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レビュー

国内メーカーのゲーミングチェア「Natural Edge(ナチュラルエッジ) 」をレビュー

上田

今回は2022年に国内のメーカーが新開発した「Natural Edgeナチュラルエッジ)」というゲーミングチェアのレビューです。当サイトでは初めてとなるゲーミングチェアのレビューとなり、僕自身がゲーミングチェアを自宅で使うのは初めてです。

出先でサンプル品を使わせていただいたことや、友人宅にてゲーミングチェアを使わせていただいたことがある程度ですが、僕自身の経験を織り交ぜながら感じたままにレビューします。

「Natural Edge(ナチュラル エッジ)」とは

Natural Edgeナチュラルエッジ)」は社名ではなく、宮崎県の貿易商社が開発したゲーミングチェアブランドです。

会社は2020年末に設立され、Natural Edgeというブランドの誕生は2022年。会社もブランドも立ち上げから間もないことから、まだまだ知名度が低く製品の流通量は少なめです。

製品は1種類のみ。口コミや評判も少ない

NaturalEdgeはブランドが立ち上がったばかりということもあり、製品は「NaturalEdge ハイエンドゲーミングチェア」が1つのみ。後に新製品が登場する可能性もありますが、今のところの製品ラインナップは、今回紹介するゲーミングチェアのみとなっています。

ブランド立ち上げから間もないため当然ではありますが、現段階では口コミや評判、実機レビューがほとんどありません。

国内メーカーならではの安心の保証体制

Natural Edge の保証について

Natural Edgeの商品には3年間の保証が付帯しています。

保証書等は発行しておりませんが、過去にお客様がご注文いただいたメールアドレス等の情報を元に商品発送から3年間の無償部品交換を行っております。

ご注文から3年以内に商品の不具合が出た場合、お問い合わせにてご連絡ください。張地の経年劣化および昇降シリンダーについては1年保証となります。

NaturalEdge保証より

NaturalEdgeゲーミングチェアには製品に対して3年間の保証が付いてきます。ゲーミングチェアとしては3年間という保証は一般的ですが、宮崎県に本社や倉庫を構えた国内メーカーなので、迅速な交換対応や電話対応に期待ができますね。また、ゲーミングチェアは比較的大型の製品なので、国内ですべて対応していただける保証が付いているのはかなり安心です。

張地(生地)と昇降シリンダーについては1年保証となっている点には注意です。

Natural Edgeハイエンドゲーミングチェアの概要

Natural Edge ハイエンドゲーミングチェア
アームレスト 4Dアームレスト
リクライニング機能 フルフラットリクライニング(180°)搭載 
ヘッドレスト&ランバーサポート 付属(ランバーサポートの固定ベルトなし) 
オットマン 非搭載 
座面幅 40㎝ 
座面の高さ 45㎝~52㎝ 
耐荷重 150kg 
価格 49,800円 

ハイエンドゲーミングチェアのスペックを簡単に表にまとめてみました。

上位グレードのゲーミングチェアに搭載されることが多い4Dアームレストが搭載されていることや、座面幅は40㎝、耐荷重150kg、フルフラットリクライニング搭載とかなりハイスペック寄りだということがわかります。 ただゲーミングチェアやワークチェアのスペックはあくまでも参考値で実際に使ってみた時の使い心地や座り心地が最も重要です。

Natural Edge ゲーミングチェアの組み立て

今回はNaturalEdgeの実機をご提供いただいてレビューをさせていただけるという事なので、開封や組み立てを含めたすべてをレビューします。

当サイトのレビューでは、大型の製品の組み立て難易度も製品評価に加味しています。

届いた箱はかなり大きめで、重量は約24㎏。自宅で大きな製品の組み立てを行う際は、腰を痛めないこと床を傷つけないことに注意しましょう。今回のゲーミングチェアは各パーツごとで見るとそこまで重いものはなかったので、腰を痛めることはないかと思いますが、床を傷つけてしまうようなパーツが多かったです。

そんな注意も織り交ぜながら組み立てを解説します。

開封と付属品の確認

届いた箱を開封すると組み立てマニュアルが出てきます。おそらく逆側から開封してしまうとパーツを取り出すのが難しいと思うので、外箱側面の文字が上を向くようにおいてから開封してください。

