「ノートパソコンを3万円台で買いたい!」
こんな要望が寄せられることが多いのですが、正直「もう少し予算を出した方がいいと思いますよ…」とアドバイスすることが多かったです。ただ、2023年初めごろから状況が変わり、一般利用であれば3万円台くらいの中古のパソコンがめっちゃちょうど良いと言えるようになってきました。
ここでは3万円台で十分実用的と言えるパソコンに求められる性能や、選び方、おすすめ機種などもさせていただきますので是非とも参考にしていただけると嬉しいです。
3万円台パソコンのおすすめ購入先
- 【Qualit】Windows11対応製品一覧
→美品かつ3万円台でWindows11対応のノートパソコンが多い。
→バッテリー劣化20%以下保証。 - 【OraOra!】2万円台パソコン
→3万円台多数だが、タイミング次第で2万円台でもWindows11対応パソコンがあることも。
→バッテリー劣化30%以下多数。(商品概要にて全個体計測&表記あり)
前提:3万円台で買える“新品のパソコン”ってどの程度?
まず大前提ですが、記事タイトルにもあるように今回のターゲットは「中古のパソコン」となります。
予算にあまり制限をかけず新品で買えるのであればその方が安心安全で高性能なパソコンが手に入るということは分かり切っています。しかし、昨今の円安や半導体の高騰などの影響もあり、パソコンを新品で買おうとすると大きな出費となってしまいます。
重ねて3万円台という条件の中で買おうとするとPC系サイトの運営者としてはおすすめが無いというのが正直な感想です。
CPU \ メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
Pentium Celeron Athlon Aシリーズ |
価格帯 3~5万円 ストレージ容量 128~256GB |
価格帯 4~7万円 ストレージ容量 128~256GB |
CPUとメモリが アンバランス |
CPUとメモリが アンバランス |
Core i3 RYZEN 3 |
価格帯 4~7万円 ストレージ容量 128~256GB |
価格帯 6~10万円 ストレージ容量 128~256GB |
CPUとメモリが アンバランス |
CPUとメモリが アンバランス |
Core i5 RYZEN 5 |
CPUとメモリが アンバランス |
価格帯 7~13万円 ストレージ容量 256~512GB |
価格帯 9~14万円 ストレージ容量 256~512GB |
CPUとメモリが アンバランス |
Core i7 RYZEN 7 |
CPUとメモリが アンバランス |
価格帯 9~15万円 ストレージ容量 512~1,000GB |
価格帯 10~20万円 ストレージ容量 512~1,000GB |
価格帯 14~30万円 ストレージ容量 512~2,000GB |
Core i9 RYZEN 9 |
CPUとメモリが アンバランス |
CPUとメモリが アンバランス |
価格帯 14~30万円 ストレージ容量 512~2,000GB |
価格帯 23~45万円 ストレージ容量 512~2,000GB |
こちらは現在の相場をもとにCPUとメモリを掛け合わせた価格を表にまとめたものですが、新品3万円台で選べる中でミドル~ハイスペックなパソコンはありません。
新品3万円のパソコンの特徴
- 搭載されているCPUの性能が低すぎる
- メモリ8GB以上がほとんどない
- マイナーメーカーのパソコンも多い
- そもそもWindowsでなくChromebookなども多い
こんな理由もあり、「私はたまにしかパソコンを使わないから…」「そこまで重い作業はせず、調べ事をするだけだから…」という方にも例外なくおすすめはできないと考えています。(おそらくスマホのほうが快適。)
各項目ごとに詳しく解説します。
搭載されているCPUの性能が低すぎる
新品かつWindowsを搭載したノートパソコンとなると選択肢がほとんど無い上に、ラインナップとして挙げられるのは例外なく低スペックなCPUを搭載した製品となります。
基本的に、廉価ノートパソコンにIntel製のCoreiシリーズやAMD製のRyzenシリーズが搭載されていることはなく、IntelではCeleronシリーズ、AMDでは3150e、3020e、Athlonシリーズなどが採用されてます。
最新モデルであれば廉価版CPUでもネットサーフィン、メール、SNS、動画鑑賞程度の利用であれば十分とまでは言い難いにせよ、こなせるだけの性能を持っていますが、これだけの用途に限定した使い方をするのであればスマートフォンやタブレット端末でも十分です。わざわざパソコンを購入する必要はないかもしれません。
