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PCの選び方

大学生協のパソコンは高い!ゴミ!ってホント?本当に買うべきかを合理的に判断しよう。

上田

この記事を読んでいただいているという事は、ご自身、もしくはご家族が大学に合格されたという事ですね。おめでとうございます!

ワクワクしたり不安に思ったり様々な気持ちで大学進学の準備を進めている最中かもしれませんが、大学から「大学生協・推奨パソコンのご案内」みたいなものが届いている方も多いと思います。

大学から案内された20万円のパソコンが
ほんとに最適なの?

と疑問に思ったことは今でも忘れません。

結果的には僕は大学からおすすめされたパソコンを買うことはありませんでしたが、何の不自由もなく、というより在学中は大学からのおすすめパソコンを購入してしまった人よりも快適にパソコンを使えていたと思います。

このページでは“大学のパソコンは高い!ぼったくり!”なんていわれている理由をできる限り集め、そのオプション的な金額の上乗せは本当に必要なのか?という点を中心に解説しています。

もちろん、大学からおすすめされたパソコンが全て悪いというわけではありませんので、提示されているパソコンの良し悪しを自分で判断できるようになってみてください!また、僕が大学のパソコンを買わなかった理由も少し挟みながら解説させていただきます。

 

関連ページのご紹介

このページでは大学生の皆さんに向けて大学生協などの「大学推奨パソコン」について解説しています。

当サイトおすすめのパソコンについては選び方の詳細と合わせてコチラのページ↓で解説をしていますので、ぜひご覧いただければと思います。

関連»大学生におすすめのパソコンをスペックの選び方を解説!大学4年間を楽しもう!
(このページの最後にも同じリンクを貼ってありますのでご安心下さい。)

ちなみに、大学で使う予定のノートパソコンをできるだけ安く抑えたいという方は»新品限定のコスパ最強なノートパソコンのみをまとめたページもありますので参考にしてください。基本的にCPUにCore i5 以上を搭載しているモデルであればどれを選んでも問題ありません。

大学生協のパソコンはこんな理由から高くなっている

大学生協のパソコンは高い!」といわれる代表的な理由をいくつか調べてみました。調べてみると一概に「高い=悪い」とはなっておらず、一部の人には適しているオプションなども存在するようです。

自分の大学の案内はどの項目に当てはまっているのかも合わせて確認しながらチェックしてみてください。

長めの「動産保証」がついていることがある

一般的な大学の在学期間が4年間という事もあり、大学からおすすめされるパソコンには4年間または在学期間に準ずる保証がついていることが多いです。また保証内容も普通のパソコンとは異なり「動産保証」と呼ばれるものを採用、もしくは加入を推奨していることが多く、家電量販店などと比べると強めの保証となっています。

「動産保証」とは?

動産保証とは自分の不注意でパソコンを壊してしまった場合でもカバーしてくれる保証のこと。

具体的にはパソコンに飲み物をこぼす落としてしまった何かを挟んだまま閉じて画面が割れた踏みつぶしてしまったパソコン本体を盗まれてしまったなどの過失をカバーしてくれる保証です。扱いが雑だったり、ものをすぐ壊してしまう人にとっては頼れる内容ですね。

「少し高くても動産保証に加入しておけば安心安心!」と思ってしまいがちですが、うまい話ばかりではないんです。

全国大学生活協同組合連合会の動産保証サポートページを確認すると基本的なサポートを受ける場合には「自己負担」が発生し、完全に無料ではない場合がほとんど。

よく考えてみれば当たり前なのですが、もしこの保証が完全無料(自己負担なし)で修理交換が可能であれば故意に破損させて新品交換を狙うなんてことも可能になってしまいますからね。

自分がパソコンを乱雑に扱ってしまう人だとわかっている人であれば加入しても良いかもしれませんが、ほとんどの方は保証を使わずに終わってしまうことが多いようです。

僕の知り合いで「自転車のカゴにパソコンをそのまま入れて運ぶ」というパワープレイ好きな天然の人がいましたが、そういう人でなければ動産保証はほとんど使うことなく終わってしまうと思います。

一般的なパソコンの保証に関してはこちらのページで解説していますが、大学4年間の場合はメーカー保証の3年・5年保証がちょうどいいい場合もあります。

あくまで「自然故障」に適用される保証ですが、今時パソコンを大破させる学生もそこまで多くはいませんので、通常保証でも必要十分かと感じます。

そもそも高額なレッツノートを採用している大学がある

一部の大学はPanasonicレッツノートという機種を採用している場合があります。レッツノートはノートパソコンの中で最も頑丈と言われているほど堅牢生が高く、とにかく軽量という特徴があります。実際に持ってみると発泡スチロールでできているのではないかと思ってしまうほど軽いほどのモデルもあります。

