今回はZENOSYNE様より最新のゲーミングチェア「Zenosyne Premium (ゼノサイン・プレミアム)」をご提供いただきましたのでレビューします。価格は少々お高めではありますが、ファブリック素材でどこにでもなじめるデザインかつ、耐久性に優れているので一度購入してしまえば長く愛用できる製品だと感じました。
今回は組み立て風景からレビューしますので、気になっている方は是非最後までチェックしていただけると嬉しいです。
公式:»ZENOSYNE 「Zenosyne Premium」販売ページ
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Zenosyne Premiumとは?
「Zenosyne Premium」は2022年6月ごろにできたゲーミングデバイスメーカーの「Zenosyne(ゼノサイン)」が発売しているゲーミングチェアです。
ラインナップとしては脚付きのゲーミングチェアモデルと脚無しのゲーミング座椅子モデルの2種類。
今回はチェアモデル(脚付き)のレビューとなりますが、座椅子タイプのゲーミングチェアも珍しいのでローテーブルなどにパソコンを設置している方に座椅子モデルもおすすめです。
Zenosyne Premium (ゲーミングチェア)の特徴
実機レビューの前に「Zenosyne Premium」の簡単な特徴をご紹介します。
細かい調整が可能な4Dアームレスト&長穴取り付け
搭載されているアームレスト(肘置き)は「4Dアームレスト」となっており、上下、左右、手前奥、角度の4方向の調整が可能となっています。
座面底にネジどめする穴も長穴になっておるので、4Dに追加してアームレスト同士の広さも調節可能です。この辺りの使い勝手は後ほど詳しく紹介します。
最大170°のリクライニング(寝れる)
公式では180°リクライニングとの記載がありましたが、厳密には170°くらいまで背もたれが倒れます。個人的に高価なゲーミングチェアにリクライニング機能は必須と言えるほど大好きな機能なので、後ほど耐久性の含めて検証します。
耐久性の高いファブリック素材で高通気性&温かみもある
テカテカのイメージが強いゲーミングチェアとしては珍しい「ファブリック(布製)素材」を使用した座面となっています。
ゲーミングチェアの機能性た座り心地は好きだけど、ギラついた感じが嫌だと言った方にはおすすめできる製品だと思います。
Zenosyne Premiumを開封して組み立てる
これがZenosyne Premiumの箱。
66×80×33cmの大型な箱が届きます。重量も結構あるので、受け取りや室内を運ぶ際は腰を大切に持ち運びましょう。
全面には大き「Zenosyne」のロゴ。こちら側が上面となるので、逆側から開けないように注意してください。
開封!
説明書と一緒に軍手が袋に入っているのは親切ですね。ただ、今回組立てしていて金属のバリがあったり、手を切るような場所はなかったので、付けなくても大丈夫だと思います。軍手をつけると重いパーツが滑ったりするので逆に危ないかも。
組み立て説明書はシンプル!だけどちょっとわかりにくいです。後ほどわかりにくかった点も解説しています。
パーツを箱から全て出すとこんな感じ。意外と数が少ないので、組みてて自体はそこまで時間はかからないと思います。
箱の中に入っている小さな箱には細かな部品やカバー類、昇降レバー、昇降軸などが入っています。
まずは脚パーツから組み立て開始
ここから手間取った点やわかりにくかった部分もしっかりと解説しながら組み立て手順をご紹介します。パーツの多くは重い金属素材が使われているので、組み立てる際にはパーツの緩衝材として内包されているクッションシートを敷くことを強くおすすめします。
説明書の通りに組み立てを始めます。
椅子の下側から組み立て行くようで、まず初めは脚周り。基本的に脚パーツは全て押し込んではめるだけな設計になっているので非常に簡単。
5つのキャスターを押し込んだらひっくり返して、
中央に軸をはめる。軸にかぶさるようにカバーをかける。これだけで足の下半身部分は完成です。
座面部分の組み立て
次は座面部分ですが、傾斜を付けた角度で組み立てをすることになるので、壁にもたれさせるように固定しておくと組み立てやすいです。
大きなネジは、あらかじめ固定しなければいけない場所に緩くついているので、ネジの番号を見たりする必要はありません。取り付け前に外して同じ場所にねじ込めばOK!