組み立てマニュアルには軍手が同梱されていて気配りを感じます。今回は軍手はいらないだろうと思って使いませんでしたが、後にレンチを使うところで手が痛くなってしまうようなネジ止め箇所がありました。力は少し入りにくくなりますが、軍手使ったほうが良いかもしれません。

組み合ってマニュアルは裏印刷なしのぺら紙が一枚のみでした。組み立ての工程は非常に少なく、一度でもオフィスチェアの組み立てを経験したことがある方であれば迷うことは無いと思います。

パーツをすべて出してみるとこんな感じ。

箱からパーツを取り出す時には、各パーツを保護している薄い梱包シートを床に敷いてから取り出すようにしましょう。座面の底面やひじ掛けの根本は重い金属がむき出しになっているので、直置きだとフローリングがボロボロになってしまうかもしれません。

小箱の中にはキャスター座面裏パーツ昇降シリンダーなどの細かいものがまとめてありました。

小さいねじ類と片側がプラスになっている六角レンチが小袋に。基本的にすべての組み立てをこのレンチ1本でできるような設計になっているのですが、ちょっと無理なつくりの部分がありましたので、今回は付属していない別のプラスドライバーも使用しています。

すべてを開封した時点でマニュアルと見比べながら、パーツや付属品がすべて揃っていることを確認してください。

脚パーツの組み立て

ここから組み立ててです。まずは床に接するコロコロの部分から。

5か所すべてにタイヤを「ぎゅっ」と押し込むだけで簡単にハマります。

コロコロの上向きにして昇降シリンダーを差し込み、シリンダーカバーを上からかぶせるだけで脚パーツの組み立ては完了です。

ここまではものすごく簡単です。

座面の組み立て

次は座面裏に昇降レバーやひじ掛けを取り付けます。

場所にとってネジの長さが違ったりするんですが、あらかじめ取り付けする場所にあったネジが刺さっている状態で届くので、組み立て手順やネジ位置で迷うことは一切ありません。

これはうれしい親切設計ですね!

ひじ掛けを先に取り付けてしまうと座面が逆向きで安定しなくなってしまうので、昇降レバーが付いたパーツを先に取り付けたほうが簡単に取り付けできます。

組み立てで最も苦労したポイントは座面裏のネジ止めです。写真で見たらわかる通り、ネジ止めを必要とする箇所の一部はネジが布を貫通するような構造になっているのですが、この布がクッション性の高い厚手な素材で、場所にとっては少しずれるのでネジ止めがとても難しい。

もう少し長い六角レンチや、ドライバーと同じ形状のストレートタイプの六角があると力が加わりやすいのですが、付属の短いレンチでは力不足。


無理に購入する必要はありませんが、手元に六角ビットなどがあれば、こっちを使ったほうが組み立て難易度は下がります。

座面裏を組み立て終えたらこんな形になります。

座面と背もたれをドッキング

差面と背もたれをドッキングする場所にも布を挟んだネジ止め箇所がありますが、ここは長いネジが使われているため取り付けに苦戦することはありませんでした。

ドッキングすると一気に椅子っぽくなりましたね。

ほとんどのゲーミングチェアに共通していることですが、完成間近はちょっと薄めな車の椅子のような形状をしています。

それにしても背もたれの可動域が大きい椅子でも繋がっている部分は左右の金具だけなんですね。もっとお尻の裏までガチガチにつながっているものだとばかり思っていましたが、意外とつくりは単純でした。

ネジ止めした部分をカバーで隠せば接続部分の組み立ては完成です。

下側をパチッと止めてから上部分のネジ止めを行うのですが…

プラスチックカバーが浮いてしまってなかなかネジが刺さらない。かなり押し込みながら回さないとネジ穴に届かない構造だったので、付属の短いレンチドライバーでは無理。ダイソーのストレート型プラスドライバーでかなり押し込みながらネジ止めをしました。

