当サイトの記事内には広告やPRが含まれています。
コンテンツ制作ポリシーに基づき、消費者庁が問題としている「誇大な宣伝や表現」とならないよう配慮しコンテンツ制作を行っております。
もし、問題のある表現や内容が見つかりましたらお問い合わせよりご一報いただけますと幸いです。

   

PCメーカー・ショップ

Apple(MacBook)の特徴や評判・評価|M1チップの登場で勢力図が一転。現在は良コスパ。

上田

Macは、高いデザイン性と信頼性、優れたパフォーマンスなどで多くのファンを獲得しているAppleのブランドです。当サイトで紹介するパソコンは主にWindowsが中心ですが、2020年に発表されたM1チップの登場により、「Mac=高い」とは言いにくくなり、今では一部モデルが良コスパな製品としても注目を集めています。

このページでは、AppleやMacの特徴や評判・評価について詳しく解説しています。

Appleの売れ筋モデル
MacBook Air(M1/M2) 最もコスパに優れているモデル。
MacBook Pro 上位モデルはハイエンドデスクトップクラス。
Mac mini 格安でデュアルモニター環境を構築したいならMac mini一択。
少し下へ»Macの売れ筋モデル詳細

Appleについて

Apple Park の写真

ApplePark:米カリフォルニア州

Appleは、iPhone、Mac、iPad、ウェアラブルデバイスなどの製品を開発、製造、販売しているアメリカのカリフォルニア州に本社を置く企業です。

Apple
社名 Apple Computer, Inc(2006年迄)
Apple, Inc(2007年1月~現在)
アップルジャパン株式会社(日本法人)
本社所在地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州(ApplePark)
設立 1976年4月1日
1980年12月12日上場
従業員数 約154,000人
実店舗数 国内10店舗
その他正規サービスプロバイダ多数
取り扱い製品 Macシリーズ
iPhoneシリーズ
iPadシリーズ
iPodシリーズ(生産終了)
AirPodsシリーズ

AppleWatchシリーズ
Apple TV HomePodなど
公式»Apple(日本)

Apple(Mac)の製品ラインナップや特長

出典 / 引用:Apple.com/jp

Appleの取り扱い状況
モバイルノート MacBook AirMacBook Pro
(13~14インチ)
据え置きノート MacBook Pro
ミニPC Mac miniMac Studio
デスクトップ Mac Pro
液晶一体型 iMaciMac Pro(生産終了)
ゲーミング
取り扱い無し
ディスプレイ Studio DisplayPro Display XDR

ノートPCのラインナップは「MacBook Air」と「MacBook Pro」となり、Air/Pro共に13~14インチのモバイル向けが中心。Proモデルのみ16インチも据え置き用途に向けたモデルもリリースされています。

小型デスクトップ(Windows機ではミニPCと呼ばれるサイズ)は「Mac mini」と「Mac Studio」。サイズからは全く想像できないほどハイパワーでありながらMac miniはすべてのMacの中でいつでも最安値。一体型デスクトップの「iMac」は値段が張るものの、Appleの大画面ディスプレイを使えることに意味がある。最高の色味を堪能したい方にとっては最高のMac。

Apple(Mac)の簡単な特徴

  • PCブランドは「Macシリーズ」のみ
  • ビルドクオリティーが高く安っぽさが無い
  • すべての製品がハイエンド寄りのスペック

順に解説します。

PCブランドは「Macシリーズ」のみ

Appleが生産・製造しているパソコンは製品ラインナップからも分かるようにMacシリーズのみとなります。「Macintoshマッキントッシュ)」という名称から、一般的にMacと呼ばれるようになりました。

すべてのMac製品に、「macOS」呼ばれているオペレーティングシステムが搭載されており、根本的にパソコンとしてできることはWindowsと変わりません。クラウドストレージサービスの「iCloud」や、Word、Excel、PowerPointに代わる「PagesNumbersKeynote」などAppleの独自アプリケーションも利用できます。

ビルドクオリティーが高く安っぽさが無い

Appleの製品は、製品のデザインや筐体の完成度が非常に高いことで知られています。MacBookシリーズの筐体は一体化されたアルミニウム製のボディが採用され、剛性が高く美しい仕上がりが特徴的。

筐体のデザインあまり変更をしないことも特徴のひとつで、例えば、2020年に発売されたMacBook Ariのデザインは2015年ごろのMacBookとほとんど見分けがつきません。一般的なパソコンであれば5年6年前の製品となれば、どこか古めかしい印象になってしまうのが普通ですが、Apple製品にはそれが当てはまらないので「Appleは未来が見えているのではないか」と話題になることも。

