょっとリッチです。

eMeet HS100の付属品

  • eMeet HS100本体
  • 専用Bluetoothレシーバー(ドングル)
  • 専用メッシュポーチ
  • USB Type-C to USB Aケーブル
  • 説明慮類×2

1万円台という低価格ながら機能性に優れた付属品がセットで販売されています。中でも嬉しいのがBluetoothレシーバーで、パソコンにさせば設定不要で使い始めることができます。

ヘッドホンやヘッドセットで専用のレシーバーが付いている製品は無線接続に最適化されている物がほとんどで、設定不要かつ最も安定した通信を可能にします。パソコンやスマートフォンに搭載されたBluetooth機能は世代や機種によって快適な通信ができない場合があるのでレシーバー付属が嬉しいですね。もちろんレシーバー無しでもBluetooth搭載機器であれば接続可能です。

eMeet HS100に付属してくるレシーバーはLEDの色によってヘッドホンの状態を視覚的に確認できる便利機能を備えていたので、後ほど詳しく紹介します。

付属の専用ポーチはメッシュタイプ。薄手のメッシュ素材が使用されていますが、鋭利なものをぶつけない限りはヘッドセットに傷がついたりなんてことは無いと思います。

eMeet HS100本体を折りたたん上にのせてみるとこんな感じ。本体を折りたたまなくてもすっぽり収納できるサイズ感です。

メッシュポーチは親切設計で、付属のBluetoothレシーバーを収納するうち袋が内面にくっついています。個人的にガジェットについてくるレシーバーは無くしやすいので、本体もしくは付属のケースなどに収納できることが絶対条件だと考えています。

ワイヤレスマウスのレシーバーを何個なくしたことか…笑

持ち運ぶ時にもレシーバーをセットで収納しておけるので本当にに安心ですね。

3通りから選べる最強のミュート機能

このヘッドセットの一番の特徴はマイクをミュートする手段が3種類もあるところ。

マイクをミュートにする手段

  • ミュートボタンを押す
  • マイクのアーム部分収納する
  • 頭からヘッドせっどを外す

誰かに話しかけられたタイミングや配達が来た時などにさっとミュートにできるのが嬉しい仕様です。初めて触れる部分ですが、eMeet HS100には脱着検知機能が付いているので通話中でもヘッドセットを外すだけでマイクをミュートにできます。スマホに接続したときにはヘッドホンを外すと音楽やYouTubeの動画が停止することも確認できたのでけっこう便利です。

脱着検知機能はヘッドホンモードでは再生停止ヘッドセットモードではミュートが割り当てられています。

自動再生停止はバッテリー消費も抑えることができるのでなかなか優秀な機能だと思います。

また、ヘッドホンモードとヘッドセットモードを内部で切り替える仕様のようで、Windowsパソコンに専用レシーバーで接続した場合にはヘッドホンモードで接続されます。(eMeet HS100既定のデバイスに設定されている状態で)通話アプリやマイクのテストアプリなどを起動するとヘッドセットモードに切り替わり、マイクのオンオフを切り替えてヘッドセットとして使えるようになります。

接続状態が一目でわかるレシーバー(ドングル)が優秀

なれるまでは現在ヘッドホンモードなのかヘッドセットモードなのか無別がつけにくいかもしれませんが、そこで役に立つのが付属のレシーバー。

レシーバーの先端はeMeet HS100のモードによって異なる色で光ってくれるので目視でモード判別をすることができます。

レシーバーの発光色判別

  • :ヘッドホンモード(マイク無効)
  • :ヘッドセットモード(マイクオン)
  • :ヘッドセットモード(マイクミュート)

緑で光っている時はマイクがオンになっている」という事だけ覚えておけば『ミュートだと思ったのに相手に聞こえていた!』なんて事故を完全に防ぐことができます。

できないと思っていた有線接続ができた。

eMeet HS100には3.5㎜ステレオミニジャックが付いていないので、てっきり有線接続ができない製品だと思い込んでしまっていたのですが、付属のUSB Type-C to USB Aケーブルでヘッドセットとパソコンを接続すると有線で接続ができました。ただの充電ケーブルだと思っていたのですが、しっかりとデータ転送もできるものだったんですね。

USBで有線接続できるという事は遅延ゼロ。

という事は、もしかするとゲーミングヘッドセットとしても使えるのではないでしょうか?実際に使用してみましたが、ヘッドセットモードだと若干音質が悪くなるものの問題ありませんでした。便利。

eMeet HS100の音質は?音楽を聴くならどう?

最後に音質のチェックです。

ヘッドセットとして使うときに「こちらの声が相手に聞こえるとき」の音質と、ヘッドホンとして使うときの「音楽を聴いたとき」の音質を両方試してみました。

通話をした時に相手に聞こえる音質をチェック

まずはヘッドセットとしての実力です。

今回は僕が持っている中で一番通話音質が良いANKER(アンカー)のSoundcore Liberty Air 2 Proと初代AirPods比較してみました。ワイヤレスイヤホンとヘッドセットでは正確な比較にはならないかもしれませんが、あくまで参考程度とお考え下さい。

通話時に相手に聞こえる声ですが、eMeet HS100の場合口元に近い場所にマイクを持ってくることができるため、マイクと口が離れるような構造のワイヤレスイヤホンと比較すると格段に音質が良かったです。ワイヤレスイヤホンの音と比較した時に「乾いた音ではなくなった」と感じます。

ただ、iPhoneで普通に通話する場合などと比較すると音質は劣るので、これ以上の音質を求めるとパソコンに直接接続するタイプのマイクが必要です。

ヘッドホン(音楽を聴く目的)としての音質は?

次に音楽用のヘッドホンとしての実力です。あくまで「会議用・通話用」として販売されているモデルなので音質は期待していませんでしたが、普段使い用のヘッドホンとしてであれば全く問題ありません。ただ、低音域が少し弱い印象で、同価格帯の音楽を聴くために作られたヘッドホンと比較すると若干の物足りなさを感じました。

ただ、パソコンにつないで音楽を聴きながらの作業中でも瞬時にリモート会議などに移れるのは便利ですね。パソコンから音楽を聴くときには有線ヘッドホンを使用していましたが、これからはeMeet HS100をメインで使ってみようかと思うくらいに悪くはないです。

リモートワークのマストアイテムになりそうな製品です

パソコンで通話をしなければならない機会が増えましたが、パソコンの音関連の設定ってなかなかややこしいですよね。「聞こえてますか~?あれ?聞こえない?おっかしいな~」なんて経験をした方も多いと思いますが、再生音質・通話音質もそこそこ良くて機能性抜群なeMeet HS100はリモート環境では必須級のデバイスになるかもしれません。

ミュート手段が豊富でレシーバーを見ることで視覚的にも判断できる作りになっているのでプライバシーを守ることにおいても最適ですね。

---ここで記事内容は終わりです。---


  • この記事を書いた人

うえだ

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。