タッチパッドが丸かったり、マグネシウム合金でできた筐体が(内部の基盤などの損傷を防ぐために)凹みやすいなどの特徴があり、人によって好みが分れるモデルではありますが、未だ人気のパソコンとなっています。

そんなレッツノートですが、性能に対する価格がめちゃくちゃ高いのも特徴なんです。他メーカーで同じ性能の物を探せば半額ほどで購入できてしまうほどで、本体価格は25万円~というのが一般的な相場です。

大学から購入を促されているレッツノートのスペックや型番を検索してみて定価付近で販売されているようであれば購入の必要は全くありません。

ここで注目すべきは、その逆の場合です!

高額で有名なレッツノートを割安で購入できるのは大学の学割くらいで、10万円台で購入できてしまう場合は購入しても全く問題ないと思います。壊れにくいレッツノートであれば余裕で大学生活の4年間を乗り切れるはずです。

「パソコン教室」的なものが有料でついていることがある

大学生協でパソコンを購入すると、稀にパソコン講座のようなものがセットもしくはオプションで選択できる場合があります。

講座の内容はWord Excel PowerPointなどのofficeソフトの使い方やタイピングなどを学べる内容となっているのですが、よっぽど心配でない限り受講の必要はないと思います。

高校を卒業したての若い世代であれば、パソコン操作くらいはすぐに覚えられるくらい吸収が早いため、どんな場合でも受講の必要はないと思います。僕が通っていた大学でも「パソコンの操作がわからない」という理由で単位を落としていた人、大学を卒業できない人は1人もいませんでしたからね。

中には高度なパソコン操作を要求される大学や学科もありますが、そんな場合は授業内でパソコン操作を取り入れている場合がほとんどですので心配は無いかと思います。

ウイルス対策ソフトなどが有料で付属していることがある

これは大学に限った事ではありませんが、パソコンを購入するとけっこうな高確率で「ウイルス対策ソフト」のセット購入をおすすめされることがあります。

基本的にウイルス対策ソフトは必要ありません。

WindowsがインストールされているパソコンにはWindows Defender(ウィンドウズディフェンダー)と呼ばれるウイルス対策ソフトが初めから入っており、ウイルスの防御率は常に95%を超えています。このスコアはサードパーティー製ウイルス対策ソフトでも同等水準となります。

さらに、Windows Defenderではない外部のウイルス対策ソフトをインストールすれば、ウイルスをブロックするためにパソコン内に常駐することとなりパソコンのリソースを消費します。(≒パソコンのスペックに一部を常にウイルス対策ソフトが使っている状態。)

原価率の高いパソコンを販売した際の利益率を少しでも高めるために、ウイルス対策ソフトがセット販売されることが多いようです。(所説ありますが…)

Windows Defenderは2007年に登場したWindows Vistaから標準搭載されており、現在に至るまで完全無料ですべてのWindowsパソコンにインストールされています。

稀ではあるが大学生協が普通に上乗せして販売している場合も…

これが一番最悪な理由なのですが、僕が通っていた大学のパソコンがコレでした…笑

僕が通っていた大学のではパソコン購入時に特別なオプションなどは無く、メーカー保証と変わらないような内容の保証がついていただけで数万円の上乗せがされていました。

富士通製のノートパソコンでしたが、店頭販売価格が16万円前後のモデルが20万円+税くらいの価格設定で販売されていたので「おかしくない?」と判断して買わなかった記憶があります。

注意

どんなパソコンであっても、まず型番で検索して市場価格をチェックしてから購入を検討しましょう。

基本、大学から案内されるパソコンであってもどこでも買える普通のパソコンであることがほとんどで、「大学限定モデル」と謳われているモデルも一般モデルを少しカスタムした程度で特別なものではありません。

性能から価格を判別しましょうと言われれば分からない方が多いかもしれませんが、型番で検索すれば値段がバチっと出るので相場から高いか安いかは簡単に分かります。

少し高い大学推奨パソコンがたくさん売れているのは何故?