製品のデザインや筐体の完成度に非常にこだわりを持ち、常に革新的なデザインを追求する姿勢が、多くのユーザーに長く愛される理由のひとつです。

すべての製品がハイエンド寄りのスペック

Apple製品は全部高い!」といった印象がありますが、製品のデザインに力を入れていることに加え、ほかのメーカーとは違い一切の廉価版(低スペックで安いモデル)が無いというのが高価格の原因となっています。一見、廉価版の様に見える「iPhone SE」シリーズなども中に入っているSoC(CPU)は最新のチップを搭載しているため、見た目によらず実はハイエンド。

Mac系(パソコン分野)でもMacBook、iMac、Macmini、MacPro すべてがPC業界の中で平均以上の性能を搭載しており、WindowsでいうCeleronやPentiumといった下位グレードのパソコンは販売されたことがありません。

全製品がハイエンドとなるので、どのApple製品を選んだとしても、時代にスペックが追い付かなくなるまでの時間が長く、買い替えサイクルも長くなるため、長い目で見ればApple製品は高くないものが多いです。

Apple(Mac系)を選ぶ際に気を付けるポイント

MacBookはこのサイトのメインで扱っているWindows機とは使い勝手や価格感が違ってくるので、気を付けるポイントも少し多めです。

当然ながらWindowsではない。完全独自の「macOS」

Appleパソコンは独自のOSである「macOS」を搭載したMac系のみとなるので、当然Windowsを搭載しているモデルはありません。よって、OSの違いで使えるソフトウェアが違うなど普段からWindowsを使い慣れている人にとっては使いにくく感じるケースもあるかと思います。

また、ゲーム用途も兼ねてパソコンを購入するのであればMacはおすすめできません。どれだけMacの性能が高くてもOSの違いからインストールすらできないゲームタイトルが多く、ゲームに合わせてグラフィックボードを選ぶといったこともできません。

WindowsとMacの違いや比較については以下のページで解説していますのでMac⇔Windowsでこれから使うOSを変えてみたいという方は参考にしてみてください。

関連»MacとWindowsの違いを両刀使いの僕が比較してみました。

スペックを足せば足すほど割高になる

M1チップの登場により、スペック比の価格で見ても「Macが高い」とは言えなくなってきました。ただこれは、吊るしモデル(カスタマイズをしない最安値構成)の場合で、スペックを足せば足すほど割高になってしまいます。

MacBookAir M2 標準スペック(164,800円)
メモリ 8GB→16GB +28,000円
8GB→24GB +56,000円
ストレージ 256GB→512GB +28,000円
256GB→1TB +56,000円
256GB→2TB +112,000円

MacBook AirをCPU以外の項目をフルスペックにして購入するとなれば、164,800円だったものがほとんど倍の332,800円となってしまいます。Windowsにおいては、このような価格の上がり方はありえないと言ってしまってもいいでしょう。

特にストレージに関しては、常に大容量のデータを持ち運ぶ必要がない場合は外付けHDD/SSD(1TB当たり1万円前後)を別途購入して対策することでMacBook本体にかかる費用を大幅に削減できます。

Macを購入する際は「自分にとって不必要なオプションはできるだけ削る」ということを意識しながら選んでみてください。

関連»外付けSSD/HDDの選び方やおすすめモデルを紹介(ページ準備中です。今しばらくお待ちください。)

周辺機器の価格が高い

MacBook(ノートパソコン)を検討している場合は大きな問題にはなりにくいですが、Mac miniやMac Studio(デスクトップ)を検討している場合は周辺機器までチェックしたうえで購入しましょう。Apple純正のキーボードが「Magic Keyboard」、マウスにあたるものが「Magic Mouse」、タッチパッド型の「MagicTrackPad」などがあげられますが、どれも1万円を超える価格帯です。

もちろんMacの周辺機器はApple純正でなければダメということはありませんが、世の中のPC周辺機器はWindows向けに作られているものが多く、純正でなくともMac用につくられているもの(for Macなどの表記がある製品)は低価格な製品が少ない傾向にあります。

Windows用でも使えないことはないのですが、マウスの挙動に違いがあったり、キー配列に違いがあったりと使い勝手が大幅に悪くなってしまう可能性があるので、このような周辺機器の違いも頭に入れておきましょう。

Macの売れ筋モデル

MacBookAirの写真

出典 / 引用:Apple.com/jp

MacBookAir|断トツの一番人気。90%の人はコレで良い

M1チップが出てからというもの、MacBook Airの売れ行きが凄まじい。それもそのはずで、同じM1チップが搭載されていればMacBookAirでもProでもMac miniでもベースのスペックは同じというラインナップだったため、最も安い「MacBook Air」が最も人気となりました。(Mac miniは付属品まで含めると高くなってしまう。)

