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お役立ちコラム

複数ページをワンクリックで一括オープンする最短手順まとめ【Windows11】

Windows11の環境で、Google Chromeを使って「いつも見る複数のWebページ」を一発でまとめて開く方法を整理しました。

マウスの中クリックでブックマークフォルダを一括オープンしたり、Chrome起動時に自動で複数タブを立ち上げたり、Windowsのショートカットを応用してタスクバーやスタートから開いたりと、拡張機能等を使わずに効率化できる方法を紹介します。

このページで分かること

  • ブックマークフォルダから複数ページをまとめて開く手順
  • Chrome起動時に自動で複数ページを開く設定方法
  • Windowsのショートカットで一発起動するやり方
  • 中クリック不可やタブの重さなどの対処法

最短ワンクリック|ブックマークフォルダから一括で開く

毎日アクセスするページが決まっているなら、Chromeのブックマークフォルダを使ってまとめて登録し、一発で開くのが手っ取り早い方法です。

マウスの中ボタン(ホイール)や右クリックから「すべて開く」ができるため、慣れれば素早く作業を開始できます。まずはブックマーク バーの表示とフォルダ作成から順に確認していきましょう。

ブックマーク バーを表示する(Ctrl+Shift+B)

Chromeでブックマークをすぐに使えるようにするには、まず「ブックマーク バー」を表示させる必要があります。これはブラウザのすぐ下に表示されるバーで、よく使うサイトやフォルダを登録しておけます。

Ctrl+Shift+B を押すと、表示・非表示をすぐ切り替えられます。あるいは、右上の「︙」から「ブックマーク」→「ブックマーク バーを表示」をオンにしてもOKです。

フォルダ作成とページ登録(★からフォルダへ保存)

よく使うページをひとまとめに管理するには、ブックマーク バーにフォルダを作成して登録する方法が最適です。

フォルダ作成とページの登録手順

  • ブックマーク バーの空白部分を右クリックして「フォルダを追加」を選ぶ
  • フォルダに名前を付けて作成
  • 目的のページを開き、アドレスバー右の「★(ブックマークを追加)」をクリック
  • フォルダ」を選択し、作成したフォルダに保存
  • 必要なページすべてについてこの操作を繰り返す

ページ数が多い場合でも、フォルダにまとめておけば後が楽になります。

中クリック/右クリック「すべて開く」で一括オープン

ブックマークフォルダに登録が終わったら、あとはそのフォルダを使って一括オープンするだけです。方法は2通りあります。

一括で開く方法

  • マウスのホイールボタンでフォルダを中クリック
  • フォルダを右クリックして「すべて開く」を選ぶ

中クリックに対応していないマウスやノートPCでは、右クリックからの展開となります。また、タブを開きすぎるとPCに負荷がかかることがあるため、10ページ以内を目安にしておくと扱いやすくなります。

Chrome起動=複数ページを自動で開く設定

Chromeを開いた時点で、毎回同じ複数ページを自動で立ち上げる設定も便利です。この設定をしておけば、Chromeアイコンを1回クリックするだけで必要なページがすべて開くため、ブックマークから探す手間すらなくなります。設定画面でURLを直接入力するか、今開いているページ群をそのまま登録する方法があります。

設定>起動時>特定のページまたはページセットを開く

Chromeの設定から、起動時に開くページをカスタマイズする機能が用意されています。URLを1件ずつ登録しておくことで、次回以降、Chromeを起動しただけでそのページが自動で開きます。

起動時に特定ページを開く設定手順

  • Chrome右上の「」をクリック
  • 設定」を選択
  • 左メニューから「起動時」をクリック
  • 特定のページまたはページセットを開く」を選ぶ
  • 新しいページを追加」をクリックし、URLを入力

起動時に開くURLを追加・編集・削除できるので、あとから変更も簡単です。

「新しいページを追加」「現在のページを使用」の使い分け

「起動時に開くページ」には、手動でURLを入力する方法と、今開いているタブをそのまま保存する方法があります。用途に応じて、どちらかを選ぶと設定がスムーズです。

追加方法の違い

  • 新しいページを追加 → 任意のURLを入力して登録する方法
  • 現在のページを使用 → 現在開いているすべてのタブをまとめて登録する方法

「現在のページを使用」は、既に開いてあるページがそのまま設定されるため、複数タブを立ち上げてから登録するのがコツです。個別にURLを追加したい場合は「新しいページを追加」の方が柔軟に対応できます。

