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中古パソコン

フリマサイトや個人間取引のパソコンってどうなの?10台以上買った経験者が解説

メルカリやヤフオク、ラクマなどのフリマサイトには、新品の半額以下で買える中古パソコンがずらりと並んでいます。「新品は高いから中古で済ませたい」と考える人にとって、個人間取引は魅力的な選択肢に見えます。

だから筆者自身も手を出してしまうのです。

しかし、フリマサイトでのパソコン購入には、一般的な中古品とは比べものにならないリスクが潜んでいます。筆者はこれまでメルカリやヤフオクで10台以上のパソコンを購入してきましたが、その経験から言えるのは「自分で修理できない人は手を出すべきではない」ということ。

この記事では、実際にフリマサイトで遭遇した失敗談や悪質出品者の手口を紹介しながら、どんな人なら購入しても良いのか、より安全にパソコンを手に入れる方法は何かを解説します。

このページで分かること

  • パソコン初心者にフリマサイトをおすすめしない理由
  • 10台以上購入した筆者が実際に経験した失敗談
  • 悪質な出品者を見抜くための具体的なチェックポイント
  • フリマサイトで購入しても問題ないケース
  • 保証付きで安心して買える中古パソコン専門店の選び方

結論:パソコン初心者/中級者にフリマサイトでの購入はおすすめしない

フリマサイトでパソコンを購入する最大の問題は、届いた商品に不具合があっても自力で対処しなければならない点です。出品者の多くは「ノークレーム・ノーリターン」を掲げており、購入後のサポートは期待できません。

自分で修理できなければ買わない方がいい理由

フリマサイトで売られているパソコンの多くは、専門店では販売できないレベルの商品です。リース落ちの古い機種、素人が修理した品、動作に問題を抱えた品などが混在しており、外見だけでは状態を判断できません。

フリマサイトのパソコンに多い問題

  • バッテリーが劣化して数分しか持たない
  • 内部にホコリが溜まり冷却性能が低下している
  • グリスを塗り替えておらず冷却性能が低下している
  • 画面に輝度ムラや黒点がある
  • HDDやSSDに不良セクタがある
  • 過去の修理で内部パーツが破損・欠損している
  • OSのライセンスが正規品ではない

これらの問題に対処するには、パソコンを分解してパーツを交換したり、OSをクリーンインストールしたりする技術が必要です。自分でこれらの作業ができない場合、不具合のあるパソコンを抱えたまま泣き寝入りすることになります。

安く買えても修理費がかさめば結局損をする

フリマサイトで2万円のノートパソコンを購入したとしましょう。届いた商品のバッテリーが完全に劣化していた場合、交換用バッテリーの購入に5,000円〜1万円程度かかります。さらにキーボードの一部が反応しない、液晶にドット抜けがあるといった問題が重なれば、修理費用は購入価格を超えることも珍しくありません。

購入先 本体価格 修理・追加費用 合計
フリマサイト 20,000円 バッテリー交換8,000円+SSD換装5,000円 33,000円
中古専門店 30,000円 0円(整備済み・保証付き) 30,000円

このように、初期費用の安さだけで判断すると、結果的に損をするケースが多いのがフリマサイトでのパソコン購入です。

フリマサイトでパソコンを10台以上購入した筆者の体験談

筆者は過去にメルカリやヤフオクで10台以上の中古パソコンを購入してきました。その中には良い買い物もありましたが、何度も痛い目に遭ってきたのも事実です。ここでは実際の体験をもとに、フリマサイトでパソコンを買うことの現実をお伝えします。

相場より安く買えるが「アプリ張り付き」が必要

フリマサイトで本当にお買い得な商品を手に入れるには、常にアプリをチェックして新着出品を監視する「アプリ張り付き」が必須です。良い条件の商品はすぐに売れてしまうため、仕事の合間に探す程度では競争に勝てません。