Airには放熱に必要な排気ファンが搭載されていことから、高負荷が長時間持続する用途には少しだけ不向きという特徴があるものの、普段使いにはほとんど影響無し。(継続使用時のサーマルスロットリングも軽微。)Macを使っている人の90%以上が満足できる構成に仕上がっています。後継機の「M2 MacBook Air」は価格が上がったことで売れ行きは少し失速しましたが、Airシリーズは変わらずNo.1。

公式»MacBook Air:Apple

MacBook Pro|ノートながらデスクトップクラスの処理性能

下位モデルはMacBook Airと同じCPUを搭載していますが、MacBook Proに搭載されているM系チップの上位モデル 「Pro / Max / Ultra」 はプロのクリエイターでも使い切れないほどの処理性能。もはやノート型のパソコンとは思えないほどのハイパワーで、Thunderboltにドッキングステーション等を繋いでしまえば本当にデスクトップがいらなくなってしまいます。

MacBook Air では性能が少し足りなくなるような、プロのクリエイターにとってはベストバイ。

公式»MacBook Pro:Apple

Mac mini|超小型モデルでありながら最安値かつハイパワー

Mac miniはWindows機ではあまり見ないタイプのミニPCで、高さ約3.5cm、幅・奥行き約19.7cmのボディの中に高性能なシステムが詰め込まれています。

こちらもMacBook系と同じCPUを搭載していれば性能も同じですが、M1チップのMacBookではできなかった4Kディスプレイの2画面出力などに対応しているため、自分で好きなディスプレイを繋いでデュアルディスプレイ環境を構築したい層に支持されています。(MacBookは出力の最大が2画面のうち、内臓ディスプレイで1画面分を消費してしまう構造)

また、「Mac」というカテゴリの中では最も安いモデルとなります。

公式»Mac mini:Apple

Apple(Mac)のセールや割引情報

Appleのセールや割引
常時開催セール なし(年始などの実質値引きのみ)
クーポン割引 なし
アウトレット あり:認定整備済製品
学割 あり:学割専用ページ

Appleが公式サイトで割引セールを行う事はほとんどありません。また、クーポン適用での割引や常時開催となっているセールもありません。

ただ、年始の初売りではAppleギフトカードでのポイントバックが行われており実質値引きで購入できる期間がありますので、年末年始や決算期が近い場合は少し待つのも良いかもしれませんね。

学生や教職員限定の学割は常時行われていますので、学業にかかわっている方はいつでも対象のApple製品を10%前後安く購入することが可能です。また、学割を適用させて購入した端末に限り、有料保証の「AppleCare+」も20%OFFで加入できます。

また、アウトレットとして製造過程で小傷がついたものや、一度返品されたものが対象となる「Apple認定の整備済製品」が用意されており、値引き率は一律で15%程度となります。Appleとしてはあくまで新品扱いとなるので、保証や返品に関するガイドラインなども正規製品と全く同じで、極めて満足度の高いものになっています。

公式»Apple認定整備済製品 - Apple(日本)

公式»学生・教職員価格と学生割引 - 教育 - Apple(日本)

Appleの無料・長期保証やサポート

項目 1年限定保証 AppleCare+(プラス)
加入価格 無料
(購入時点で保証対象)
月額・一括購入
(料金は端末代金によって変動)
加入タイミング 製品購入時点(自動) 製品購入から30日以内
バッテリー交換 1~2万円程度 無料(バッテリー容量80%を切る場合のみ)
修理代金 一般修理価格 AppleCare+加入者限定価格

Appleは製品に対しての無料保証は購入日から1年間となります。有料の保証は「AppleCare+アップルケアプラス)」という形の期間加入となります。Appleの基本的に有料の保証は無理に加入する必要はないと考えていますが、Appleは修理の価格も高額となるので、外にMacやiPadを持ち出す習慣がある方や、自身の不注意でスマホ等をよく壊してしまう方は加入しておいてもいいかもしれません。

これらの有料保証に加入する基準などは人それぞれですが、迷っている方は以下のページを参考にしてみてください。

関連»有料のパソコンの延長保証は必要?保証期間は何年あれば安心なのかを考える

Appleの評価と他のPCメーカーとの比較

Apple(Mac)の辛口評価
価格 2
デザイン性 5
サポート体制 3.5
総合(平均) 3.50

性能に対する価格(安さ)デザイン性サポート手軽さや品質の評価を数値化したものです。デザイン性は文句なしの満点です。価格に関しては、MacBook AirやMac miniの吊るしモデルのみで考えれば「3付近」でしたが、上位モデルの値段が高いことやカスタマイズ時のオプション追加が高すぎると感じ「2」と評価しました。