座面横のネジ穴はかなり深いので、力一杯締め込んでください。ドライバーのようなストレート形状の工具だと力が入りにくいので、付属の六角レンチがベスト。
少しわかりにくいですが、座面横がボコッと凹んでしまうくらい締め込んでください。最後までしっかり締めておかないと椅子がキシむ原因にもなります。
座面を固定すると一気に椅子っぽくなりましたね。このままでも座椅子として使えそう。
両側のネジを閉め終わったら金属の金具をカバーで隠します。カバーは付属の工具と同じ袋に入っていいます。ちなみに本体に取り付けされていないネジはこのカバー部分のものだけなので、迷うことがなくてグッドです。
ネジ穴の上から付属のキャップを押し込めば穴を完全に隠せます。
座面裏の組み立て
次は背面。背面には「アームレスト」と「昇降レバー」を取り付けます。
アームレストは左右で区別がありますが似た形状をしているので間違えないようにしましょう。右は「R」左は「L」のステッカーが貼り付けられているので、自分が椅子に座っている向きを考えながら左右を固定してみてください。
ネジの裏側はボコボコしていて、強く締め込むと金属金具が若干削れます。ワッシャーなどはついていなかったので、力ずくが正解だとは思うのですが、ちょっと怖い。笑
一番苦戦するのはここ。ネジ穴がクッション材を貫通している場所が4ヶ所ほどあるのですが、この部分のねじ止めがなかなかできない。クッション材ごと巻き込んでしまうのでネジ穴にネジが入っているのかが分かりにくいのですが、パワーでねじ込みむしかありません。
初めに刺さっていた角度をよく覚えておいて、同じ角度で取り付けましょう。
ネジ穴は円形ではなく長穴になっているので、アームレストの間隔を広めたい場合は外側寄せ、間隔を狭めたい場合は内側寄せにすることで若干ではありますが調節することができます。
Zenosyne Premiumは長穴+4Dアームレスト(4方向に動く肘置き)が搭載されているので、構造は自分にあった調節をしやすい部類だと思います。
今回はめいっぱいに内側寄せにしてみました。これで合わなかったら後で調整しよう。
アームレストと同じ要領で昇降アーム部分を取り付けます。
全く同じ要領だと思ったのですが、プラ製のワッシャーが4本余ってしまっていることに気がつきました。
付属の説明書をよく見ると、「P」というパーツがワッシャーだということに気がつきました。
説明書には一切の文章がないので少し分かりにくいですね。初見でこのワッシャーに気がつける人の方が少ないと思うので、この点はもう少し見やすく改善してほしいところです。
無事ワッシャーを挟んで座面下の昇降アームを取り付け終わりました。
脚パーツと座面パーツのドッキング
あとは簡単!座面下の穴に脚パーツのオレンジの突起を差し込むだけで完成です。ちなみにオレンジ色の突起が押し込まれると椅子の高さが上下する仕組み。
腰にあてがうクッション(ランバーサポート)を置いたら組み立て工程は全て終了です。ミスや分かりにくい部分もありましたが、組み立てにかかった時間は30分程度でした。
実際に使ってみての実機レビュー
ここからは完成品を1週間程度使ってみてのレビューです。
座り心地はかなり良好。車の座席のような座り心地
僕の感想になってしまいますが、座り心地はゲーミングチェアの中では最高峰。今まで座ったゲーミングチェアの中で1番2番を争うほどに良いと感じます。
やっぱりゲーミングチェアとしては珍しいファブリック素材が採用されていることが大きくて、お尻が前に滑っていかないから気を抜いても姿勢が崩れない。今まではツルツルが当たり前と思っていた節があったのですが、布製のチェアってものすごく良いんですね。
耐久性がむっちゃ高い(重要)
Zenosyne Premiumを使ってみて最も驚いたのが「耐久性(全体的な剛性)」がめちゃくちゃ高いこと。椅子に座ると「ギシッ」ってキシむような音がなるのが当たり前だと思っていたのですが、椅子から出る音が全くのゼロなんです。
繋ぎ目の組み立ても自分で行ったのに、ここまでの剛性があることに驚きました。
もちろんキャスターから鳴る音も全くのゼロです。
正直、座面以外のパーツは剥き出しになっている部分はプラスチック素材がメインで高級感は薄いのですが、椅子本体の強さは本物です。
リクライニングは最高でガッツリ寝れる!