筆者の場合、本業の傍らで常にメルカリの通知をオンにし、気になるキーワードで検索条件を保存して監視していました。それでも「あと数分早ければ買えたのに」という経験は数え切れないほどあります。

結局のところ、良品を手に入れるために費やす時間と労力を考えると、最初から専門店で買った方が効率的だったと感じることも少なくありません。

富士通リース落ちノートで掴んだ「ニコイチ修理品」

最も印象に残っている失敗は、富士通のリース落ちノートパソコンを購入したときのことです。商品説明には「動作確認済み」「きれいな状態」と書かれており、価格も相場より少し安い程度だったので安心して購入しました。

届いた商品は確かに電源が入り、Windowsも起動しました。しかしスピーカーの片側から音が出ないことに気づき、原因を調べるために分解したところ…

分解して発覚した問題点

  • 基盤に無数の傷
    → 素人が何度も分解した痕跡
  • スピーカー部分にネジが挟まっている
    → スピーカー破損の原因
  • 一部のネジが本来と異なる長さ
    → 別の個体からの流用
  • ファンのケーブルが刺さっていない
    → 冷却できない

これは明らかに複数の壊れたパソコンから使えるパーツを寄せ集めて作った「ニコイチ」品でした。見た目は動作していても、いつ完全に壊れてもおかしくない状態でしたね。

リース落ちPCのようにパーツの入手性がいい機種だったため、自分で修理することはできましたが、出品者に現状を報告したところ「そんなはずはない!」と即ブロックされました。

まあ、パソコンが届いた瞬間に不調を知られ分解されるなんて思っていなかったんでしょうね。確信犯です。

デスクトップを分解した時点で返品はほぼ不可能

フリマサイトには「届いた商品が説明と異なる場合は返品可能」というルールがありますが、パソコンの場合はこのルールが適用されにくいのが実情です。

特にデスクトップパソコンの場合、内部の状態を確認するには側面パネルを開けることがあります。。デスクトップの場合この行為自体は普通にあり得ることなのですが、開封(分解)と見なされれば「購入者が何か手を加えた可能性がある」と判断され、返品交渉が難しくなります。

筆者も過去に「メモリが商品説明と異なるものが搭載されていた」というケースで返品を申し出ましたが、「開封後の返品は受け付けない」の一点張りで泣き寝入りした経験があります。大体は分解前にわかることなのですが、16GB×2枚と書かれていたものが8GB×4枚でした。

こうなってしまった場合、プラットフォーム側のサポートも期待できません。

フリマサイトに潜む悪質出品者の手口と見分け方

フリマサイトには善良な個人出品者だけでなく、パソコンに詳しくない人を狙った悪質な出品者も数多く存在します。

言葉を選ばずに言ってしまえば「とんでもねえヤッベえ出品者」がいっぱいいます。

※実際の出品画像がいくつか登場しますが、悪者として扱いたいわけではありません。筆者は絶対に買わない、お金をもらってもいらないと感るものを取り上げています。

「Core i7搭載!」…笑

フリマサイトでよく見かける「Core i7搭載!」「サクサク動く!」「快適!」「爆速!」という表現は、警戒すべき文言です。少なくともパソコンを紹介したり販売する人間は「爆速」というワードは使いません。

あと、「♡」とか「★」で飾っている説明で良心的な出品はあまりありません。

Core i7というCPUは2008年から存在しており、現在も新しい世代が発売され続けています。つまり「Core i7」という名前だけでは、最新の高性能CPUなのか、15年以上前の旧式CPUなのか判断できません。

Core i7の世代による性能差

  • 第3世代Core i7(2012年発売)
    ↳ 現在の最新Core i3以下の性能、Windows 11非対応
  • 第4世代Core i7(2013年発売)
    ↳ 同様に古く、現代の用途には力不足
  • 第8世代以降のCore i7(2017年発売)
    ↳ 現在でも実用的な性能を持つ
  • 第14世代以降のCore i7(2023年発売)
    ↳ ぼぼ最新と言っていい超高性能