ここまでは“大学で販売されているパソコンはなんで高いのか?”という部分を解説しました。高い理由を知らなかった人でも「なるほどね~」と思った方も多いと思いますが、そんな大学のパソコンも実は結構売れているみたいなんです。

ちょっと前に大学生にアンケートを取ってみたのですが、大学からオススメされたパソコンをそのまま購入した人は172人中72人で全体の約42%という結果となりました。

僕個人としては「そんなに売れているんだ…」と驚きを隠せませんでしたが、多いところでは半数以上の生徒がおすすめされたパソコンをそのまま購入しているのです。

次に「大学生協でパソコンを購入した」という方のみに“他のパソコンと比較したかどうか”を聞いてみた結果です。

驚くことに80%以上の方は大学生協のパソコンをどことも比較することなく購入しているようです。また、他を全く見ないで大学生協のパソコン購入した人の意見を聞くと、次の2つの意見がほとんどでした。

  • 大学から推奨されるパソコンでないとまともに授業を受けられないと思った。
  • 大学生活にあったパソコンの選び方が全く分からなかった。

こんな風に考えてしまっている学生さんが多いんですね。この2点も誤解している方が多い印象でしたので少し解説させていただきます。

大学から紹介されたパソコンでないと支障は出る?

アンケートで最も多かったのは「大学から推奨されるパソコンでないとまともに授業を受けられないと思った。」という部分ですが、これはそう思ってしまっても仕方ないかもしれませんね。しかし、大学からオススメされたパソコンを買わなくても授業に支障が出ることほとんどはありません。

もしパソコンが原因で卒業できないなんてことがあれば、先ほどのアンケートに協力いただいた58%の方(大学推奨のパソコンを買わなかった方)は卒業できないことになってしまいますからね。笑

一部の理系大学やデザイン学校などではパソコンが指定されていることがあるようですが、そのような場合はパソコン代も学費に含まれているなどで全学生が必ず購入する仕組みになっているところが多いようです。

もちろん大学側から推奨されているパソコンよりも大幅に性能が低いものだと講義に支障が出るかもしれませんが、多くの場合は推奨モデルの購入が必須ではないことを覚えておきましょう。

何より、大学4年間を共にするパソコンは、自分で選んだお気に入りを使う方がやる気が出ます。笑

少しスペックとは関係ない話ですが、パソコンには色や大きさ、重さなどたくさんの特徴があるので自分が使っていて楽しくなるような外観のパソコンを選ぶと様々な作業が楽しく感じますよ!

大学生活にあったパソコンの選び方は?

次は「大学生活にあったパソコンの選び方が全く分からなかった。」と思っている方もいらっしゃったのですが、当然といえば当然ですよね。

高校を卒業する時点でパソコンに詳しい人なんてほとんどいません!!

当時は僕自身もパソコンのスペックまでは詳しくなかったので、高校生の時にめちゃめちゃ調べながらネットで注文したものです。

大学生活4年間で困ることのないパソコンスペック!
OS Windows11 Home(Proでも可)
CPU 最新世代に近い Intel Core i7 もしくは Intel Core i5
(Ryzen7もしくはRyzen5でも可)
メモリ 8GB(16GBでも可)
ストレージ容量 SSD250GB以上
ディスプレイ 13.3~14インチが理想(軽量モデル)
解像度は1920×1080(フルHD)以上
重量 1.5Kg前後まで(軽ければ軽いほうが良い)
officeソフト パソコンとセットで購入するのが高コスパもしくは
サブスク版のMicrosoft 365に加入する

(大学で使用する場合、Microsoft officeは必須)
Officeソフトの種類に関してはこちら。

大学生活4年間で困ることのないパソコンのスペックを簡単な表にまとめてみました。家電量販店やネットショップで購入する際にはこの表を参考にしながらパソコンを選んでみてください。

各項目ごとに「なぜこのスペックが必要なのか?」という部分や詳しい選び方に関しては以下のページにまとめています。

関連»大学生におすすめのパソコンをスペックの選び方を解説!大学4年間を楽しもう!

大学で使う予定のノートパソコンをできるだけ安く抑えたいという方は»新品限定のコスパ最強なノートパソコンのみをまとめたページもありますので参考にしてください。基本的にCPUにCore i5 以上を搭載しているモデルであればどれを選んでも問題ありません。

やっぱり自分のパソコンは“自分で選ぶ”のがおすすめ!

ほとんどの大学は“学生が快適に学べるように”と考えて推奨パソコンを用意してくれていますが、やっぱり自分で用意するのがベストだと思います。

4年間を共にするパソコンなので、お気に入りの一台を見つければ勉強中や作業中にモチベーションをアップさせることもできるのでかなりおすすめです。

---ここで記事内容は終わりです。---


  • この記事を書いた人

上田

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。