Zenosyne Premiumに腰掛けて右サイドにレバーがついていて、レバーを引きながらもたれる形で背もたれを寝かすことができます。
背もたれを寝かす動作や操作方法は車と全く同じ。
組み立て前にも少し解説したように、公式では180°と書いてありましたが、実際には170°くらいのリクライニングが可能です。正直この10°では全く使い勝手が変わらないので問題はありません。
そして、リクライニング機能に関しては100点満点。作業中に仮眠をとりたくてリクライニングを使ってみたところ、朝までガッツリ寝てしまいました。しかも検証で座っていた1週間のうちで2回も。笑
ゲーミングチェアの中には「オットマン」と呼ばれる足置きを搭載したモデルがあるのですが、Zenosyne Premiumには非搭載。ガッツリ寝てしまった時は足を下げていたのが1回、足を他の椅子に上げて寝たのが1回。
オットマン無しでも寝られますし、ついていたらついていたで便利ですが、ゲーミングチェアの中でオットマンは故障しやすい部位NO.1。
足置きの代用はどれだけでのあるので問題無し。
4Dアームレストの可動域はちょっと足りない
アームレストには4Dアームレストを搭載しているのですが、僕の体型(T168cm/W65kg)では少し微妙でした。
ネジ止めを目一杯まで内側に寄せて、4Dも限界まで内側に寄せた時にアームレスト同士の間が54cm。
僕が自然な形で肘を置ける感覚が45cmくらいだったので、ちょっと広すぎるかなと感じています。大柄な男性や外国人にとっては最適な間隔かもしれませんが、女性でアームレストを多用する方にとっては少し間隔が広すぎるかもしれません。
日本国内のメーカーではありますが、アームレストだけは「これ本当に日本人向けに作ったの?」と疑問に思う設計だと感じてしまいました。
ファブリック素材は最高(夏場は心配)
座面は全体的にファブリック(布製)素材となっていて、この滑り止め感が座りやすさに直結していると感じます。
側面はもちろん背面もファブリック。
ちょうど頭の後ろあたりに「Zenosyne」のロゴが入っていますが、あまり凹凸感の無い刺繍なので、ゴツゴツ感は全くありません。
チェアのほぼ全面がファブリック素材なのでこれからの季節はあったかそうで嬉しいです。
逆に夏は汗が染み込んでしまいそうで少し心配ですが、今暖房を炊く気にはなれないので、夏場にこの記事に追記する元気があれば追記しようかを思います。(夏にこの記事をみた方、追記されていなかったら連絡をお願いします。笑)
クッション(ランバーサポート)は固定されていない
腰に当てるためのクッションはベルトなどで固定されていて高さの調節ができる製品もありますが、Zenosyne Premiumは全く固定されていません。僕的には固定されていると取り外すのに苦労するし、ここのクッションを無くしたことも無いので、固定されていない製品が好きです。
また、リクライニングする時にこのクションを枕として使うと最高。本当に寝心地最高で、作業部屋に仮眠ベッドを設置するか悩んでいたのですが、どうでも良くなってしまいました。笑
座椅子の昇降の機構は普通。
最後にチェアの高さ調節機能についてですが、普通の椅子と同じように座面下のレバーにて調節することができます。
手前に引きながら座れば下がる、お尻を浮かせば上がるという普通の機構です。チェア脚の方向にレバーを押し込むと「LOCK」となり昇降をロックできるはずなのですが、「LOCK・FREE」のどちらにセットしても昇降をロックすることができませんでした。
組み立ての際に噛み合いが悪い配置にしてしまったか?と思いましたが、ここをズラすことができない仕様だったのでミスは無いはず。初期不良の可能性もありますので、この点はメーカー様に質問してみます。
メーカー様に確認をさせて頂いたところ、この「LOCK・FREE」のロッキング(椅子自体の傾き)のロックということでした。座面下の大きな突起でロッキングの負荷を調整して、昇降レバーの押し込みでロッキング機能のオンオフを切り替える仕様です。
この点も説明書に記載が全く無いので、初見では分かりにくいポイントかもしれません...。
ちょこちょこ気になる点はあるものの、気に入った!
個人的に大きく気になった部分はアームレストの間隔が広すぎる点のみ、となるわけですが、全体的に見ると非常に好印象でお気に入りの椅子となりました。
別売りの回転台を付けることで座椅子としても使える万能なゲーミングチェアも珍しいので、座椅子として使いたいと思った時は追加購入してみようかと思います。
公式:»ZENOSYNE 「Zenosyne Premium」販売ページ
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