Apple以外はWindows機をメインに販売するメーカーとなるので、同じ基準で横並びにするのはお門違いかもしれませんが、メーカー選びの参考にしてください。

他社メーカーとの比較は以下の表を参考にしてください。

各項目ごとに並び替え可能・横スクロール可能

メーカー平均価格デザインサポート特徴メーカー
富士通3.67 2.5 4 4.5日本国内世界最軽量の「LIFEBOOK UH」は魔法。落ち着きと高級感のあるデザインで幅広い年齢層から人気。富士通
NEC3.67 3 3 5日本国内国内シェアNO.1メーカー。マニュアルやサポートが豊富で、パソコン初心者におすすめ。NEC
Dynabook3.67 3 3.5 4.5日本国内小型かつ軽量なビジネスモデルが主力製品。元東芝ブランド。現SHARP傘下。
Dynabook
VAIO3.00 1 4.5 3.5日本国内品質重視でスマートかつ高級感のあるデザインが特徴。LTEモデル+SIM契約できるサービスもある。VAIO
Panasonic2.17 1 2 3.5日本国内価格が高く堅牢性の高いレッツノートを販売するメーカー。賛否が分かれる。Panasonic
Microsoft3.33 2 4.5 3.5海外(US)デザイン性が高くタッチディスプレイが特徴のSurface。価格は高いが全モデルがOfficeH&B付属。Microsoft
HP3.83 4 4 3.5海外(US)上位モデルはデザインや高級感を重視したモデルが多い。稀に疑うほど安いセールを行っている。HP
Lenovo3.83 5 3.5 3海外(CN)コスパのバグ。安いパソコンと言えばLenovo。安いからと言って大きなデメリットが無い。Lenovo
Dell3.33 4.5 3.5 2海外(US)コスパが良いモデルから高級モデルまで様々。「Alienware」はDellのゲーミングブランド。Dell
ASUS3.50 3.5 4 3海外(TW)スマホ・パソコン共に「Zen」シリーズが人気。オシャレで低価格なノートパソコンが売れ筋NO.1。ASUS
Acer3.17 3.5 3 3海外(TW)台湾に本社を構えるパソコンメーカー。3Dで視認できるパソコンのパイオニアAcer
HUAWEI3.00 3 4 2海外(CN)比較的コスパが良く、品質、デザインも良い。国内でもモニター関連などが人気なメーカー。HUAWEI
LG(gram)2.33 2 4 1海外(KR)大画面かつ超薄型・高性能な gram(グラム)シリーズが主力製品。価格は高め。LG(gram)
Apple3.67 2.5 5 3.5海外(US)デザインや品質は最高峰。吊るしモデルはお得だが、カスタムするほどコスパが悪くなる。Apple
マウス4.17 4 3.5 5国内BTO国内メーカーとしては安い。品質も良好。24時間電話サポートなど、特に初心者におすすめ。マウス
パソコン工房3.83 4.5 3 4国内BTO海外メーカーと肩を並べる良コスパ。ラインナップはデスクトップがメイン。パソコン工房
フロンティア3.67 4 4 3国内BTOセール対象商品の値引き額の割合が大きい。国内メーカーかつデスクトップで安く買いたい人向け。フロンティア

パソコンメーカーの詳細比較は以下のページをご覧ください。

関連»【国産/外国産】PCメーカー25社の一覧

Apple(MacBook)の特徴や評判・評価のまとめ

もともと価格が高かったAppleのMacでしたが、M1搭載のMacBook Airを筆頭に吊るしモデルの価格がどんどん下がっている印象です。

Appleは2022年7月に全モデルの大幅な値上げを行いましたが、それでもまだ業界平均よりも安い。ただ、このページ内でも解説しているようにiPhone、iPad、Macすべてにおいて同モデルのスペックアップをする場合の料金が高いと感じます。

できるだけ最小の構成で注文することでコスパよくMacを持てると思いますので、パソコン選びの参考にしていただけると嬉しいです。

このページで登場した関連ページ

関連»【国産/外国産】PCメーカー25社の一覧

関連»MacとWindowsの違いを両刀使いの僕が比較してみました。

関連»有料のパソコンの延長保証は必要?保証期間は何年あれば安心なのかを考える

公式»Apple公式サイト(日本)


  • この記事を書いた人

上田

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。