悪質な出品者は、あえてCPUの世代を明記せず「Core i7搭載」とだけ書くことで、古いパソコンを高性能品に見せかけています。CPU型番(例:Core i7-3770、Core i7-8700など)が明記されていない商品は避けるべきです。

「通電確認済み」は正常動作の保証ではない

商品説明に「通電確認済み」と書かれていても、それは「電源を入れたら何かしら反応があった」という程度の意味でしかありません。

「通電確認済み」に含まれないこと

  • OSが正常に起動するかの確認
  • すべてのUSBポートが機能するかの確認
  • Wi-FiやBluetoothが動作するかの確認
  • 長時間使用しても安定するかの確認
  • 異音や異常発熱がないかの確認

本当に動作確認をしている出品者であれば、「Windows 11で起動確認」「各種ポートの動作確認済み」「ベンチマークテスト実施」など、具体的に何を確認したのかを明記しているはずです。曖昧な表現しかない商品には手を出さないようにしましょう。

「SSDだから快適」は無理があるよね

SSD512GBが快適なのはわかりますけど、他が快適じゃなさすぎる。

ストレージだけ合格点でも、CPUとメモリが致命的に古ければ「SSDの速さを活かせないほど他が足を引っ張る」という状態。

悪質な出品者は、パソコンに詳しくない人が「SSD=速い」というイメージだけで購入することを狙っています。SSD搭載という一点だけで判断せず、CPU世代とメモリ容量も必ず確認するようにしましょう。

動画編集もいけまっせと書きがち

メモリ4GBにSSD120GB、Celeron N3060で動画編集は無理がある。以上。

Office搭載」は、体感9割が海賊版、もしくは企業向けライセンスの不正流用

「Microsoft Office搭載」を売りにしている出品で正規ライセンスのOfficeがインストールされているケースは稀で、多くの場合は以下のいずれかに該当します。

パターン 内容 リスク
海賊版 不正にクラックされたOffice 法的リスク
ボリュームライセンスの流用 企業向けライセンスの不正転用 突然使用不可になる
試用版 期間限定の体験版 30日程度で使用不可

正規のOfficeライセンスは本体価格に含めると採算が合わないため、格安の中古パソコンに「Office搭載」と書かれていたら、まず海賊版を疑うべきです。

また、「Microsoft Office Home&Business Plus 2019」のように、ソフトの名称に「Plus」が入っているものは企業向けライセンスの不正使用の可能性が高いです。

契約元の企業が契約をやめてしまえば、同時に使用不可となります。このような Officeが入ったパソコンを購入してしまって使っているだけでは実害がないかもしれませんが、使っていて気持ちがいいものではりません。

さらに言えば、Office付きであれば【パソコンは初期化状態+Officeの正規ライセンスキーがついたもの】でなければ意味がありません。初期化したら消えるOfficeは怖くて使えません。(初期化前のWindowsに何が仕込まれているのかわからないので。)

画像と実物が違う詐欺的出品も“結構”あるのよ…

フリマサイトでは、商品画像と実際に届く商品が異なるケースが後を絶ちません。特にパソコンでは以下のような手口が確認されています。

画像詐欺の手口

  • GPUを抜いて発送
    ↳ 画像ではグラフィックボード搭載、届いたら内蔵GPUのみ
  • メモリを減らして発送
    ↳ 画像では16GB、実際は8GBに差し替え
  • ストレージを差し替え
    ↳ 画像ではSSD搭載、届いたらHDDに変更
  • 別の個体を発送
    ↳ 掲載写真とはまったく別の同型機を送る

これらは開封して初めて気づくため、前述の通り返品交渉が困難になります。商品説明に具体的なスペック(GPU型番、メモリ容量、ストレージ型番など)が明記されているかを必ず確認しましょう。

フリマサイトで購入してもいいケースとは

ここまでリスクを説明してきましたが、すべての人にフリマサイトでの購入を否定するわけではありません。一定の条件を満たす人であれば、フリマサイトを賢く利用することも可能です。