また、パソコンを購入した後で『将来的に〇〇にも使うかもしれない』『〇〇に挑戦するかもしれない』など、購入時には想定していなかった使い道が見つかることもあるので、割り切った使い道に限定せず、少し性能の高いものを選んでおくことをおすすめします。
廉価版のCPUの解説となりましたが、例外として最新のCeleron名称変更モデルとなる「N100プロセッサー」などは性能が高くなりつつありますが、現状では製品数が少なく、ノートパソコンに搭載されている製品はあまりありません。(ミニPCに採用されているケースが多い。)
新品で3万円台のパソコンはあまりおすすめできない理由としては廉価版のCPUに限定されてしまうという点が最も大きいです。
メモリ8GB以上がほとんどない
現在最新のWindows11のシステム要件では「必要なメモリが4GB」となっていますが、実際Windows11を動かすことを考えると4GBでは足りません。これはパソコン用のゲームにおいての必須スペックと推奨スペックと同じ考え方となります。
“必須”と“推奨”スペックについて
- 必須スペック
そのソフトウェアやゲームなどをインストールしたり起動することができるだけが保証されている「最低のスペック」 - 推奨スペック
そのソフトウェアやゲームなどを快適に動作させることができる「おすすめのスペック」
つまり、Windows11において「メモリ4GB」というのは必須スペックに該当するため、快適動作させるためには足りないと判断してもいいと思います。僕自身の体感で言ってしまえば仕事用のパソコンとして常用するのは無理です。
CPUのスペックが低い場合と同様で、裏でWindowsのアップデート(Windows Update)が走るだけでパソコンの動きが悪く、あらゆる作業がストレスに感じてしまいますね。
また、ブラウザでタブ(ページ)を複数開いて作業するといった使い方でもメモリ4GBでは足を引っ張ります。
メモリ容量の目安 | |
4GB以下 | Windows11のシステム要件ではあるものの 普段使い用のパソコンをして常用するのは厳しい |
8GB | Windows11搭載パソコンとしては一般的 快適にこなせるタスクが多くなる |
16GB | 一般向けとしては大容量 ゲームやクリエイティブ向けとしては16GBが最低容量 |
32GB以上 | あらゆるタスクを快適にこなせる。 4K動画編集やプロ向けの動画編集などは64GBも視野に検討 |
「パソコンを使って何をしたいか」によって求められるメモリの容量は変わりますが、「何をするにもまず8GBないと困るケースが多い」ということだけは覚えておきましょう。
話を戻すと「新品で3万円台」で販売されているパソコンの多くは「メモリ4GB搭載モデル」が多いので、普段から常用するパソコンとしてはおすすめしにくいです。
マイナーなメーカーのパソコンも多い
国内メーカーであれば「Panasonic」「富士通」「SONY(VAIO)」など、海外メーカであれば「Dell」「Lenovo」「Apple」などがメジャーなメーカーと言えますが、価格が安いパソコンをAmazonなどで探そうとすると聞いたこともないようなマイナーなメーカーのパソコンを見かけることがあります。
最近見かけるマイナーメーカーだと「CHUWI」「ESBOOK」「JUMPER」「WVX」など。中にはメーカーすらあまり表に出さないように販売しているマイナーメーカーもあるので注意が必要です。
もちろんマイナーなパソコンメーカすべてが悪いというわけではありませんが、ほぼ例外なくCPUのスペックが低いパソコンが多いので、満足に使えるものが少ないという言うのが現状です。
また、全世界で共通の筐体で販売していることが多く、キーボードが日本語配列になっていなかったり、通常であれば4GB→8GB→16GBと「2の冪(にのべき)」で増えていくメモリ容量が、なぜか「6GB」や「12GB」と不自然な状態の製品もよく見かけます。(スマホのように考えて設計しているのかもしれません。)
以前このようなマイナーメーカー製のノートパソコンを購入して使っていた時期もありましたが、1台目は性能が低すぎるためにまともに使えず売却。2台目は使用開始から3か月でディスプレイの電源が入らなくなって、修理するには中国に送ってくれと言われたために廃棄しました。
そもそもWindowsでなくChromebookなども多い