Windowsショートカットでアイコン1回=複数タブ起動

Chromeを起動しつつ、特定の複数ページを一発で開きたいなら、WindowsショートカットにURLを渡しておく方法が役立ちます。

また、ブックマークは原則1つのページにつき1つまでの登録となるので、すでにブックマークを整理して登録している場合などはこちらの方法が適しています。

あらかじめ複数のURLを登録しておけば、ショートカットをクリックするだけでそのすべてのページがChromeで同時に開きます。スタートメニューやタスクバーにもピン留めできるため、マウス1クリックでアクセスできます。

ショートカット作成:chrome.exeにURLを並べる

Windowsのデスクトップにある「ショートカット」は、アプリだけでなく任意のURLを同時に開くようにカスタマイズできます。Chromeの実行ファイルに続けて開きたいページのURLを半角スペースで並べるのがポイントです。

複数ページを開くショートカットの作成手順

  • デスクトップ上で右クリックし「新規作成」→「ショートカット」を選択
  • 項目の場所」に入力例のように入力
  • ショートカットに名前を付けて完了
 入力例
"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" https://example.com https://example2.com
※環境によってはChromeのパスが以下の場所に設定されている場合もあります。
C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe

"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" 」の後に【半角スペース+目的のページURL】を繰り返すだけの単純な構造です。

 ショートカットサンプル
"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" https://pctextbook.com/ https://pctextbook.com/contact/ https://pctextbook.com/privacy-policy/

ショートカットサンプルを作成してみましたが、こちらのパスでショートカットを作成すると、当サイトの「トップページ」「お問い合わせページ」「プライバシーポリシーページ」の3ページが同時に(1ウィンドウ×3タブで)開かれるショートカットを作成することができます。

一度作成したショートカットはアイコンを「右クリック」→「プロパティ」→「リンク先(T):」の内容を書き換えることで変更も可能です。

スタート/タスクバーにピン留めして一発起動

作成したショートカットは、スタートメニューやタスクバーに登録することで、Windows起動後すぐにマウス1クリックで複数ページを開けるようになります。

ショートカットをピン留めする手順

  • 作成したショートカットを右クリック
  • スタートにピン留めする」を選択
  • またはデスクトップからタスクバーへ直接ドラッグして登録

ブラウザを毎回立ち上げてページを入力する手間を省けるので、業務開始時や毎朝の情報チェックにぴったりの使い方です。

よくある“つまずき”と時短テク

Chromeで複数ページをまとめて開く操作は便利ですが、環境や操作方法によってはうまくいかないこともあります。

ここでは「中クリックが使えない」「タブが多すぎてPCが重い」「既定のブラウザが違う」など、よくある困りごとやその回避方法を紹介します。

中クリックできない時の代替操作(タッチパッド/右クリック)

中クリック(ホイールクリック)ができない場合や、タッチパッド使用時には操作方法を変える必要があります。Chromeでは右クリックメニューから同様の機能が使えます。

中クリックができないときの対応方法

  • ブックマークフォルダを右クリック → 「すべて開く」または「すべてを新しいウィンドウで開く」を選ぶ
  • タッチパッド使用時は2本指タップで右クリックが代用可能(機種によって異なる)

マウスが使えない場合は、右クリック操作を活用することで一括オープン機能を維持できます。

タブが多すぎて重い時のコツ(段階オープン/新しいウィンドウ)

一気に複数タブを開くと、PCのスペックによっては動作が重くなることがあります。そうした場合には、いくつかの対策をとることで負荷を軽減できます。

タブの負荷を軽減する工夫

  • 開くページを目的別にフォルダ分けして、必要なときだけ開く
  • Chromeの「すべて開く(新しいウィンドウ)」を使ってグループを分離
  • 重いページは起動対象から外し、手動で開くようにする

タブの整理は、快適な作業環境を保つために欠かせません。

既定のブラウザがChromeでない時の確認ポイント

ショートカットや外部リンクからページを開いたときにChrome以外のブラウザが起動する場合、Windowsの「既定のアプリ」設定が影響しています。Chromeを既定のブラウザに設定することで、複数ページ起動が意図した通りに動作するようになります。

既定のブラウザをChromeにする方法

  • Windowsキー+Iで「設定」を開く
  • 左のメニューから「アプリ」を選択
  • 既定のアプリ」をクリック
  • 一覧から「Google Chrome」を選ぶ
  • .htmHTTP などの拡張子・リンク形式をすべてChromeに変更

ブラウザ指定が別のアプリになっていると、一括起動の仕組みがうまく機能しません。事前に確認しておきましょう。

まとめ|目的の複数ページをワンクリックで即オープン

Chromeを使って複数ページを一括で開く方法は、使い分け次第で日々の作業効率を大きく引き上げられます。

このページで紹介した内容は、いずれも拡張機能なしで実現可能です。自分の使いやすいスタイルを見つけて、ルーティン作業を一気に快適にしていきましょう。

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  • この記事を書いた人

うえだりゅう (上田 龍)

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。