パーツ取り目的のデスクトップ購入なら選択肢になる

自作PCを組んでいる人や、既存のパソコンをアップグレードしたい人にとって、フリマサイトは格安でパーツを調達できる場所になります。

たとえば「CPUとマザーボードだけ欲しい」「電源ユニットを流用したい」といった目的であれば、ジャンク品として出品されている安価なデスクトップを購入し、必要なパーツだけ取り出すという使い方ができます。

パーツ取りに向いている商品

  • 「ジャンク」「部品取り」と明記された出品
  • 起動しないが通電はする商品
  • 一部パーツの故障が明記されている商品
  • 相場より大幅に安い商品

この場合、最初から格安である代わりに「壊れている前提」で購入するため、トラブルになりにくいというメリットもあります。

自作PCの経験があり分解・修理ができる人向け

フリマサイトでメインのパソコンを購入しても良いのは、自分でトラブルに対処できるスキルを持っている人に限られます。

フリマ購入に必要なスキル

  • パソコンの分解・組み立てができる
  • パーツの良し悪しを型番から判断できる
  • OSのクリーンインストールができる
  • ドライバの手動インストールができる
  • 不具合の原因を自分で切り分けできる

これらのスキルがあれば、多少の問題がある商品でも自力で修復して使えるため、フリマサイトの価格メリットを最大限に活かせます。逆に言えば、これらができない人がフリマサイトで購入するのはギャンブルに近い行為です。

安心してパソコンを買いたいなら中古専門店を選ぶ

フリマサイトのリスクを避けつつ、新品より安くパソコンを手に入れたいなら、中古パソコン専門店を利用するのが最も賢い選択です。専門店には個人間取引にはない安心感があります。

専門店なら保証・返品制度・クリーニングが充実

中古パソコン専門店で購入する最大のメリットは、しっかりとした保証制度が用意されている点です。

項目 フリマサイト 中古専門店
保証期間 なし(ノークレーム・ノーリターン) 90日〜3年
初期不良対応 出品者次第(多くは拒否) 交換または返金
動作確認 曖昧(通電のみの場合も) 専門スタッフが実施
クリーニング されていないことが多い 内外部ともに清掃済み
OSライセンス 不明(海賊版リスク) 正規ライセンス

専門店では販売前に動作確認とクリーニングが行われ、問題のある商品はそもそも販売されません。万が一初期不良があっても、保証期間内であれば無償で対応してもらえます。

フリマと同価格帯で保証付きの商品が見つかることも

「専門店は高い」というイメージを持っている人も多いですが、実際にはフリマサイトと同程度の価格で購入できるケースも珍しくありません

たとえば、PC WRAPやパソコン市場、Be-Stock、PC nextといった中古専門店では、3万円台から実用的なスペックのノートパソコンが販売されています。これはフリマサイトで「まともな状態」の中古パソコンを探した場合の相場と大きく変わりません。

しかも専門店なら保証付き、正規OS、クリーニング済みという安心感が付いてきます。同じ金額を払うなら、リスクの高いフリマサイトより専門店を選ぶ方が合理的です。

まとめ|フリマサイトでパソコンを買う前に自分のスキルを確認しよう

フリマサイトでのパソコン購入は、自分で修理できるスキルがあるかどうかで判断すべきです。分解・修理ができない人がフリマサイトで購入するのは、運任せのギャンブルと変わりません。

安く買えたと思っても修理費がかさんで結局高くつく、返品を申し出ても拒否される、そんなトラブルに巻き込まれるリスクを考えれば、最初から保証付きの中古専門店で購入する方が賢明です。

パソコンに詳しくない方は、フリマサイトには手を出さず、信頼できる中古専門店で安心して購入することをおすすめします。


当ページの更新履歴 [Update History]

  • 2026-01-16:»記事が公開されました。

---ここで記事内容は終わりです---
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  • この記事を書いた人

うえだりゅう (上田 龍)

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。