ネジ穴に目隠しキャップをはめ込んで、座面稼働部の組み立ては完了です。

座面と脚パーツをドッキング

いよいよクライマックスの座面と脚パーツのドッキングです。少し重いですがここが一番簡単です。

座面下の穴に足パーツのオレンジ部分を差し込むだけ。

完璧な椅子になりました。

枕クッションと腰クッションを取り付ければNaturalEdgeハイエンドゲーミングチェアの組み立ては完了です。

NaturalEdgeを使ってみて感じた率直な感想

組み立てが完了してから約5日間という短い期間ですが、メインの椅子として使い込んでみたので、ここからは使い心地などの感想を踏まえた実機レビューです。

率直な感想としては「最高!」とまではいきませんが、49,800円のゲーミングチェアとしては不満の少ないクオリティーに仕上がっていると感じました。NaturalEdgeハイエンドゲーミングチェアのメリットデメリットをサクッと紹介します。

Natural Edge の良かったところ

まずは良かったところから紹介します。僕自身ゲーミングチェアというものを自宅で5日間も使い込んだ経験がないので「それ、ゲーミングチェアなら当たり前だよ!!」と言われてしまう部分もあるかもしれませんが、率直な感想をまとめました。

体に触れる張地(生地)の材質がものすごく良い

座った時のクッション素材も硬すぎず柔らかすぎず、座っている時の集中力が途切れない適度な柔らかさで心地よいです。椅子全体の張地(生地)ですが、NaturalEdgeのゲーミングチェアは経年劣化に強く高耐久な「PUレザー」を使用しており、対局となるPVCレザーが使われた製品と比較すると耐久性や通気性に優れています。

本革と一緒かと言われれば材質は全く異なるのですが、ツルツル滑ることもなくサラサラした手触りで弾力のあるフェイクレザーです。ゲーミングチェアやヘッドホンのイヤーパッドなどは材質によって劣化度合いが大きく変わるので、高耐久な素材が使われている点については高く評価できます。

中心部分はフェイクレザーで跳ね上がっているサイド部分はカーボン調のデザインで、こちらも耐久性が高そう。まだ長くは使っていないので、耐久性に関しては長期使用レビューを後日追加します。

普通に寝られる

ゲーミングチェアにリクライニング機能が付いている事はたいして珍しいことではありませんが、NaturalEdgeのゲーミングチェアは180°まで倒すことができるので、フルフラットにすることでほぼベッドになります。

マジで寝られる!!!

作業効率を上げるために机の隣のベッドを置いているなんて人もいるくらいですが、このゲーミングチェアを導入すれば作業やゲーム途中にちょっとした休憩や仮眠を挟むことができますね。

背もたれを倒したい時には、サイドのレバーを引きながらもたれかかるだけ。車の椅子と同じ感覚で倒すことができます。

腰クッションが椅子とつながっていないのが良い

この腰用クッションは「ランバーサポート」と呼ばれているみたいですが、これがゲーミングチェアと繋がっておらず置いてあるだけ。ベルトなどで固定されておらず、簡単に取り外しできるのも個人的には高評価です。

ランバーサポートを取り外し、背もたれを限界まで倒した状態がフルフラットとなるので、ランバーサポートを取り外すだけでベッドになるのが本当に便利。ランバーサポートにベルトが付いていて高さ調整ができる機種もありますが、僕はポロっと取れているほうが好みですね。

座面が広い

僕の身長は168㎝、体重は62㎏ですが、座面が広すぎます。(いい意味)

ものすごくゆったりと座れるので、窮屈感が全くありません。

公式サイトの寸法では座面の横幅が40㎝とされていますが、これはゲーミングチェアの中では最大サイズ。耐荷重の150㎏とかなり大柄の男性でも使えるサイズ感です。小柄な女性だと少し大きすぎるかもしれませんが、僕の嫁がこのゲーミングチェアで勝手に寝ていたくらいなので多分大丈夫だと思います。笑

Natural Edge のイマイチポイント

ココからはイマイチポイントです。

この点が悪い!と強く言える点は少なく「今後改善されればうれしいな」くらいのイメージではありますが、悪い部分も探してみました。

ひじ掛けの距離が遠く、ちょっとガタつく

ひじ掛け(アームレスト)は上下の高さ・左右のズラシ・前後のズラシ・左右の回転の4種類の調整が可能な「4Dアームレスト」と呼ばれる機構を備えているので、好みに合わせて動かせてとても便利です。

