当サイトの記事内には広告やPRが含まれています。
コンテンツ制作ポリシーに基づき、消費者庁が問題としている「誇大な宣伝や表現」とならないよう配慮しコンテンツ制作を行っております。
もし、問題のある表現や内容が見つかりましたらお問い合わせよりご一報いただけますと幸いです。

   

Windows10の操作&設定

パソコンのシャットダウン・スリープ・再起動・サインアウトの違いは?

上田

パソコンの終了する(画面の電源を切る)時に皆さんはどのオプションを使っていますか?

Windows10のスタートボタンをクリックすると『スリープ』『シャットダウン』『再起動』という3つの選択肢が表示されます。

また、スタートボタンをクリックした後に、自分のアカウントアイコンをクリックすると『ロック』『サインアウト』という項目も表示されます。

正直ややこしいです。

これらの項目の違いをを解説します

各項目の違いは何?

それぞれの項目はよく似ていますが、明確に使い分けることはできます

種類 機能解説
シャットダウン パソコンの電源を完全に切ります。
パソコン内で作業途中だった場合、保存していない内容のほとんどが消えてしまいます。
スリープ パソコンの電源はONの状態ですが、画面などをオフにします。
パソコンを待機状態(省電力モード)にすること。
休止状態とも呼びます。
再起動 パソコンをシャットダウンした後に自動で起動します。
ロック パソコンをパスワード保護状態にします。
再度パソコンを使用する場合はパスワードまたはPINを入力する必要があります。
サインアウト ロックとよく似ていますが、パソコンに紐づけられたMicrosoftアカウントからサインアウトします。

少し難しいですが、パソコンの画面をOFFにする項目は以下の3つです。

シャットダウン

『シャットダウン』はパソコン内のあらゆる電源をることを指すので、コンセントを抜いてしまっても問題ありません。パソコンの電源を完全に切ります。

実行中のすべてのアプリやソフトを終了し、パソコンの消費電力を最も抑えることができます。(消費電力は0)

パソコン内の作業中のアプリや保存していないデータ等は消えてしまうので、シャットダウンの前にはすべての作業を終了させておく必要があります

後述のスリープと比較すると、再起動に時間がかかります。

スリープ

『スリープ』パソコンで行っている作業はそのままで、パソコンを休止状態にします。

シャットダウンほどではありませんが、パソコンの消費電力は大幅にカットできます。

スリープはパソコンの電源を完全に切ってしまうわけではないので、もう一度パソコンを立ち上げる場合には最適です。基本的には

  • キーボードの何かのキーを押す
  • マウスを動かすorクリックする

このどちらかでパソコンは起動します。

再起動

『再起動』はパソコンをシャットダウンした後に自動でもう一度起動するという項目です。

パソコンに何らかの一時的なエラーが発生している場合にパソコンを再起動すると治ることがあります。一度シャットダウン(完全に停止)することでパソコンの不調を改善することがあります。

またアプリケーションをインストールした後に、パソコンから再起動を求められることがあります。

これは正常な動作なのでご安心ください。

再起動はパソコンをシャットダウンした後に再び電源を入れる(電源スイッチを押す)ことと同じ作業なので、手動で電源ON→OFFを行っても全く同じです。

シャットダウンとスリープの使い分けは?

シャットダウンとスリープはどちらも『パソコンのモニターが暗く(OFFに)なる』という部分で共通ですが、実際にはどのように使い分ければよいのでしょうか?

  • 1時間半~2時間以内にパソコンの作業を再開する場合には『スリープ』
  • 当分の間パソコンの作業をお休みする場合は『シャットダウン』

このようなことを意識して使い分けてください。

寝る前は必ずシャットダウンという事ですね!

なぜ境目は2時間前後?

シャットダウンは完全にパソコンを停止してしまうため、次に電源を付けるときに大きく電力を使います。

パソコンの主電源をON⇔OFFを繰り返すことは電力を大きく消費してしまうんです

この境目が2時間前後!

30分休憩するだけでパソコンをシャットダウンしてしまうと、電力をたくさん消費してしまうとともに、起動の待ち時間(約1分)をロスする回数が多くなっていまします。

スリープだけでもダメ!

多少の電力消費は気にしないからスリープだけでいい!

確かに毎回起動時間が数秒のスリープのみでパソコンを使えばストレスフリーになるかもしれませんね。

しかし、スリープだけではパソコンの動作が遅くなってしまう可能性があるんです。

パソコンを長時間つけっぱなしにしてしまうと、一時的な作業領域(メモリ)内にたまった残留データが解放されなくなる『メモリーリーク現象』が起こってしまいます。

パソコンはメモリ上で作業を行い、作業が終わったらそれに関するデータをメモリから消去するという仕組みで動作しています。

この仕組みの中で『消去しきれなかったデータ』が少しづつ残っていきます。これがメモリーリーク現象です。

ですので、シャットダウンや再起動で『消去しきれなかったデータ』を完全に消去することが必要なので、スリープだけでのパソコン運用は理想的ではないんです。

パソコンを2時間以上使わない時には『シャットダウン』

『パソコンの電源オプションを正しく使わないとパソコンが故障する』

こんな情報もネット上には出回っていますが、そこまで心配する必要もありません。

だた電力消費の問題やメモリーリーク現象を回避するためにも、シャットダウン・スリープを使い分けてみてください!

当ページの内容は参考程度の知識としてご活用ください!


  • この記事を書いた人

上田

PCやスマホ(主にハードウェア周り)が大好きです。このサイトではパソコンの使い方や選び方などの解説をしています。最新の技術やAI、テクノロジーにも興味関心があり、運営しているサイト内で最新のデバイスを検証・レビューを行っています。