そもそも新品3万円台でパソコンを探そうとすると、2020年中旬から年末にかけてシェアを伸ばした「Chromebook」が廉価版のパソコンの立ち位置となる現在、Windowsを搭載したパソコンは見つかりにくいかもしれません。
使い込むパソコンを購入するのであれば圧倒的にWindowsがおすすめです。身の回りをApple製のデバイスで固めており、トラブル時も自分で解決できるといった場合はMacでも可という印象ですが、やっぱりパソコンを持つ以上はWindowsもしくはMacを持っておくことが理想です。
「Chromebook」は比較的軽量なOSとり、低スペックのパソコンでもある程度サクサク動作するためパソコン本体価格が安い(10万円を超えるようなモデルは存在しない)ことが特徴です。
ただ、ブラウザをメインに使用する形のOSとなるので、オフライン(インターネット未接続の状態)ではほとんど使い物にならず、パソコン向けに作られたソフトウェアもインストールすることができません。(使用できるのはChromeブラウザとその中のWEBアプリ、Android用に提供されているアプリのみ)
Chromebookはサブとしてのパソコンや、作業のすべてがブラウザで終わるという方であれば不自由なく使いこなせる可能性もありますが、シェア割合としては現在でもChromebookのみを単体で使っている人は極めて少ない状況です。
「3万円台」でノートパソコンを選ぶなら新品よりも“中古”がアツい
ここまで解説した通り「新品で3万円台」という価格帯からノートパソコンを探すとなると、ほとんど選択肢がない上に過去の僕と同じように高確率で後悔すると思います。昨今の物価高や円安がトレンドとなる前でも状況はほとんど変わりません。
こんな理由から「3万円台」という条件付きでパソコン市場全体をみると、新品よりも少々型落ちや中古パソコンが最適なのではないかと考えています。
もちろん中古のパソコンと言っても3万円台であればどれでも大和家ではないので、市場の中で「一般用途で快適に動作すること」「長期利用も視野に入れる」といった2つを条件にスペックを選びます。
パソコンを選ぶ条件 | |
OS | Windows11 |
CPU | Intel Coreシリーズ第8世代 以降 AMD Ryzenシリーズ 2000番台 以降 (Core i5 Ryzen 5 推奨) |
メモリ | 8GB |
SSD | 最低128GB 理想256GB |
バッテリー | できるだけ劣化していないことが理想 |
掲載する項目(リンク) | 情報(自動折り返し無し) |
掲載する項目(リンク) | 情報(自動折り返し無し) |
掲載する項目(リンク) | 情報(自動折り返し無し) |
公式:»公式サイトへのリンク |
こちらが条件です。詳細を解説します。
CPUはWindows11に対応した世代を選ぶ
まず、長く使えるパソコンとして、3万円台といえども妥協できないのがネイティブでWindows11しているCPUを搭載しているかどうか。
Windows11に正式対応しているCPU
- Intel
→Coreシリーズ第8世代以降 - AMD
→Ryzenシリーズ 2000番台以降
両者とも、この世代以降でないとWindows11に対応していません。
あえて「ネイティブで」という表現をしましたが、これよりも古い世代CPUを搭載したパソコンにWindows11が搭載されているケースをフリマアプリ等で目にすることがあります。
ただ、これはMicrosoft(Windows11の開発元)が認める正規の方法でインストールされたものではなく、ストレージにWindowsをコピーして焼き増す方法や、システムがWindows11のインストール要件を満たしているかチェックする「appraiserrs.dll」というファイルを改ざんすることで無理やりインストールしているものだとか考えられます。
いつ不具合が起きるのか、定期的な更新は問題なくできるのかなど、いくつかの不安要素を抱えたままパソコンを使い続けることになってしまうので、推奨できるものではありません。
また、Intel第4世代など、ほぼ10年前のCPUを搭載したノートパソコンにWindows11がインストールされていたとしても筐体がしっかり古いので、OSやスペック以外でもハード面の消耗度合も気になるところです。
必ず、Intel Coreシリーズ第8世代以降もしくは、AMD Ryzenシリーズ 2000番台以降が搭載されていることを確認して購入するようにしてください。
Windows10を使い続けるとどうなる?