ただ、可動部が多いためかアームレスト自体がかなりグラつきます。ゲーミングチェアに座っているときに気になるほどではありませんでしたが、プラ製パーツの耐久面が少し心配なのと、アームレストのみ高級感を感じませんでした。

また、座面が広いということはアームレスト同士の間隔も広いということになります。今まで使っていたオフィス用のチェアと比較すると、肘が体からより離れるようになってしまったのでワキが大きく開いている体制になってしまいました。

座面裏にアームレストを取り付ける際、ネジ穴が長穴になっているので限界まで内側に寄せて取り付けることでアームレストも寄せることができますが、小柄な人にとってはワキが開き肘が離れてしまうのは少し気になるかもしれません。

組み立てがやや難しい

組み立ての工程はマニュアル通りで、簡単な手順ではあるのですが、ザックリとした手順だけでなく細部に注目すると少し組みにくい部分が多かったように感じます。

やはりネックはネジ止めの難易度が想像以上に高いところ。ネジに巻き込まれえるシートの厚みを考慮して、もう5ミリ長いネジであれば簡単に組み立てできるのではないかと感じました。

オットマン(フットレスト)がない

これは好みの問題かもしれませんが、NaturalEdgeゲーミングチェアにはオットマンと呼ばれる脚かけが付いていません。また、NaturalEdgeシリーズからは別売りのオットマン関連の製品は出ていませんので、必要であれば別メーカーの製品と合わせて使うことになります。

安いモデルであればそこまで高額なものでもないので大きな問題ではありません。

ゲーミングチェア相場よりも値段が少し高め

正直、ゲーミングチェアの相場からすると49,800円という値段は高くも安くもない絶妙なラインです。Amazonなどで「ゲーミングチェア」と検索をしてみると相場は2万円前後ではありますが、これはエントリーモデルの価格相場。

確かにゲーミングチェア全体の相場からすると少し高いかもしれませんが、有名メーカー製の高耐久モデルの相場は4万円から6万円程度。オットマンはつきませんが、4Dアームレストや180°リクライニング、高耐久フェイクレザー、国内メーカー製という点を加味すれば、妥当な価格だと感じます。

以上が実際に使ってみた時に感じた良いポイントとちょっと気になるポイントでした。

全体的なつくりや使用感は概ね満足で致命的な欠点はな、ゲーミングチェアとしては完成度の高い製品でした。 心配な点としてはやはり小柄な女性では体にフィットしないことがあるかもしれないことと、組み立て難易度が少し高いこと。 (ネジ止めが難しい。

これらの点を許容できる人であれば、どんな方にでもお勧めできる優秀なゲーミングチェアだと思いました。

Natural Edge のゲーミングチェアはどこで買える?

現在NaturalEdgeのゲーミングチェアは公式サイトのみで販売されています。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでは購入できないので注意してください。

いつも使っている通販サイトで購入ができないのはちょっとしたデメリットとなるかもしれませんが、 公式サイトでは販売記念としてしばらくの間送料無料キャンペーンを行っているようなので、 送料がかかってしまう通販サイトと比較すると安く購入することができます。

NaturalEdgeハイエンドゲーミングチェアの総評

ゲーミングチェアをガッツリと使い込んで見るのは初めてでしたが、ゲームだけでなくあらゆるパソコン作業で疲れを感じにくい優秀な椅子だと感じました。同時にヘッドレストやランバーサポートがついているとボコボコしていて座りにくいイメージを抱いていましたが全くそんな事もありませんでした。

ゲーミングチェアとしては44800円という価格は少しだけ高いかもしれませんが、張地の品質や4Dアームレストや180°リクライニングなどの機能面などを考慮すれば価格は妥当です。

また、今回紹介したゲーミングチェアはNaturalEdge初の製品でしたが、公式サイトにも記載されているように日本国内のゲーミングブランドとして様々な新商品を開発していく予定のようです。製品ラインナップは高級志向と予想できそうで、今後登場するかもしれない高品質な新製品にも期待です!

NeutralEdge公式サイト:naturaledge.jp


  • この記事を書いた人

上田

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。