「RAPTGO x HBB HOOK-X」レビュー。最高に音がフラットなインイヤーモニター

うえだりゅう

今回は「LINSOULL.Sオーディオ)」様よりインイヤーモニター「RAPTGO x HBB HOOK-X」をご提供いただきましたのでレビューします。従来のイヤホンとは一味も二味も違う音を奏でる「イヤモニ」ですが、今回ご提供いただいた製品をはちょっと衝撃でした。「音がなんだかフラット」という表現を今までネガティブ寄りな表現として使ってしたのですが、今回は真逆のスーパーポジティブな意味でフラット。


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「RAPTGO x HBB HOOK-X」はイヤホンではなく“イヤモニ”

今回ご提供いただいた製品はイヤホンではなくインイヤーモニターIEM)という製品です。音楽に精通している方にとっては説明不要かもしれませんが、念の為解説します。

普段皆さんが使っている「イヤホン」は音楽を心地よ聴く事を目的として作られている一方、「インイヤーモニター」は音を正確に再生するための“プロ向け”のイヤホンとなります。ミュージシャンがステージで歌う時に耳につけているアレですね。

ミュージシャンに限らず、裏方のオーディオエンジニアたちが音響をチェックするために使ったり、そんな環境で聞く音を楽しむために一部のオーディオマニアには人気の高い製品です。

今回レビューする「RAPTGO x HBB HOOK-X」は$259(日本円で3万円強)でイヤホンとしては少し高額な価格ですが最も安いものでも1万円前後となるので、イヤモニのとしては比較的安め~普通くらいの価格帯かと思います。

詳細スペック

RAPTGO x HBB HOOK-X
本体形状ワイヤード耳掛け式・カナル型
ドライバー14.2mm平面駆動ドライバー
12層両面PZTドライバー
周波数帯域10Hz-40KHz(40,000Hz)
本体重量(実測)全体:39.2g
イヤホン本体:7.2g ×2
ケーブル:24.8g(ジャック込み)

本体の構成パーツ

平面駆動ドライバー

なんといっても特徴は「平面駆動ドライバー」+「12層両面PZTドライバー」のハイブリッド構成。平面駆動ドライバーは一般的なダイナミックやBAと比較して大型になり多くの電力を必要とする代わりに広い周波数帯で歪みのない音を作り出すことができるドライバー。

12層両面PZTドライバー

さらに平面駆動ドライバーでも欠けてしまう部分を12層両面PZTドライバーで補填する組み合わせでとなり10〜40,000Hz全体域すべての音を均等に表現することができる作りです。

開封しながら実機レビュー

今回は「RAPTGO x HBB HOOK-X」の実機をご提供いただきましたので、製品の外観も隈なくレビューさせていただきます。

 

化粧箱の外観にそこまので高級感な感じませんでしたが、開けてからが本番でした。全面マットな黒箱に押し圧でロゴがデザインされたデザインがクール。

基本的に化粧箱への印刷はなく、全てがプレスマーク。また、全てが紙でできておりプラスチック削減が求められている現代風なパッケージ。収まっているイヤモニ本体は、なんだかこじんまりしていて可愛い。

なんだか梱包がパズルのようになっていて、順番にしか取り出せないような設計です。

内容物を全て取り出すとこんな感じ。

内容物

  • イヤモニ本体(左右)
  • ケーブル
  • ジャック×3
  • キャリングケース
  • イヤピースケース
  • イヤピース×6セット

いやーピースが多いことと、ジャックがサイズ違いで3種類入っていることに驚きを隠せません。プロ向けってこういうことなんですね。

イヤモニ本体側面には「RAPTGO x HBB HOOK-X」の刻印とLR表記。

やっぱり全てが金属でできているガジェットは美しいですね。天面のメッシュまで全てが金属。重厚感がありすぎるのでは?と思ってしまうのですが、耳に装着した時に重さでズレるなんでことはないんでしょうか。とにかくずっしり。

収納するための「RAPTGO」ロゴのプロテクトケースも付属。

このケースちょっと押さえたくらいでは形が変わらないぐらいの頑丈さと、密閉度の高いジッパーでイヤホンを完全ガードしてくれます。防水ではないと思いますが、爪の先すら入る隙間のない形状で安心感はかなり高め。

イヤピースは全6セット。半透明のイヤーピスが硬めな素材、黒いイヤーピスが柔らかめのシリコン素材でできています。個人的には柔らかめの方がフィット感が増すので、今回は黒いイヤーチップを選択。

それにしても、このイヤーピースを保管しておくケースに収納されているのは良いですね。袋詰めされているとイヤーピースに変な跡がついてグシャグシャなことも多いですからね。