Windows11の前身となる「Windows10」ですが、Microsoftからの公式サポートが終了するのが【2025年10月14日】と決まっています。この期日を過ぎてしまった場合、更新プログラムやセキュリティーパッチの配布がストップするため、新しい機能が使えなくなったり、外部からの攻撃やウイルスに対してパソコンが弱くなることが考えられます。
せっかく買ったパソコンが2025年に使えなくなってしまうのは非常にもったいない。今パソコンを選ぶのであれば型落ちのパソコンであってもWindows11に正式対応している製品を選択するのがベストです。
メモリは最低8GBから。4GBは心もとない
Windows11からは一般向けの軽い用途でしかパソコンを使わない場合でもメモリ容量は8GBを最低容量と考えて良さそうです。
Windows10と比較するとOSの処理が重くなっているということもあるのですが、OS以外のソフトウェア(アプリケーション)も高機能化したものが多くなってきており、低用量のメモリは動作のモタつきやカクつきの原因になります。
ただ、メモリに関しては世代による性能差は少ないので、容量のみ8GB以上と覚えておくだけでOKです。
ストレージはSSDかつ128GB以上であればOK
ストレージの種類に関してはHDD(ハードディスクドライブ)ではなく遥かに高速なSSD(ソリッドステートドライブ)が絶対条件です。
容量に関しては「パソコンの使用者が何をどれだけ保存するか」という基準でどの容量が適しているかが変わってくるのですが、最低容量は128GBで問題ないと思います。
動画編集に伴い動画をたくさん保存したり、ゲームを複数インストールしておきたいという場合は大容量のストレージが好ましいですが、今回は「格安のパソコン」に絞っているので該当する方は少ないと思います。容量が128GBあればWindows11が入った状態で、書類や画像、いくつかのソフトウェアをインストールするくらいであれば全く問題ありません。
また、ストレージは外付けSSDやUSBメモリ、SDカード等の記憶メディアでいくらでも拡張可能なので、ストレージ容量に関してはそこまでシビアに考える必要はありません。
バッテリーは可能であれば劣化が少ないほうが良い
ここが最も難関となるのですが、中古パソコンや再生パソコンを購入する上で、避けて通れないのがバッテリーの劣化問題。
バッテリーは充放電を繰り返すことで劣化していくことは有名ですが、過充電や高温環境も劣化が進んでしまう原因となるため、パソコンの外観(見た目の綺麗さなど)でバッテリーの良し悪しは一切わかりません。
バッテリーの状態を完璧に確認する場合は以下の2通りのチェックが必要です。
バッテリー劣化の確認方法
- バッテリー計測ソフトで健康状態を確認する
→計測ソフトにて最大容量、現在容量、サイクルカウントなどを確認する - 実際に100%→0%まで使う
→計測ソフトでは確認できない実使用時間や%飛びをチェックする
劣化したバッテリーを避けるためには購入前に自身でバッテリーの健康状態を測定させてもらう、もしくは、バッテリーの健康状態を記載しており保証されている販売者から購入するという2択が有効です。
ただ、前者の「自身でバッテリーの健康状態を測定させてもらう」というのは少々難易度が高いです。何度か「計測する方法を知っていてスムーズにできるからお願い!」と頼んだことがあるのですが、8割くらいは断られてしまいました。
それもそのはずで、中古のパソコンと言えど完璧にと初期化してあるので、見ず知らずの客にわけのわからないソフトをインストールされたり、ネットに接続されると再初期化の手間が増えてしまいます。(安全面を考慮すると店側は必ず初期化せねばならない。)
さらに「中古のパソコン=バッテリー等の消耗品は保証しない」というのが常識なので、店側はバッテリーの健康度合いをチェックされて良いことなんてないんですよね。
という理由から、有効なのは後者のバッテリーの健康度合いが分かる販売者から購入すること。
パソコン玄人であればフリマアプリ等で計測している出品者から購入するというのも1つの手ではありますが、おすすめしたいのは「Qualit(クオリット)」や「OraOra!(オラオラ!)」といったバッテリーまで記載した上でパソコンを販売している専門ショップ。
後ほど詳しく紹介しますが、バッテリーが劣化したものは訳ありとして同型番でも価格を下げて販売していたりするので本当に良心的です。「家でコンセントにつなぎっぱなしでほとんど動かさない!」という方はあえてバッテリー劣化品を安く買うという選択もできるので、それもそれでありがたい。
このスペックかつ最安値のパソコンはどこで買える?
