「EDIFIER(エディファイア)」より、2022年8月22日にイヤホンの新モデルが発売されるということで、サンプル品をご提供いただきましたのでレビューします。
僕自身、初めてご提供いただいた「NeoBuds Pro」を使った時、価格に対する音質に感動し、どっぷり虜になってしまました。個人的に「TWS NB2 Pro(ワイヤレスイヤホン)」を2つ、「W8200NB(ワイヤレスヘッドホン)」を1つ購入しており、ご提供いただいた製品を含め、イヤホンやヘッドホン関連はEDIFIER製品を愛用中。
最上位モデルのイヤホンで1万円前半、ヘッドホンに関しても8,000円ほどと安く購入できるので、普段使いにはもってこいなブランドだと思っています。(高い製品だとゴリゴリ使えない...笑)
過去のレビューはこちら!
そして今回、新発売となった製品がこちら。
「W220T」はこれまで紹介してきたカナル型とは違いインナーイヤー型で、耳に引っ掛けるタイプです。耳が蒸れたり、閉塞感が苦手でラフに音楽を聞きたい方にとっては、今回の新製品の方が合っていると思います。
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当記事は商品を提供頂き作成しています。
EDIFIER W220T の詳細なスペック
EDIFIER W220T |
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製品名/型番 | W220T |
対応コーデック | SBC aptX aptX Adaptive |
通信距離 | 約10m |
Bluetooth | V5.3 |
再生時間 | イヤホン単体:約6時間 充電ケース:約18時間 (充電3回分) |
対応周波数 | 20Hz-40kHz (20Hz-40,000Hz) |
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
防水防塵等級 | IP54 |
低遅延モード | 搭載 |
アクティブノイズキャンセリング | 非搭載 |
外音取り込み | 非搭載 |
アプリ対応 | あり(Edifier Connect) |
カタログスペックとしてはこんな感じ。Bluetoothは現行モデルでは最新のバージョン5.3を搭載しているほか、イヤホンとしては比較的大きめな13㎜のダイナミックドライバーを搭載しているため、接続の安定性や迫力のある音表現が得意なイヤホン。
ただ、インナーイヤー型で耳を密閉できないため、アクティブノイズキャンセリングや外音取り込みなどは非搭載となっています。
W220T 本体と充電ケースの外観
開封。
充電ケースは標準的なサイズで光沢仕上げで、背面にペアリングやリセットに使用するボタンがついているだけのシンプル設計。
片手でもスッと開けやすい形状です。イヤホン本体もかなりの光沢仕様ですが、ビルドクオリティーが高めなので、安っぽい感じはほとんどありません。
ツルツルなので、手が乾燥すしやすい冬場にはツルッと落とさないように注意。
イヤホン本体の第一印象は「黒メッシュ(編み目)の部分が多い」と感じました。事前情報で「IP54」の防水防塵等級がついていることがわかっていたので、メッシュ部分から粉塵が入らないかが少し心配。
ただ、メッシュの場所をよく見ると、内部に巨大な13㎜ドライバーが斜めに収納されており、先端の2連メッシュはドライバーの端、中央の丸型メッシュはドライバーの中心に空いているので、最大限に音を通過させる設計なのだと思います。
棒状の部分とイヤホン上部の穴はおそらく通話用とcVcノイズキャンセリングマイク。
イヤホン本体の作り込みが良い
W220T はワイヤレスイヤホンとして価格が倍ほどの製品と比べても、作りがトップクラスに良いなと感じます。プラスチックが波打つような成形ムラもなければ、角張った部分や掃除のしにくい溝もありません。もちろんソフトウェアの制御やコントロールも完璧。
イヤホンの操作はタップではなく押し込み。ソフトウェアの作り込みも◎
EDIFIER製のイヤホンは多くのモデルにおいて「イヤホンを誤操作しにくい設計」というのも魅力の1つなんです。
W220T は、画像で言えばEDIFIERロゴの横の凹みを軽くピンチ(つまむ)ことでコントロールが可能です。
操作 | デフォルトの機能割り当て |
1回ピンチ | 電話の応答・終了・音楽の再生・再生停止 |
2回ピンチ | 次の曲へ |
3回ピンチ | 前の曲へ |
2秒間ピンチ | 電話の拒否・音声アシスタント |
デフォルトでは左右共通で上記のコントロールが割り振られています。
もちろん専用アプリでの割り振り変更も可能です。左右で異なる設定や、イヤホン単体での音量変更もできるのはやっぱり嬉しい。
↑ちなみに、以前紹介した「Neo Buds Pro」などのカナル型のイヤホンは耳に装着した際に安定(軽く固定)するので、タップではなくノックで反応する設計でした。静電容量のタッチではなく、ノックによる振動に反応するので、指や腕、肩などが「ベタ〜〜」とくっいてしまっても誤反応はしませんでした。
所々のメッシュが綺麗だけど面積が大きい分凹みやすいかも?
イヤホン本体に合計10個もあるメッシュの損傷や凹みなどが気になってしまいますが、耐久性はちょっと弱めかもしれません。爪で押したら少し凹んで戻ってこなくなりました。(やっちまった...ちょっとメッシュも心も凹んだ...)
イヤホン本体のメッシュが出っぱっている(正確には簡単に指や爪で触れられる)部分があるので、もう少し耐久どの高い素材を使って欲しかったな〜と思いました。金属製の網の質感は最高に素晴らしい。
充電ケースにチープさはないが、安定感しない
充電ケースもイヤホンと同様で、軽すぎてオモチャ感があるとかは全くありません。どちらかと言えばガッシリとしたプラスチック。
でもケースの形状が平らな面がほとんどない丸さをしているので、机の上でくるくるユラユラ回転してしまいます。ケースはデスクにカチッと置いておきたいので、どこか1ヶ所で良いから平らな面が欲しい!(という僕の好み。)
音質は高音域強め...かと思いきや?
最後に最も重要な音質について。
一番初めに音を聞いた時には「高音域が強い?!」と思ってしまったのですが、イヤホンをしっかり耳の奥まで入れれば低音域が大きめで広がりを感じます。中音域も綺麗。
耳に引っ掛けるだけでは低音が届きにくいので、インナーイヤーに慣れていない方や、小耳でなかなか奥までイヤホンが入らない方は「あれ、13㎜ドライバー...」と感じてしまうかもしれません。耳に引っ掛けるだけのラフスタイルで使いたい場合は、アプリの中のイコライザで低音が最も響く「ROCK」がいい感じ。
遅延はほぼない
アプリコントロールによる低遅延モードはOFFの状態でも人物が喋る声と口の遅延などはわからないレベルで低遅延です。
ON(表記は開く)にすることで、89msの低遅延モードに移行し、わずかに遅延が減ります。ただ、切り替え前でも僕の体感で110〜130msほどの低遅だと感じたので、どちらのモードでも大抵のゲームは大丈夫かな?
10,000円を大きく切るインナーイヤー型の中では上位評価!
総合評価
個人的にはデスクに直置きした時に回転してしまうケースのデザインと、イヤホン本体のメッシュの耐久性のみ気になるポイントではありましたが、それ以外は不満なしです。音質や本体の質感などは価格以上のクオリティーを感じました。
過去のレビューはこちら!
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