続いてはケーブルで全長120cmのファブリックタイプ。全く絡まないですし断線もしにくそうで、今まで購入してきたイヤモニの中では最も高品質かもしれません。接続端子も一般的な2ピンケーブルなので、他メーカーの製品でもリケーブルで使い回したい。

今回のモデルでは、イヤホンジャック側もソケットタイプになっており、サイズに応じて3種類から選んで使えます。

付属するジャックコネクタは、4.4mm、3.5mm、2.5mmの3種類。かさばるアダプタやケーブル交換無しでジャックを交換できるのは大きな強み。ある程度高品質でジャック交換可能な製品はケーブルだけでも5,000円〜10,000円くらいするので、イヤモニ使いたい方であれば一本持っておくと取り回しがかなり楽になると思います。

左右と極性を間違わないように本体と接続。

ジャック側も接続します。4つのピンが均等に並んでいるので初めは極性わかりにくかったですが、内部の突起のおかげで正しい方向でしか刺さらない構造なので安心。

実際に使ってみた感想

実際に使ってみた感想です。

ただ、僕自身が音響の専門家でなく「ただのイヤホン好きな人」なので、プロの方に納得していただけるような正確なレビューはできていないかもしれませんがご了承ください。

装着感は極めて良い

イヤモニ自体に興味があって、過去にイヤモニとして最低限認められているよ!みたいな評価をされていた8,000円くらいの製品を購入したことがあったんです。ここではその製品の名前は出しませんが、フルメタルな材質で重すぎて耳からずり落ちて来ちゃったんですよね。

一方、RAPTGO x HBB HOOK-Xはもっと重たいのに全くズレる気配がありません。3時間くらい装着した状態で作業していたのですが、装着時の痛みもなくズレもありませんでした。

本体はかなり重厚で重いので、耳の上を通しているケーブルが脱落防止に最適な形状をしていますね。また、耳上(ケーブルが引っ掛けてある部分)に関しても全く痛みなどはなく、メガネとの同時使用でも全く問題ありませんでした。(過去に買った8,000円は一体なんだったのか…)

音質は今まで聞いたイヤホンの中ではトップかも

音質に関しては正直びっくりしました。

ざっくりとした感想で言えば、RAPTGO x HBB HOOK-X で聞いた後に即 AirPods Pro(第2世代)を聞くと「なんだかおもちゃみたい」という感想を持ってしまいました。なんというか、今まで感じたことがないくらいに「音軽くない???」みたいな。

正直、今までAirPods Proの音が悪いと思ったことがなかったので新しい発見でした。その後、またAirPods Proでしばらく聞くと「音良いじゃん」に戻るのですが、RAPTGO x HBB HOOK-Xで聴き直すと「何度でも来る衝撃」。

最も衝撃を受けたのが低音域で、解像感の高い低音がものすごく魅力。今までは低音が “出ているか出ていないか” という判断基準だったのですが、RAPTGO x HBB HOOK-X の場合出てるのは当たり前で、高音のようなメリハリがある低音を味わえました。ただ、低音域の音圧に関しては若干の物足りなさも感じました。イヤモニというものは音の味付けをしないものなので、これが最もスタンダードな音なのでしょう。

ふりかけで例えるなら、「ものすごく粒が細かくてご飯のとの絡みは最高。出汁のような香りも味も最高に美味しい。でも、塩味が少しだけ足りないので濃い味好きからすると物足りないりない事もある上品な味」といったイメージです。(わかりにくいか。)

中〜高音域に関しては音圧も音質もベストで、ものすごく綺麗だし、低音域と同じようにキメも細かい。いつも聞く曲なのに、初めて聞く音が混じっていたのがちょっと印象的。念の為AirPods Proでも聞き直してみましたが、その音はありませんでした。再生デバイスでここまで音って変わるんだといった感想と、AirPods高かったのに音が悪く感じてしまってちょっと残念。音のわかる人が「AirPodsの音ってそこまで良くはないよ」とレビューしているのをわからせてくれたイヤモニでした。

イヤホンより1個上の体験をしてみたい方におすすめできる一品

今回ご提供いただいた「RAPTGO x HBB HOOK-X」は一般的なイヤホンとは使用されるシーンが少し異なるプロ向けに寄った機材。ただ、できるだけ高音質(解像度の高い音)を楽しみたい方であれば購入を検討してみても良いものだと思います。

また、一般的なダイナミックドライバーやBAドライバーではなく「平面駆動ドライバー」が採用されている点でも違った音を楽しめる製品となっているので、気になる方は是非!

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うえだりゅう

PCやスマホが大好きです。 いくつかのメディアを運営しながら、一般層向けパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新のテクノロジーや技術にも興味があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。