さっそく結論ですが、このページで解説してきたWindows11対応パソコンを安定的に最安値で販売されているのは中古パソコン専門ショップの「OraOra!(オラオラ!)」と「Qualit(クオリット)」です。
両社ともパソコンを最安値付近で提供しているショップとなりますが、こんなカラクリ格安を実現しています。
OraOra!(オラオラ!) | 法人PCの買取やデータ消去(ストレージの粉砕サービス) リユースPC販売を行なっている企業。 自社でパソコンの買取から販売が完結している業態となり 仲介業者を挟まずエンドユーザーにパソコンを安く提供できる仕組み。 |
Qualit(クオリット) | 駿河レンタリースの法人レンタルで使用されたパソコンの中から 厳選して中古パソコンを生産。 製品として並ぶ基準はかなり厳しく、美品が多い。 |
また、や型落ちや中古のノートパソコンではこだわることが難しいバッテリーの健康度合(劣化度合)まで記載があり、外出先でガンガン使いたい方にもおすすめできるショップです。
バッテリーに関する記載 | |
OraOra!(オラオラ!) | バッテリー最大容量の表記あり (ほとんどが30%以下) |
Qualit(クオリット) | バッテリー最大容量80%保証 (劣化が20%以下) |
以下、各ショップの詳細です。
とにかく安い「OraOra!(オラオラ!)」
OraOra! |
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ノートパソコン | 取り扱い有り |
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デスクトップパソコン | 取り扱い有り | ||
ゲーミングパソコン | 取り扱い有り | ||
パソコン周辺機器 | 取り扱い有り | ||
Mac | 取り扱い有り | ||
その他の取り扱い | スマホ・タブレット |
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セールや割引 | 週替わりセール アウトレットなど |
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決済から発送まで | 注文・決済完了後、翌営業日の発送 (土日注文は月曜発送) |
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品揃え | 価格設定 | 保証 | 送料 |
5 魅力的なPCが多い |
5 かなり安い |
3 3ヵ月間 |
5 無料 |
中古パソコンを購入するのであれば、まず見ていただきたいのが秋葉原に実店舗を構える「OraOrA!」のオンラインショップです。品揃え、価格共に中古パソコンショップとしての最高水準を維持しており、Windows11に対応したIntel第8世代以降のパソコンが多い。(古いパソコンが少ない。)
中でも「2万円台パソコン」が人気が高く、3万円以下であるにも関わらずCorei5+メモリ8GB+SSD256 or 128GBといったスペックが中心でCeleronなどの廉価CPUの製品がほぼ無い。
また、中古パソコン業界では「バッテリーは消耗品のため製品のクオリティーとは無関係」というのが常識ではありますが、OraOra!のノートパソコンのバッテリー最大容量が70%以上となっている製品がある点もうれしい。※すべてではないため製品概要を要確認。
Dell中心ではありますが、ゲーミングパソコンの取り扱いも積極的。
公式サイト:»OraOrA!トップページ
ピックアップ:»OraOra!の2万円台パソコン
中古とは思えない美品が多い「Qualit(クオリット)」
Qualit | |||
ノートパソコン | 取り扱い有り |
||
デスクトップパソコン | 取り扱い有り | ||
ゲーミングパソコン | 取り扱い有り | ||
パソコン周辺機器 | 取り扱い有り | ||
Mac | 取り扱い有り | ||
その他の取り扱い | iPad・モニター |
||
セールや割引 | 在庫処分セール 期間セール 会員登録にて10%OFF |
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決済から発送まで |
注文・決済完了後3営業日以内の発送 | ||
品揃え | 価格設定 | 保証 | 送料 |
4 リース落ちPCが多い |
5 かなり安い |
4 12ヵ月間 |
5 1万円以上無料 |
「Qualit」は駿河レンタリースの法人レンタルで使用されたパソコンの中から厳選して中古パソコンを生産しています。企業が使い古したものかと思いきや、中古として販売するパソコンはかなり厳しいチェックを通過できたものだけのようで、個人的に購入した DELL の Latitude も新品かと言われてもおかしくない状態で届きました。
バッテリーもチェックの対象となっており、販売されているノートパソコンはOraOra!の最大容量よりも少しだけ厳しめな「最大容量80%以上」となっています。
送料は基本1,100円となりますが、1万円以上の購入で無料となるので、送料無料と考えてしまってもいいでしょう。(逆に1万円以下で送料のかかるパソコンがほぼ無い)保証も12ヵ月間(1年間)と、新品のパソコンを購入するのと変わらないような中古パソコンショップです。新規会員登録で初回10%OFFクーポンがもらえるので、新規購入の方はお忘れなく。
公式サイト:»Qualitトップページ
ピックアップ:»会員登録ページ(会員登録にて初回10%OFF)
ピックアップ:»Qualit Windows11対応製品一覧
比較的新しい中古のパソコンがここまで安くなっている理由は?
