Windows11では、デスクトップの背景を自分好みに簡単に変更できます。画像や写真を設定するだけでなく、スライドショーやWindows スポットライト、単色カラーなど多彩なモードに切り替えることも可能です。
また、複数のモニターを使っている場合には、それぞれのモニターごとに異なる壁紙を設定することもできます。
この記事では、初心者でも迷わず実行できるよう、最短手順から応用設定まで詳しく解説していきます。
このページで分かること
- 画像/スライドショー/スポットライト/単色の切り替え方
- 画像ファイルから直接壁紙に設定する方法
- モニターごとに別の壁紙を設定する手順
- 壁紙が切れる・伸びるときの表示方法の選び方
- 設定できない場合の原因と対処ポイント
最短で壁紙を変える|まずはこの手順
壁紙の変更は、慣れていなくてもすぐにできる簡単な操作です。
Windows11では設定アプリから丁寧に変更する方法と、画像ファイルを右クリックして即反映させる時短テクニックの2通りがあります。ここでは代表的な4つのモード(画像・スライドショー・スポットライト・単色)への切り替え方と、画像ファイルから直接変更する方法を紹介します。
設定アプリから「画像/スポットライト/スライドショー/単色」を切り替える
壁紙モードは「設定」アプリで切り替えられます。デスクトップの印象を手軽に変えられるため、まず覚えておきたい操作です。
壁紙モードの切り替え手順
- Windowsキー+Iで「設定」を開く
- 左の「個人用設定」をクリック
- 「背景」を選ぶ
- 「背景をカスタマイズする」のプルダウンから希望のモードを選ぶ
選べるモードは次の4つです。
- 画像
↳ 好きな画像を1枚だけ設定できる基本モード - スライドショー
↳ 指定フォルダー内の画像を一定間隔で自動切り替え - Windows スポットライト
↳ 自動で定期更新される高画質な背景が表示される - 単色
↳ 色だけを背景に設定してシンプルに仕上げる
画像ファイルを右クリックして「デスクトップの背景として設定」
画像をすぐに壁紙にしたい場合は、エクスプローラー上から直接変更する方法がもっとも手軽です。
画像から直接壁紙に設定する手順
- エクスプローラーで目的の画像を右クリック
- 「デスクトップの背景として設定」をクリック
また、「フォト」アプリで画像を開いている状態でも、右上の…から「背景に設定」→「デスクトップの背景」を選べば、同じように設定できます。
設定アプリに入る必要がないため、すでに使いたい画像がある場合はこの方法が最速です。
用途で選ぶ壁紙モードと設定ポイント
壁紙の設定には複数のモードがあり、使い方や見せ方に応じて選ぶのがポイントです。
たとえば「画像」モードでは見栄えを整えるために解像度や表示方法を意識する必要があり、「スライドショー」ではフォルダー内の画像を自動で切り替える楽しさがあります。また、「Windows スポットライト」や「単色」は、手軽に気分を変えたいときに便利です。
1枚の画像をきれいに表示するコツ(解像度・表示方法の選び方)
1枚の画像を背景に設定する場合、画面の比率や解像度との相性が重要です。画像が切れたり引き伸ばされたりしないようにするには、以下の点を意識しましょう。
表示をきれいに保つための調整ポイント
- 画像の解像度はモニターと同等以上を選ぶ → 例:1920×1080、2560×1440など
- 比率が合わない画像は「塗りつぶし」または「中央」で調整
- 壁紙が切れる場合は「調整」または「中央」で余白をつけて整える
設定画面の「表示方法(調整)」では以下の選択肢があります:
表示方法 | 特徴 |
---|---|
塗りつぶし | 画像を画面全体に拡大。比率が異なると一部が切れる |
合わせて表示 | 画像全体を表示。比率が違うと上下または左右に余白 |
中央 | 画像を中央に配置。余白が出るが切れない |
並べて表示 | 小さな画像を繰り返し表示 |
拡大して表示 | 画像を拡大して画面に合わせる。ぼやける可能性あり |
スライドショーでフォルダー内の画像を自動切り替え
スライドショーを使うと、指定したフォルダー内の画像を一定間隔で自動切り替えできます。お気に入りの写真を日替わりで表示したいときに便利です。
スライドショーの設定手順
- 「設定」→「個人用設定」→「背景」を開く
- 「背景をカスタマイズする」で「スライドショー」を選択
- 「アルバムを選ぶ」で画像が入ったフォルダーを指定
- 切り替え間隔やシャッフル表示などを設定
写真をまとめたフォルダーを1つ作っておくと、管理しやすくスムーズに設定できます。
Windows スポットライト/単色で手軽に雰囲気を変える
背景にこだわりがなくても、気分転換や目の疲れ軽減には「Windows スポットライト」や「単色」モードが最適です。
- Windows スポットライト
↳ 自動で美しい背景画像が切り替わる。手軽で見飽きない。
- 単色
↳ シンプルで集中力を高めたい人や、業務用PCにおすすめ。
どちらも設定画面からワンクリックで反映され、追加設定は不要です。特にWindows スポットライトは、自分では画像を用意しなくてもおしゃれな背景が自動で楽しめます。
マルチディスプレイでモニターごとに壁紙を設定
複数のモニターを使っている場合、モニターごとに別々の壁紙を設定することができます。
作業用と趣味用、用途に応じて壁紙を変えられるため、気分や使い方に合わせてカスタマイズできるのが大きな魅力です。設定アプリでは、サムネイル画像を使って個別に割り当てる操作が可能です。
モニター1・2・3に個別の壁紙を割り当てる手順
モニターごとに異なる画像を設定するには、設定画面からサムネイルを右クリックする方法が便利です。
各モニターに壁紙を割り当てる手順
- Windowsキー+Iで「設定」を開く
- 「個人用設定」→「背景」をクリック
- 「最近使用した画像」または「参照」から画像を表示
- 画像のサムネイルを右クリック →「モニター 1 に設定」などを選択
この操作は、最大3画面まで個別に対応可能です。表示が切り替わらない場合は、設定が正しく反映されているか確認してください。
各モニターの表示方法(調整)を最適化する
モニターごとに画像の表示方法を変えることで、それぞれの画面サイズや比率に合った見た目を実現できます。
調整の選び方
- 異なる解像度のモニターでは「中央」または「合わせて表示」が無難
- 縦長ディスプレイには「塗りつぶし」より「中央」や「並べて表示」が合う
- 比率が一致しない画像は「塗りつぶし」だと上下や左右が切れる場合あり
表示方法の設定は、モニターごとの表示確認をしながら微調整するのがおすすめです。特にマルチディスプレイ環境では、全体のバランスを見ながら設定することで、見やすく快適なデスクトップが実現できます。
まとめ|今日から迷わず理想の壁紙に変えられる
Windows11では、壁紙を自分のスタイルに合わせて簡単に設定できます。気に入った壁紙でデスクトップを整えることで、毎日の作業が少しだけ快適になります。