ここからは少しパソコンに関するマニアックな解説です。
冒頭でも少し触れたように、今までは「パソコンを3万円台で購入するなら、どれを選ぶにももう少し予算を出した方がいいと思いますよ…」とアドバイスすることほとんどでした。では、今はなぜおすすめできるパソコンが出始めたのかについて少し解説して終わりにしたいと思います。
こちらはIntelの「Core i7シリーズ」の進化の軌跡です。デスクトップ版のハイエンドCPUのデータですが、すべてのIntel製Coreシリーズが似た進化しているので今回の判断の指標にすることにします。
Intel Coreシリーズの進化の軌跡 |
||
Intel第1~7世代 | 第1世代から第2世代で大きく進化 第2世代から第7世代までは順当な進化 (平均数%向上/年) |
2010年 ~2016年ごろ |
Intel第8世代 | これまでのコア数&スレッド数が大きく変更 性能面でも大幅な進化 Windows11に対応 |
2017年ごろ |
Intel第9世代 | コア数スレッド数の調整程度 大きくは進化せず最上位モデル以外HS未対応 |
2018年ごろ |
Intel第10世代 | 前世代と比較して約30%性能向上 | 2019年ごろ |
Intel第11世代 | 前世代と比較して約29%性能向上 | 2020年ごろ |
Intel第12世代 | 前世代と比較して約40%性能向上 | 2021年ごろ |
Intel第13世代 | 前世代と比較して約38%性能向上 | 2022年ごろ |
そして各世代ごとの進化の特徴はこのような特徴があります。
Intel製CPUの大幅仕様変更は第8世代から始まった
最も注目すべきはこのページでも度々登場している2017年ごろの「Intel第8世代」の進化となりますが、この世代でコア数スレッド数が大きく変更。性能面でもかなりの強化が行われ、同じ『Core i7』という名前がついていてもこれよりも前の世代を置き去りにする進化でした。
(当時、第7世代のデスクトップ版CPUを購入した直後に第8世代の発表があって悔しかったのを覚えています。笑)
その後は第10世代から驚くべき進化を繰り返しており、スペックの向上幅が平均で30%以上伸び続けています。
ただ、正直この進化が必要かと言われると、多くのユーザーに対しては微妙で、トップクリエイターやゲーマー向け以外の需要は少なく、ハイエンドPCの性能を使い切っているユーザーが少なくなりました。最近ではパソコン玄人の中でも「少し前のパソコン(アウトレット品や型落ち品)を安く買う」という選択をする人が多いようにも思います。
Windows11に対応しているのも第8世代から
また、発売当初は前モデルと比較して性能が高いというだけの特徴でしたが、2021年10月に「Windows11」がリリースされ、このIntel第8世代がWindows10から11へ正式アップデートできる境目となりました。
Windows11対応ということも相まって、中古パソコン市場ではIntel第8世代以降を搭載したパソコンの価格があまり下がらないという時期もあり、中古パソコンと言っても安く手に入れるなら市場流通量の多い第4・6・7世代を選んでWindows10で我慢という状況でした。
ただ、Intel第8世代のCPUが登場したのは2017年ごろとなり、発売から5~6年経ち、値段が下がってきたと感じるようになってきたのがここ最近のことです。
パソコンを選ぶ条件 | |
OS | Windows11 |
CPU | Intel Coreシリーズ第8世代 以降 AMD Ryzenシリーズ 2000番台 以降 (Core i5 Ryzen 5 推奨) |
メモリ | 8GB |
SSD | 最低128GB 理想256GB |
バッテリー | できるだけ劣化していないことが理想 |
掲載する項目(リンク) | 情報(自動折り返し無し) |
掲載する項目(リンク) | 情報(自動折り返し無し) |
掲載する項目(リンク) | 情報(自動折り返し無し) |
公式:»公式サイトへのリンク |
このページ中盤でもご紹介させていただいた構成のパソコンを最安値で探せば3万円台でパソコンが見つかるようになってきました。
簡単にまとめると?
- Intel Coreシリーズの第8世代は、CPUが大きく進化した世代。
- 2017年リリースとなるIntel Coreシリーズの第8世代の市場価格が大きく下がってきた。
- Windows11の正式対応もIntel第8世代から。
こんな理由から、一般的なパソコンの利用用途である事務作業や動画視聴、ネットサーフィンで使うパソコンでであればWindows11に対応している中古パソコンを3万円台で買ってしまうのが最適なのではないか?という考えに至ったわけです。
僕自身、両親にパソコンを用意してほしいと言われた時もこのページで紹介している条件でパソコンを探し、3万円後半のPCを2台購入しそれぞれをプレゼントしましたが、今のところ何も問題はないようです。
正直、思ったよりも安く済んでしまったというのが本音で、このお得感を皆様シェアしたいと思いこのページを作成したというのが経緯です。
皆様の参考になればうれしいです。
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